Kim's Room

ご無沙汰しておりますが、元気にしております。 2011.04.08 kim

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製作:2008年 イギリス 
原題:SENSE AND SENSIBILITY
監督:ジョン・アレクサンダー
出演:ハティ・モラハン Elinor Dashwood
    チャリティー・ウェイクフィールド Marianne Dashwood
    ルーシー・ボイントン Margaret Dashwood
    ジャネット・マクティア Mrs. Dashwood
    デヴィッド・モリッシー Colonel Brandon
    ダン・スティーヴンス Edward Ferrars
    ドミニク・クーパー Willoughby
    マーク・ゲイティス John Dashwood
    クレア・スキナー Fanny Dashwood

ストーリー:
#1: エリノア、マリアンヌ、マーガレットはダッシュウッド家の3姉妹。 父親が死去し財産を義兄が継ぐことになったため、ノーランド屋敷を出なければならなくなる。
#2: ウィロビーとの恋に浸るマリアンヌ。 そんな折、ブランドン大佐の領地へピクニックが決まるが、当日大佐はある知らせを聞くと急用ができたと言い去ってしまう。
#3: パーティーの翌朝、マリアンヌはウィロビーに手紙を書くが、返事は非情なものだった。 さらにジェニングス夫人から、ウィロビーが5万ポンドの資産家と結婚することを知らされる。 そんな折、ブランドン大佐は自分の過去をエリノアに明かし・・・  LaLaTVより


こちら、BBC制作のドラマということで、『高慢と偏見』のDVDの中で紹介されていた古いものかと思ったら、2007年にリメイクされたばかりのものだったのですね。
オースティンの小説の中では、『高慢と偏見(PRIDE AND PREJUDICE)』と共に、『分別と多感(SENSE AND SENSIBILITY)』という言葉遊びのようなタイトルがついている小説ですが、本作のほうが先に書かれ、長編第1作目とのこと。
1995年にはアン・リー監督で映画化もされていて、エマ・トンプソン、ケイト・ウィンスレットがダッシュウッド姉妹を、ヒュー・グラントがエドワード・フェラーズ、アラン・リックマンがブランドン大佐役を演じていました。 …が、邦題は『いつか晴れた日に』←何故???(^^;

本作も、安心と信頼のBBC制作ということで、原作に忠実にじっくり描かれていることはいうまでもなく、ロケーションもバッチリで、ノーランド屋敷をはじめとした豪勢なお屋敷も素敵でしたし、後に母娘たちが移り住んだ海辺のコテージも趣があって可愛い^^。 いつも俳優目当てで映画を観ている私ですが、BBCドラマは無名の俳優さんだったとしても全然OKですね。
…が、本作も脇を固めるベテラン勢は、ブランドン大佐役のデヴィッド・モリッシーは、私は未見ですが、ヒラリー・スワンクの『リーピング 』、『ウォーター・ホース』、シャロン・ストーンの『氷の微笑2』に出演していたようですし、日本ではこの秋公開のナタリー・ポートマンとスカ嬢がヘンリー8世の寵愛を競う『ブーリン家の姉妹』では、ノーフォーク公を演じているようです。 また、ダッシュウッド母娘をお屋敷から追放し苛め抜く、義兄の嫁役のクレア・スキナーは、『セカンドサイト』や『帰郷/荒れ地に燃える恋』でクライヴと共演していた女優さん。 また、ダッシュウッド姉妹の母親は、テリー・ギリアム監督の『ローズ・イン・タイドランド』で、魔女のようなデル役の女優さんだったようで、本作での上品で素敵なマダムぶりにほんとビックリですっ(@@;

さて、ドラマの内容についてですが、本作でも19世紀の英国での女性の立場の危うさを、改めて思い知らされましたね。 法律については詳しいことはわかりませんが、女性は資産を受け継ぐことが出来なかったため、『高慢と偏見』でも女の子しか生まれなかったベネット家の両親は、ベネット氏にもしものことがあったら、甥のコリンズ牧師に全財産が渡ってしまうとあって、娘達に条件の良い結婚をさせようと躍起になっていたのですが、本作でも、ダッシュウッド家の資産は前妻の長男ジョンが受け継いだために、父親を亡くした母娘は住んでいたお屋敷をジョン夫妻に追われ、田舎のコテージで慎ましく暮らすより他なくなってしまうのですよね。

が、そんな状況に追い込まれても、妹のマリアンヌの自由奔放さは相変わらずで、一方、姉のエリノアは、母親を支え家を切り盛りするしっかり者。
お年頃の二人には、それぞれ好きな人が出来るのですが、恋愛一直線のマリアンヌに対し、あくまで理性的に振舞うエリノア。 『分別と多感』というのは、この対照的な二人を表現しているんですね。
二人とも残念ながら失恋してしまうのですが、それにより本当の幸せを掴み取るあたりは、さすがオースティン印です!?
そういえば、オースティンは姉のカサンドラととても仲が良かったということですが、『分別と多感』にしろ、『高慢と偏見』にしろ、仲の良い姉妹がそろって幸せになるところが良いですね^^。

豪華キャストで映画化された『いつか晴れた日に』に比べると、本作はインパクトに欠けるかもですが、キャストのバランスは私はこちらの方が好きかも。 …が、ウィロビーは…(^^; 『プライドと偏見』でウィッカムを演じたルパート・フレンドくんのような俳優さんがイメージなんですけどぉ〜(^^;;;


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