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原題:ALATRISTE 監督:アグスティン・ディアス・ヤネス 原作:アルトゥーロ・ペレス=レベルテ 『アラトリステ』 出演:ヴィゴ・モーテンセン (ディエゴ・アラトリステ) エドゥアルド・ノリエガ (グアダルメディーナ伯爵) ウナクス・ウガルデ (イニゴ・バルボア) ハビエル・カマラ (オリバーレス伯爵) エレナ・アナヤ (アンヘリカ・アルケサル) アリアドナ・ヒル (マリア) ストーリー: 無敵艦隊を大英帝国軍に撃破されて以来、その栄華に陰りが見え始めた17世紀のスペイン。ここに、13歳より己の腕だけを頼りにたった一人で生きてきた孤高の剣士、アラトリステがいた。戦場では国王の傭兵として、また平時には最高の剣客としてその名を国中に轟かせていた。ある時、彼は戦場で命を落とした友の最期の頼みを果たすべくマドリードに戻ると、彼の息子イニゴを引き取り育てる。そんなアラトリステは、人妻でもある人気女優のマリアと許されぬ逢瀬を重ねていた。やがて、“イギリスから来た異端者ふたりを殺せ”という奇妙な依頼を受けたことから、思いもよらぬ陰謀の渦に巻き込まれていくアラトリステだったが…。 allcinemaより 初公開年月:2008/12/13 こちらは2006年に制作されたもので、『ボルベール』、『パンズ・ラビリンス』、『サルバドールの朝』などと共に、 一昨年のスペインの映画賞、ゴヤ賞で多数ノミネート&受賞していた作品ですね。 17世紀の孤高の剣士アラトリステ(架空の人物)の生き様を描いた原作はスペインではベストセラーということですが、その映画化にあたり、スペイン映画史上最高額の制作費(28,000,000ユーロ)が投じられたということです。 ということで、やっと当地でも上映されたので早速観に行ったのですが……。 本作は、エリザベス1世の英国海軍に、アルマダの海戦で無敵艦隊が敗れた後の、17世紀のスペインが舞台との事。 隆盛を誇っていた帝国も徐々に衰退していく頃とかで、背景に何があったのか、スペインの国内はどうだったのかなど、私は歴史的な部分に興味があったのですが、本作はあくまでアラトリステ伝説を描いたもので、歴史的な部分は自分で勉強しないとダメみたいですね。 なので、145分という上映時間は私的には長く感じてしまったかも…(^^;;; アラトリステは腕の立つ剣士のため、フェリペ4世の代わりに国政を取り仕切るオリバーレス伯爵などに重用されるのですが、所詮使い捨ての傭兵の悲哀なんかを感じた映画でした。 が、勇敢に戦い、愛に生きるアラトリステの生き様は間違いなくカッコ良かったです。 本作はスペインがマジで作った史劇ということで、セットや衣装などは見事でしたね。 主演はハリウッド俳優のヴィゴ・モーテンセンでしたが、完全なスペイン語劇。 (ヴィゴは11歳までアルゼンチンに住んでいたのでスペイン語も話せるのだとか。) というか、上のポスターの通り、17世紀の剣士役のヴィゴは『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルンを彷彿させるカッコ良さ、活躍で、彼を目当てに観に行かれた方は大満足だと思います。 他のキャストも、フランドルの戦いでアラトリステが助け、その後も親交があったグアダルメディーナ伯爵に『オープン・ユア・アイズ』のエドゥアルド・ノリエガ。 コスチューム劇では皆男前に見えますが(笑)、彼にはやっぱ華がありますね。 国政を取り仕切るオリバーレス伯爵役のハビエル・カマラは、『トーク・トゥ・ハー』など、ペドロ・アルモドバル監督作品では欠かせない俳優さん。 アラトリステの愛人マリア役のアリアドナ・ヒルは、『パンズ・ラビリンス』でパンの母親役の女優さんとか。 で、義息(亡き親友の息子)イニゴ役のウナクス・ウガルデは、スペイン期待の若手俳優なんですかね。 フィルモグラフィーを見ても、『宮廷画家ゴヤは見た』など最近の話題作に多く出演してますね。 ルックスも『ラスベガスをぶっつぶせ』のジム・スタージェスくんをハビエル・バルデム風味にした感じ?(笑) なかなか素敵です。 『チェ 28歳の革命』にも出演しているようなので観に行った際にはチェックしなきゃです。 ということで、主演のヴィゴこそスペイン俳優ではないものの、キャスティングにおいてもスペインを代表するような映画を作ろうとした力の入れようを感じる映画でした。 |

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