Kim's Room

ご無沙汰しておりますが、元気にしております。 2011.04.08 kim

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イメージ 1製作:2002年 イギリス/ドイツ/アメリカ 
原題:DOCTOR ZHIVAGO
監督:ジャコモ・カンピオッティ
原作:ボリス・パステルナーク
出演:ハンス・マシソン (ユーリ・ジバゴ)
    キーラ・ナイトレイ (ラーラ)
    サム・ニール (コマロフスキー)
    アレクサンドラ・マリア・ラーラ (トーニャ)
    クリス・マーシャル (パーシャ/ストレリニコフ)



原作はソ連の作家ボリス・パステルナークの同名小説で、オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティ主演で1965年に映画化もされていますね。 なのでタイトルくらいは知っていたと言うか、タイトルしか知らないのに知っている気になっていたというか…(^^;
今回LaLaTVの放送で、前編後編合わせて4時間超のドラマで観ることができたのですが、こういう風にみっちりきっちり描かれた文芸ドラマは面白いですね〜^^。
ちなみに、こちらDVD化もされているようですが、120分って?? 約半分にカットされちゃったの? 想像するのが怖いかもっ;;;


ストーリー:
本作は、帝政ロシア末期〜ロシア革命が起こるあたりの激動の時代を背景に、医師ユーリ・ジバゴの人生を描いたものですね。
ユーリの父親はコマロフスキーの裏切りで自殺してしまい、幼いユーリは親戚のグロメコ夫妻に引き取られ、一人娘のトーニャと兄妹のように育ちます。
成長したユーリは詩人としての才能も持ち合わせるロマンチックな医学生になっていて、相変わらずトーニャとは仲良く、青春を謳歌していました。
そんな時、運命の女性ラーラと出会うのですが、ラーラもまたコマロフスキーに人生を狂わせられてしまうのです。
ユーリは皆に祝福されトーニャと結婚し、ラーラもコマロフスキーを振り切るように友人パーシャと結婚します。
時代は戦争や革命運動により大きく変貌しつつあり、ユーリは軍医として徴兵され、ラーラにコマロフスキーとの関係を知らされたパーシャも、悩んだ末ラーラに何事も告げず従軍してしまいます。
従軍したパーシャを探し歩くラーラは、軍医として働くユーリと偶然再会するのですが、二人にとっては、この再会がユーリとラーラとしての出会いであり、その後二人は激しく惹かれあってしまいます。 それぞれ家庭との狭間で悩み、そして、そんな二人の前にはコマロフスキーが立ちはだかり……。


本作では、時代が変化しても変われない、不器用で純粋なユーリ・ジバゴを通して、戦争や革命がもたらしたものについて考えさせられたのですが、ユーリ、ラーラ、トーニャ、パーシャの生き方についてもじっくり描かれていて、見応えのあるドラマでした。

従軍前は幸せに暮らしていたユーリでしたが、帰ってみると家は革命政府のものになっていて、就職した病院では病人達の実情を訴えると反逆者としてリストに載ってしまい、モスクワを離れることを余儀なくされてしまいます。
また、ラーラとの再会もユーリの人生をさらに破滅へと追いやるのですが、妻トーニャや家族を大切にするユーリでしたが、詩人でもある彼にとってインスピレーションを与えてくれるラーラはかけがえのない存在。 ”魂が二つあればいいのに…” トーニャとラーラの狭間で苦しむことになってしまいます。
ユーリのことを誰よりも理解しているトーニャは、ユーリが自分の許へ帰ってくるのを待つしかないことを悟るのですが、そんな彼女の決断も辛かったですね。
ラーラもまた、時代の犠牲者と言えると思うのですが、女手一つで店を切り盛りし、娘を育てたラーラの母は、コマロフスキーのような男に頼る他なく、美しく成長したラーラもコマロフスキーの手にかかってしまいます。 そのことはラーラ自身にとっても酷く後悔することになるのですが、後に夫となるパーシャには許しがたいこと。 結局パーシャの人生をも破滅させてしまうのです。
時代に翻弄された人々に、ラストはもう泣くしかありませんでしたね……。


本作は、トーニャ役のアレクサンドラ・マリア・ラーラを除き、主要キャストの殆どが英国俳優。 なので、集中して観ていると英国のドラマを観ている錯覚に陥ってしまい、”ユーリ”とか”トーニャ”といったロシア人名を聞いたり、凍てついた風景を見て、あ、ロシアのお話なんだ;;;と思い直すこともしばしば…(^^;

ドクトル・ジバゴ役のハンス・マシソンは、名前ではピンと来なかったのですが、リーアム・ニーソンの『レ・ミゼラブル』で、クレア・デインズ演じるコゼットの恋人、マリウス役の俳優さんですね。 ロマンチックで誠実なドクトル・ジバゴにぴったりな俳優さんでした。
ラーラ役のキーラは、『ベッカムに恋して』のあたりの作品になると思うのですが、文芸ものの映画に出演することの多い彼女は、こんなところでじっくり演技を磨いていたのですね〜。
トーニャ役のアレクサンドラ・マリア・ラーラは、『ヒトラー 〜最期の12日間〜』で、ヒトラーの秘書ユンゲを演じていた女優さんですね。 とても魅力的なトーニャだったので、ラーラに惹かれるユーリの気が知れないと思うことも…(^^;
そして、悪徳コマロフスキーはサム・ニールが演じていたのですが、好きな俳優さんなので、嫌いになれないというか、でも、最終的に憎らしいと思わせたのはサスガでした^^。

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