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原題:I'M NOT THERE 監督:トッド・ヘインズ 出演:クリスチャン・ベイル (ジャック/ジョン牧師) ケイト・ブランシェット (ジュード) マーカス・カール・フランクリン (ウディ) リチャード・ギア (ビリー) ヒース・レジャー (ロビー) ベン・ウィショー (アルチュール) ジュリアン・ムーア シャルロット・ゲンズブール ミシェル・ウィリアムズ ストーリー: 詩人のランボーに傾倒する青年が男たちにプロテスト・ソングを止めた理由を問われ、詩人らしい言葉で応じていく。ウディ・ガスリーに憧れる黒人少年が放浪の末に一人のブルース・シンガーの家に転がり込むが…。その他、プロテスト・フォークの世界で時代の寵児となる新人シンガー、仕事の成功と裏腹に結婚生活で破綻を迎える映画スター、フォーク・ソングと決別し観客から裏切り者と罵声を浴びるロックスター、田舎で隠遁生活を送るアウトローといった様々な人格のボブ・ディランが登場し、彼の多面性と波乱に富んだ人生が多彩なスタイルで描かれていく。 allcinemaより 初公開年月:2008/04/26 私もその昔洋楽ばかり聴いていましたが、ボブ・ディランの世代ではなかったので、彼の楽曲は有名な曲を数曲知っている程度といったところです(^^; なので、ディランについては殆ど知識がないまま、ヒース・レジャーやケイト・ブランシェット目当てでの観賞だったのですが…。 …この映画、ボブ・ディランについての知識がないと、観ている最中は結構辛い映画かも? 私も観終えてからWikipediaなどで調べたのですが、クリスチャン・ベイルが牧師なのも、リチャード・ギアがビリ・ザ・キッド風なのも、ベン・ウィショーがアルチュール・ランボー風なのも、それなりに理由があったのですね。 それに、劇中に出てくるイーディ・セジウィックを思わせる女性や、ビートルズを思わせるグループなど、全てがパロディっぽくって、ボブ・ディランの人生や交友関係などを知っていたら、もっと興味深く観れたような気がします。 で、前述のように、殆ど知識がないまま観てしまった私としては、これら沢山のエピソードがギュっと入り組んでいるストーリーには、観ていて疲れたと言うか、味わう間もなく場面が変わってしまうので、のめり込んで観る事はできませんでした。 が、バックで絶えず流れているディランの曲は心地よかったので、途中から雰囲気を楽しむことに専念したのですが、結局何だったんだろう?(笑) 主要キャストの6人全員がボブ・ディランの一部分を表現しているということなので、彼自身が複雑で掴み所のない人なのかも?という結論で納得している感じの私です(^^; で、お目当てのヒース・レジャー、先日観た『キャンディ』では苦い思いが残ったので、本作での恋する俳優役は、観ていて嬉しかったのですが、やがて仕事での成功とは裏腹に離婚を余儀なくされ、娘たちと引き離されるシーンは、やはり現実と重なり観ていて辛かったですね…。 本作で、ゴールデン・グローブ賞やインディペンデント・スピリット賞などで助演女優賞を獲得し、オスカーノミニーにもなったケイト・ブランシェットは、唯一女性でディランを演じていました。 絶えずタバコを吸って、ぼさぼさの髪で目をしょぼしょぼさせる感じは、とてもディランぽく(よくは知りませんが^^;)、硬い体の線は男性そのものだったかも;;; が、やはり、ケイトはケイトだし、ヒース・レジャーもリチャード・ギアもディランに見えるわけじゃなかった。 それぞれの範疇でディランを表現していたという風に感じたのですが、パーツの組み合わせで見事なデザインに仕上がるパッチワークのように、見終えるとボブ・ディランの人生が見えたように思えました。 本作は、先のインディペンデント・スピリット賞で、ロバート・アルトマン賞(アンサンブル演技作品賞)を受賞していましたが、結構納得ですね^^。 |

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