Kim's Room

ご無沙汰しておりますが、元気にしております。 2011.04.08 kim

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イメージ 1製作:2007年 イギリス/アメリカ/オーストラリア/日本 
原題:CONTROL
監督:アントン・コービン
出演:サム・ライリー (イアン・カーティス)
    サマンサ・モートン (デボラ・カーティス)
    アレクサンドラ・マリア・ラーラ (アニーク・オノレ)
    ジョー・アンダーソン (フッキー)
    ジェームズ・アンソニー・ピアソン (バーナード・サムナー)
    トビー・ケベル (ロブ・グレットン)
    クレイグ・パーキンソン (トニー・ウィルソン)
    ハリー・トレッダウェイ (スティーヴン・モリス)
    リチャード・ブレマー ケヴィン(イアンの父)

ストーリー: ニュー・オーダーの前身“ジョイ・ディヴィジョン”のヴォーカルとしてカリスマ的な輝きを放ちながらも、内面に孤独と苦悩を抱え、わずか23歳の若さで自ら命を絶った伝説のロック・ミュージシャン、イアン・カーティスの短くも波乱に満ちた後半生を、モノクロ・フィルムの繊細な映像で綴る音楽伝記ドラマ。原作はイアンの妻デボラ・カーティスの『タッチング・フロム・ア・ディスタンス イアン・カーティスとジョイ・ディヴィジョン』。
 1970年代、デヴィッド・ボウイやイギー・ポップに憧れるロック青年イアン・カーティスは、ライヴ会場で後に妻となる女性デボラと出会い、恋に落ちる。やがて、デボラとごく普通の家庭を築きながらも、同時にバンド“ジョイ・ディヴィジョン”のヴォーカルとして大きな名声を獲得していく。そんな中、愛人アニークとの関係や癲癇の病が彼の精神を次第に追い詰めていくようになる。 allcinemaより
初公開年月:2008/03/15


こちら、今年初めの英国アカデミー賞で、作品賞でのノミネートを始め、サマンサ・モートンが助演女優賞で、主演のサム・ライリーもライジング・スター賞にノミネートされていたので、楽しみにしていた作品です。 
が、当地では、”ま、いつものことですが…^^;” な、2ヶ月遅れ〜。 トホ…。

1970年代後半といえば、UKロック的には、セックス・ピストルズのようなパンクロックは私的には好みじゃなかったものの、ポリスや、ポール・ウェラーの The Jam などは聴いていたのに、ジョイ・ディヴィションやイアン・カーティスは知りませんでした…(^^;
が、ニュー・オーダーの前身と聞いて興味があったし、何と言っても、トレイラーのイアン・カーティス (サム・ライリー) がめちゃ好み^^ これは、映画を観るとサム・ライリーに恋しちゃうかも〜?とワクワクしていたのですが……。

この間、思いがけないところでサム・ライリーを発見してしまいましたよ;;;
それは、既に閉幕してしまいましたが、第61回カンヌ国際映画祭の開会式のレッドカーペットの上。
彼は、審査員を務めたドイツ人女優、アレクサンドラ・マリア・ララをエスコートしていたのでした(^^; 彼女は、本作でイアンの愛人アニークを演じているのですが、その共演からお付き合いに発展したみたいですね。
  ふ〜ん、 ち。 (はい?笑)
なので、あまり好みの俳優さんじゃなければいいな…とか、自虐的な感情で観に行ったりしたのですが(笑)、映画で観たサム・ライリーは…、  はぁ〜、やっぱ素敵す。 惚れちまったです(^^;

実在のミュージシャンの人生を描いた映画もいくつか観ていますが、本作は人間ドラマとして見応えのあるものでしたね。 原作は、イアン・カーティスの妻、デボラが書いた『タッチング・フロム・ア・ディスタンス』。 
なので、ジョイ・ディヴィジョンのファンで、彼のミュージシャンとしての生き様を知りたいと思う人には、期待した内容と違うものが描かれているかもです。

ストーリーのメインは、イアンとデボラとの夫婦関係だったように思います。
出会って間もなく”僕達は結婚するべきだ”と結婚し、”子供を作らないか?”とデボラが妊娠。 こちらは、彼が23歳で自殺してしまったことを知っているので、この軽いノリのプロポーズ、子作り宣言には、どれだけの決意があったのだろう?と疑問に思ってしまいました…。
…が、イアンは、一般的なミュージシャンのイメージとは違い?、かなり真面目に日中の仕事にも取り組んでいてビックリ。 職安での仕事は、バンド活動が忙しくなって両立することが不可能になるまで続けていました。 薬指の結婚指輪もずっとつけたまま。 YouTubeにアップされている、イアン本人の動画などを見ても、ちゃんとつけているのが確認できます。

が、ツアーなどで家を空けることも多くなり、彼は次第に家での居場所をなくしてしまいます。 鬱病のせいか、家族にも友人にも嫌われていると思い込んでしまい、愛人のアニークに居場所を求めるイアン…。 が、デボラに浮気を問い詰められて惨めな思いをしても、やはりデボラの元へ帰ろうとします。 自由で自立したアニークに愛され、デボラには離婚してもいいと言われているのに、なぜイアンはデボラの元へ帰ろうとするのか…。

家庭も、バンドも、欝や癲癇の病気も、何もかもコントロールできなくなったイアンは、やはりデボラの元へ行き、そして命を絶ってしまいます。 何故デボラの元でだったのか…。(助けて欲しかったのでしょうが、でも…)
本作は、デボラの著書を元にしているので、イアンの本心は想像するしかありません。

夫婦間の問題なんて、とても普遍的なテーマで、何もロック界のカリスマ、イアン・カーティスを題材にして描く必要は無かったのかもしれません。 が、イアンの人生だったからこそ、彼が抱えたものは特別で大きかったからこそ、デボラに対する思いを知りたかったし、彼の本心がほんと知りたかった。

確か、”25歳を過ぎて生きている価値はあるのか?” というようなコピーも付いていたと思うのですが、最初は”何を勘違いしているんだか?”と、イアンに対して批判的な感情で見始めたのですが、23歳という若さで、妻子を残し、バンドやファンを残し、自ら命を絶ってしまったイアンに対して、少なくとも彼は真剣に生きたと思ったし、彼の抱えたものの重さや、深い苦悩に胸が詰まりました…。

ジョイ・ディヴィジョンのファンの方には怒られそうですが、神様は、間違えてイアンに天才ミュージシャンとしての才能を与えてしまったのでは? とも思ったり…。
が、それは多分本作ではジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーティスという部分があまり描かれていなかったためだろうとも思われ、東京などでは今上映中? 当地でも来月には観れそうな、その名も『ジョイ・ディヴィジョン』というイアン本人が出演のドキュメンタリー映画も観に行かねば。


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