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原題:JOY DIVISION 監督:グラント・ジー 出演:ニュー・オーダー トニー・ウィルソン アニーク・オノレ ピーター・サヴィル アントン・コービン ストーリー: 1976年、イギリスのマンチェスターで、セックス・ピストルズのライブに衝撃を受けた4人の若者がバンドを結成する。ナチス・ドイツ将校専用の慰安所“ジョイ・ディヴィジョン”というバンドで、瞬く間にスターダムへとのし上がっていくが、 4年後の1980年、アメリカ・ツアーへ出発する前日にボーカルのイアン・カーティスが自殺をしてしまう。(シネマトゥデイ) 初公開年月:2008/05/17 先月、サム・ライリー、サマンサ・モートン主演の『コントロール』を観て、ジョイ・ディヴィジョン(イアン・カーティス)”に興味を覚え、是非とも観たかった作品です。 が、当地ではたった1週間のみの上映で、最終日だった昨日、やっと観に行くことができました(^^; 『コントロール』は、イアンの妻、デボラさんの手記を元に制作した映画だったのですが、こちらは、ジョイ・ディヴィジョンのメンバーで、イアンの死後”ニューオーダー”として活躍しているメンバーの証言、また、当時の彼らと関わった人々の証言で作られたドキュメンタリーでした。(なんと、イアンの愛人だったアニークさんも出演していて驚いたのですが、今も素敵な女性でしたね〜) 最初はジョイ・ディヴィジョンの背景であるマンチェスターの近代史やミュージックシーンについて。 それから4人の出会い、バンド活動、イアンの苦悩、そして自殺についても語られていました。 語られている内容にしろ、時代を感じる映像にしろ、私もたまたま『コントロール』を観ていたので何とかついて行けましたが、完全にジョイ・ディヴィジョンのファン向けに作られたマニアックなものでしたね。 が、1970年代後半、英国の地方都市のバンドがメジャーになる過程は興味深いものでした。 さて、”なぜ、イアンは全米ツアーを前にして自殺してしまったのか…”について。 『コントロール』でも癲癇発作を起こすようになってしまったイアンが、ステージ上でも倒れてしまったり、ステージに上がることができなくて大騒ぎになってしまったり、また、その薬の服用で精神的にも不安定になっていたことは描かれていましたが……。 イアンは普段は温厚で知的な人だったようですが、二面性があったとか。 特にステージ上ではドラッグをやってるわけでもないのにトランス状態になっていたそうです。 彼の内面から書かれた詩も精神的で重いものが多かったようですが、責任感の強い彼のこと、観客を楽しませなければ…と、自分を別次元へと追い込んでいたのでは?? なので、ステージに穴を空けてしまったことは、イアンにとってはかなりショックなことで、とても気にしていたそうですが、興行の規模も段違いとなる全米ツアー、また、その後もたらされることがプレッシャーになっていただろうことは想像できます。 バンドがナショナルメジャーへと上り詰めようとしていた時、他のメンバーたちとイアンとでは見ていたものが違っていたのでしょうね。 2枚目にして最後のアルバムとなった『クローザー』に書かれた詩…。 あるバンドのメンバーは、後にデボラの本を読んで、初めて詩の意味を知り、イアンの精神状態を知ったそうです。 何故イアンは全米ツアーを前に、離婚寸前のデボラの元へ行ったのか…。 『コントロール』を観て、一番知りたかったことだったのですが、なんとなく理解できたような……。 渦中にいなかったデボラだけが、そんなイアンを理解し、救ってくれると思ったからなのかな……? |

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