Kim's Room

ご無沙汰しておりますが、元気にしております。 2011.04.08 kim

英国ドラマ

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イメージ 1製作:2006年 イギリス 
原題:JANE EYRE
監督:スザンナ・ホワイト
原作:シャーロット・ブロンテ
出演:ルース・ウィルソン(Jane Eyre)
    トビー・スティーヴンス(Edward Fairfax Rochester)
    ジョージー・ヘンリー(Young Jane Eyre)
    フランチェスカ・アニス(Lady Ingram)
    クリスティーナ・コール(Blanche Ingram)
    ロレイン・アシュボーン(Mrs. Fairfax)
    パム・フェリス(Grace Poole)
    エイダン・マクアードル(John Eshton)

ストーリー:
#1: 両親亡き後、唯一の肉親である伯父に引き取られていた少女ジェイン・エア。しかしその伯父も亡くなり、伯母やいとこたちに疎まれながら暮らしていた。まるで捨てられるかのように全寮制の女学校へ送られたジェインは、劣悪な環境の中、いつか広い世界へ旅立つことを夢見て勉学を身に着けていく。母校で教師になったジェインは、学校を出て住み込みの家庭教師として働くことに。
#2: 何者かに焼き殺されかけたロチェスターだが、社交界に出かけてしまう。邸内の不気味な塔にただ一人出入りする使用人グレースに疑惑を抱きながらも、ジェインは心浮き立たせてロチェスターの帰りを待っていた。すると彼は、ソーンフィールド邸に大勢の客を連れて帰ってきて・・・。
#3: 伯母リード夫人の最期をみとったジェイン・エア。実は財産のある伯父がいたのだが、ジェインへの憎しみにとらわれていたリード夫人はそれを隠していたのだった。そんな告白を聞いてもジェインの心は穏やかだった。彼女は浮き立つ思いでソーンフィールド邸へ帰る。
#4: ソーンフィールド邸を飛び出したジェインは、荒野をさまよって力尽きたところでセント・ジョンという若い牧師に救われる。セント・ジョンと妹2人の介抱で回復したジェインは、自分の名前や過去を隠したまま、村の子ども相手の教師として働き始めた。1年が過ぎたある日ー。  LaLaTVより


昨日記事にした『ジェイン・オースティンの読書会』で、ジョスリン(マリア・ベロ)もオースティンの他に愛読しているのがブロンテ姉妹ということでした。
私は、オースティンには嵌りに嵌って、原作なども読んでいますが、ブロンテ姉妹の作品は、エミリーの『嵐が丘』(ジュリエット・ビノシュ&レイフ・ファインズ主演作)をDVDで観たくらい(^^;

で、シャーロットの自伝的小説と言われている『ジェイン・エア』なのですが、こちらも何度か映画化、ドラマ化されているようですね。 最近では、1996年にシャルロット・ゲンズブール&ウィリアム・ハート主演で映画化されています。
また、先ごろ、『ジュノ』で話題をさらったエレン・ペイジ主演でリメイクされるとニュースになっていましたが、彼女は嵌るでしょうね〜! ロチェスター役が誰になるのか、キャスティングも気になります^^。 eiga.com

ということで、この度のLaLaTVの放送を楽しみにしていたのですが、やっぱ面白いですね〜!
制作は信頼と安心のBBC。 1話50分ほどで、全4話からなるTVMでした。

引き取られた先の伯母や従姉妹たちに虐められた幼少期。 その辛い経験でジェインの孤高な性格が出来上がったと思うのですが、そんなジェインをそのまま受け止めてくれるロチェスターとの出会い…。
ジェイン役の女優さんがまた、役にぴったりで、他人に甘えることが出来ないいじらしさを応援したくなっちゃうんですよね。

ロチェスターも慣習に囚われずに真っ直ぐジェインを愛せる意志の強い男性なのですが、演じている俳優さんがまた、イギリスにこんな俳優さんがいたんですね〜! と思ってallcinemaを調べたら、『十二夜』、『オネーギンの恋文』、『抱擁』、『炎の英雄シャープ』と、観たことのあるタイトルがずらずら〜っと。 あれ?(^^;
ちなみに、トビー・スティーヴンスという俳優さん、『十二夜』ではオーシーノ公爵、『オネーギンの恋文』ではオネーギン(レイフ・ファインズ)の友人レンスキー、『抱擁』ではローランド(アーロン・エッカート)の友人でライバルでもあるウルフ、『炎の英雄 シャープ 〜新たなる挑戦 マハラジャの城砦』ではマハラジャに取入り影で操っているドッド将軍でした。 へぇ〜!
あと、ピアース・ブロスナンの『007/ダイ・アナザー・デイ(2002)』で、敵役グスタフ・グレーヴス役を演じているようです。(こちらは記憶ナシ^^;)

横道に逸れてしまいましたが、これ以上お似合いのカップルはいないと思われた二人だったのに、ジェインの運のなさが気の毒で気の毒で……。
そんなこんなで、最後まで思いっきり感情移入して観ちゃったドラマでした。

ところで、たまたま私が観た映画やドラマがそうだっただけかもですが、『嵐が丘』に出てきたお屋敷にしろ、本作のロチェスターのお屋敷ソーンフィールドにしろ、お城のように堅固で厳しい印象で、物語の成り行きを連想させられたのですが、ソーンフィールド・ホールもカントリーハウスなんですね。
カントリーハウスというと、オースティンの『高慢と偏見』に出てくるダーシーの壮麗なお屋敷、ペンパリーが思い浮かぶのですが、随分印象が違います。
が、それが、ブロンテ姉妹とオースティンの作風の違いにも通じるのかしら?とも思い…。 実際のブロンテ姉妹の小説はどうなんでしょう。 エレン・ペイジのリメイク作が出来上がる頃までには、是非読んでみたいと思います(^^;  Wikipedia:カントリー・ハウス


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イメージ 1製作:2007年 イギリス 
原題:Extras Christmas Special
監督:リッキー・ジャーヴェイス
    スティーヴン・マーチャント
出演:リッキー・ジャーヴェイス
    アシュレー・ジェンセン
    スティーヴン・マーチャント
    ショーン・ウィリアムソン
ゲスト出演:クライヴ・オーウェン
    ジョージ・マイケル
    デヴィッド・テナント

ストーリー: 映画・TVのエキストラから成長し、スターになる夢をかなえたアンディ(リッキー・ジャーヴェイス)だったが、そんな生活に虚しさを感じ、エキストラ時代の仲間の女性マギー(TV「アグリー・ベティ」のアシュレー・ジェンセン)との間にも距離が生まれてしまって… WOWOWより


「エキストラ2:スターに近づけ!」は、今年のゴールデン・グローブ賞のTVシリーズ、コメディ/ミュージカル部門で作品賞を受賞、主演のリッキー・ジャーヴェイスも主演男優賞にノミネートされた作品です。 ジャーヴェイスは昨年の第59回エミー賞では、本作でコメディ・シリーズ部門の主演男優賞も獲得していますね。

レギュラーシリーズは、英国では2005〜06年にBBCで放送され、オーランド・ブルーム、ベン・スティラー、ダニエル・ラドクリフなど、毎回有名スターが出演したことでも有名です。
日本ではWOWOWでの放送なのですが、スカパーでアナログWOWOWを視聴している我が家では観ることができず…(T^T) が、最終回だけはラッキーなことに観ることが出来ました!
レギュラー放送は30分とのことですが、英国ではクリスマスシーズンに放送された最終回スペシャルは1時間半ほどの拡大版で、ゲストもクライヴ・オーウェン、ジョージ・マイケル、デヴィッド・テナントと豪華。

監督&主演のリッキー・ジャーヴェイスは、前作「The Office」でもエミー賞を受賞してますが、本国イギリスでは〜 略(笑) 〜 ジャーヴェイスに馴染みの無い方も多いかと思いますが、『ナイト・ミュージアム』で、ベン・ステイラーをクビにしようとした博士役の俳優さんです^^。


で、やっと『エキストラ2』の内容について(笑)
こちらはジャーヴェイスが工場長に扮してギャグをかますコーナーと、ゲストを招いて、エキストラに扮するコーナーがあるのかな?
『ナイト・ミュージアム』ではいたって真面目だったので、ジャーヴェイスのギャグは工場長役で初めて観たのですが、なかなか結構面白い!! このシリーズは毎週見ていたらお気に入りになってたかも^^。

で、エキストラのコーナーでは、ゲスト達は普段からは想像できないような行動や発言を繰り返し、リッキー達が演じる売れない役者達が困惑するというスタイルで人気を博してきたのだそうですが、こちらはちょっと微妙〜かな〜(^^;
私はぶっちゃけ彼が目当て観ました!なクライヴは、彼のファンのマギーをブス呼ばわりするし、挙句、”おいおい、俺はクライヴ・オーウェンだぜ?”みたいな大物発言するし(汗) 最初はコーナーの趣旨を知らなかったからビックリ;;;  が、アクションシーンはカッコ良かったし、クライヴの声は、”ブタのエサ”とか”腐ったキャベツ”とか言っていても、やっぱ素敵よね(笑笑〜)

ジョージ・マイケルは、(スティングにチクられて捕まったとか言ってましたが?)公園清掃のボランティアをしてましたし(^^;、BBCのもう一つの看板番組?『ドクター・フー』に出演で一躍売れっ子になったデヴィッド・テナントは……、 ドクター・フーって、いつも、あぁテンションが高いんですか?(笑)

工場長のギャグで売れっ子タレントだったのに、勝手に番組終了を宣言し、ハリウッド進出を目論むも、選り好みしている間に誰にも相手にされなくなり、落ち目になったアンディ…(^^;
何でも、ジャーヴェイスもこれを最後に「エキストラ〜」を制作しないと明言しているそうで、今回がシリーズ最終回なんだとか。
……こちら自虐ネタでも入っているのでしょうか? 何か凄〜くリアルで苦笑い〜;;;



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イメージ 1製作:2005年 アメリカ/イギリス 
原題:ELIZABETH I
監督:トム・フーパー
出演:ヘレン・ミレン (エリザベス1世)
    ジェレミー・アイアンズ (レスター伯 ロバード・ダドリー)
    ヒュー・ダンシー (エセックス伯 ロバート・デヴァルー )
    バーバラ・フリン (スコットランド女王 メアリー・スチュアート)
    パトリック・マラハイド (フランシス・ウォルシンガム卿)
    イアン・マクディアミッド (バーリー卿 ウィリアム・セシル)
    トビー・ジョーンズ (ロバート・セシル)
    サイモン・ウッズ (ギルバート・ギフォード)

<ストーリー>
前編: 16世紀後半のイングランド。即位して20年になるエリザベス女王(ヘレン・ミレン)は未だに結婚を拒み続けていた。女王は穏健派カトリック国フランスの公爵との政略結婚を決意するが、長年の愛人レスター伯(ジェレミー・アイアンズ)らの反発に遭い断念。だが、レスター伯が密かに結婚していた事実が明らかになり、彼を王宮から追放する。しかし、彼女を異端者として破門したローマ教皇や、親戚に当るスコットランド女王メアリーによる自分の暗殺計画に気づいた女王は、レスター伯と復縁。計画に関わった人間の血の報復を開始する。

後編: 宿敵スペインの無敵艦隊に大勝し、イングランドの救世主となったエリザベス女王。彼女の心はレスター伯の義理の息子エセックス伯(ヒュー・ダンシー)へと移る。立身出世を急ぐエセックス伯は、エリザベスの寵愛を後ろ盾に、枢密院の顧問官に就任。その傍若無人な行動も、彼を溺愛するエリザベスには若さゆえの過ちとしか映らなかった。だが、エセックス伯が彼女の主治医ロペスを無罪の罪で死刑に追い込み、顧問官ウォルシンガムの娘を妊娠させたと知り、エリザベスはついに彼と決別。そして、そんな2人を運命は残酷に弄ぶ・・・。 HMVより


2006年のヘレン・ミレンは、本作でのエリザベス1世役、『クイーン』でのエリザベス2世役とWエリザベスの熱演で、オスカーやGG賞、母国英国のアカデミー賞など、映画賞総なめの活躍でした。
そんな話題作のためか、DVDがリリースされてもなかなかレンタルできず、この度やっと観ることができたのですが、前・後編あわせて223分という大作ドラマで、見応えがありましたね〜、大満足です^^。

エリザベス1世というと、やはりケイト・ブランシェット主演の映画『エリザベス』、さらにその続編『〜ゴールデンエイジ』と比べてしまうのですが、華麗でカッコいい、ケイト:エリザベスに対して、ヘレン:エリザベスは、即位後20年頃(1578年)から始まる本作に当然のことながら無理が無く、年齢による威厳や悲哀が良く出ていて、リアリティがありました。

実はそのリアリティって結構大切だと思うのですが、フランスのアンジュー公とお見合い?したのは1581年とのことですが、その時エリザベスは48歳くらいでアンジュー公は22歳年下ということですので26歳くらい。 王族の政略結婚には年齢差などは関係ないとは思うのですが、既にエリザベスに世継を期待するのは難しいというのもわかるし、アンジュー公を前にはしゃいでいる女王に、女官達が少女にでもなったつもりかしらと陰口を叩いていたのも納得(^^;

で、スコットランド女王メアリーの処刑などでスペインの無敵艦隊が攻めてきた1588年には、エリザベスは既に55歳くらい。 その年レスター伯が亡くなり、エリザベスの寵愛は既にレスター伯の義理の息子エセックス伯に移っているのですが、エセックス伯は22歳くらい。 エセックス伯を猫可愛がりするエリザベスと、女王に甘やかされていることで勘違いしているエセックス伯の滑稽さもリアルすぎてイタかったです;;;(でもイケメンはやはり可愛ですよね〜。ミーハーな私は気持ちがわかるだけに辛い…^^;)


歴史物の映画やドラマを観ていると、だんだん点が線に繋がる快感を覚えたりもするのですが、そんな時、きちんと史実に沿って作られていると、ますます歴史にも興味が湧くんですよね^^。

最近スカパーでヴァロワ朝末期のフランス宮廷を舞台にした『王妃マルゴ』が放送されていたので録画がてら再見したのですが、エリザベスの暗殺を謀ったとして処刑されるスコットランド女王メアリーはマルゴの長兄の嫁で、エリザベスとお見合いしたアンジュー公はマルゴの弟フランシスになるんですよね。
(映画『王妃マルゴ』で、パスカル・グレゴリーが演じていたマルゴの兄(後のアンリ3世)もアンジュー公と呼ばれていたので、彼がお見合い相手だと思ったら、Wikipediaによると更に弟がいたのですね。François, Duke of Anjou)
マルゴとナバラ王アンリ(後のフランス王アンリ4世)の結婚は、フランス宗教戦争(ユグノー戦争)の最中に行われ、婚礼の6日後に新教徒(プロテスタント)の大量虐殺(サン・バルテルミの虐殺:1572年8月24日)が起こるのですが、16世紀後半、カトリックとプロテスタントの対立がヨーロッパ全体で激しいものだったということがよく分かります。

メアリーは、スコットランド王ジェームズ5世とフランス貴族ギーズ公家出身の王妃メアリー・オブ・ギーズの長女で、わずか生後6日で王位を継承します。 が、幼くしてスコットランドを追われ、フランス王アンリ2世(マルゴの父)の元に逃れます。 以後フランス宮廷で育てられ、アンリ2世の皇太子フランソワと結婚することになります。 
サン・バルテルミの虐殺は、(父を暗殺したプロテスタント側のコリニー提督への憎しみを募らせていた)ギーズ公アンリと、アンリ2世の王妃カトリーヌ・ド・メディシスの策謀によるといわれているようですが、メアリーのもう一つのルーツ、ギーズ家はフランスのカトリック派の中心なわけですね。
と、スカーレット・ヨハンソン主演で『Mary, Queen of Scots』が近々映画化されるようなので、ついでにちょっと予習^^。
(メアリーの父ジェームズ5世は、母がイングランド王ヘンリー8世の姉マーガレット・テューダー。 フランス国王フランソワ1世の王女マドレーヌ・ド・ヴァロワと結婚するが、マドレーヌは結婚後数ヶ月後に病没。 フランスの大貴族である初代ギーズ公クロードの長女メアリー・オブ・ギーズと再婚)



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イメージ 1製作:1999〜2000年 イギリス/アメリカ 
原題:THE SCARLET PIMPERNEL
監督:サイモン・ラントン
原作:バロネス・オルツィ
出演:リチャード・E・グラント (サー・パーシー・ブレイクニー)
    エリザベス・マクガヴァン (レイディ・マルグリート)
    マーティン・ショウ (ショーヴラン)
    アンソニー・グリーン (サー・アンドリュー・フォークス)
    ジョナサン・コイ (プリンス・オブ・ウェールズ)
    クリストファー・フェアバンク (フーミエ)
    ロナン・ヴィバート (ロベスピエール)
    ジェラルド・マーフィ (G プランチェット/プランシェ)

ストーリー: 1792年。革命の嵐の真っ只中にあるフランス。オーストリアとの戦争が始まり、貴族・聖職者階級の人々が、ただ貴族である、聖職者である、というだけでオーストリアとの密通を疑われ、片っ端から捉えられ、ギロチンに送られようとしていた。
そんな中。鮮やかな手口と大胆な知略で捕らえられた貴族を救い出し、イギリスへ亡命させる謎の一団が現れる。革命政府が血眼になって捕らえようとするが、そのたびに彼らはその追跡を振り切り、貴族達と共に逃げ去ってしまう。残された紋章からいつしかその一団は「紅はこべ」と呼ばれるようになる。 Wikipediaより


こちらもLaLaTVの放送で観たのですが、『紅はこべ』が3話、『紅はこべ2』が3話、計6話からなるBBC制作のドラマシリーズです。 1話完結なのですが、その1話が90分程もあるので見応えのあるドラマでした^^。

ブルボン朝〜フランス革命〜ナポレオン戦争のあたりのフランス史はとても興味深く、それらを題材に多くの本が書かれ、多くの映画も作られています。
が、その中で、フランス革命時に革命政府を支配し、恐怖政治で多くの反対派をギロチンに送ったロベスピエールなる政治家がいたことを私は知りませんでした。

本作は、イギリスの作家、バロネス・オルツィの同名小説が原作なのですが、主人公の”紅はこべ”ことサー・パーシー・ブレイクニー(架空の人物)は、ロベスピエールによりギロチンに送られたフランス貴族を助けるために暗躍する英国貴族です。
演じているのはリチャード・E・グラント。
私的には『ゴスフォード・パーク』での執事役のように、脇に控えてシニカルな表情を浮かべているイメージがあったので、本作での、社交界の中心人物パーシー卿であり、派手なアクションで斬首台から救出する”紅はこべ”を演じているのには驚き;;;
が、本作でのパーシー卿こそが彼本来の魅力が発揮されているのでしょうね^^。
188cmの長身で、身のこなしもスマート、ウィットに富んだ会話ができて、シニカル。 実に英国人っぽい俳優さんです。

話を『紅はこべ』に戻すと、フランス革命と言うと、貧困にあえぐ民衆により、ルイ16世とマリー・アントワネットが斬首刑に処せられ、王政と封建制度が崩壊したという認識しかなかったのですが、その民衆に支持されたはずの革命政府が恐怖政治を行っていたのですね;;;

本作の冒頭で、後にパーシー卿と結婚するマルグリートの両親が、仕えていた貴族にわずかな食料を無心したばかりに、見せしめに絞首刑にされるシーンが映し出されるのですが、ロベスピエールの行き過ぎた恐怖政治は、貴族に両親を殺され、共和政を支持するマルグリートでさえ嫌悪感を覚えるものだったのです。
(シリーズ最終話でロベスピエールの人間的な面を観ることが出来たのがせめてもの救い^^;)

本作は、捕らえられた貴族を”紅はこべ”が救うという物語なので、幾度となくギロチンでの処刑シーンが映し出されるのですが、何度観てもゾッとし、いつもハラハラ、ドキドキさせられます。 が、毎回すんでのところで”紅はこべ”の機知で救い出され、スカっと観終えることができるのがいいですね^^。

また、この作品の魅力は、英国皇太子とも親しいパーシー卿なだけに、社交界の華やかさを堪能できるところ。
衣装、ダンス、会話…、リチャード・E・グラントのスマートな身のこなしには、ほんとホレボレです^^。

そうそう、リチャード・E・グラントと言えば、代表作に『ウイズネイルと僕』がありますが、こちらがまた、なかなかDVD化されませんね〜(^^;
凄く観たい作品だったのですが、本作で彼の魅力に気付いたことで、凄く凄く凄く観たくなりました;;; どうかDVDが発売されますように……。


イメージ 1製作:2002年 イギリス/ドイツ/アメリカ 
原題:DOCTOR ZHIVAGO
監督:ジャコモ・カンピオッティ
原作:ボリス・パステルナーク
出演:ハンス・マシソン (ユーリ・ジバゴ)
    キーラ・ナイトレイ (ラーラ)
    サム・ニール (コマロフスキー)
    アレクサンドラ・マリア・ラーラ (トーニャ)
    クリス・マーシャル (パーシャ/ストレリニコフ)



原作はソ連の作家ボリス・パステルナークの同名小説で、オマー・シャリフ、ジュリー・クリスティ主演で1965年に映画化もされていますね。 なのでタイトルくらいは知っていたと言うか、タイトルしか知らないのに知っている気になっていたというか…(^^;
今回LaLaTVの放送で、前編後編合わせて4時間超のドラマで観ることができたのですが、こういう風にみっちりきっちり描かれた文芸ドラマは面白いですね〜^^。
ちなみに、こちらDVD化もされているようですが、120分って?? 約半分にカットされちゃったの? 想像するのが怖いかもっ;;;


ストーリー:
本作は、帝政ロシア末期〜ロシア革命が起こるあたりの激動の時代を背景に、医師ユーリ・ジバゴの人生を描いたものですね。
ユーリの父親はコマロフスキーの裏切りで自殺してしまい、幼いユーリは親戚のグロメコ夫妻に引き取られ、一人娘のトーニャと兄妹のように育ちます。
成長したユーリは詩人としての才能も持ち合わせるロマンチックな医学生になっていて、相変わらずトーニャとは仲良く、青春を謳歌していました。
そんな時、運命の女性ラーラと出会うのですが、ラーラもまたコマロフスキーに人生を狂わせられてしまうのです。
ユーリは皆に祝福されトーニャと結婚し、ラーラもコマロフスキーを振り切るように友人パーシャと結婚します。
時代は戦争や革命運動により大きく変貌しつつあり、ユーリは軍医として徴兵され、ラーラにコマロフスキーとの関係を知らされたパーシャも、悩んだ末ラーラに何事も告げず従軍してしまいます。
従軍したパーシャを探し歩くラーラは、軍医として働くユーリと偶然再会するのですが、二人にとっては、この再会がユーリとラーラとしての出会いであり、その後二人は激しく惹かれあってしまいます。 それぞれ家庭との狭間で悩み、そして、そんな二人の前にはコマロフスキーが立ちはだかり……。


本作では、時代が変化しても変われない、不器用で純粋なユーリ・ジバゴを通して、戦争や革命がもたらしたものについて考えさせられたのですが、ユーリ、ラーラ、トーニャ、パーシャの生き方についてもじっくり描かれていて、見応えのあるドラマでした。

従軍前は幸せに暮らしていたユーリでしたが、帰ってみると家は革命政府のものになっていて、就職した病院では病人達の実情を訴えると反逆者としてリストに載ってしまい、モスクワを離れることを余儀なくされてしまいます。
また、ラーラとの再会もユーリの人生をさらに破滅へと追いやるのですが、妻トーニャや家族を大切にするユーリでしたが、詩人でもある彼にとってインスピレーションを与えてくれるラーラはかけがえのない存在。 ”魂が二つあればいいのに…” トーニャとラーラの狭間で苦しむことになってしまいます。
ユーリのことを誰よりも理解しているトーニャは、ユーリが自分の許へ帰ってくるのを待つしかないことを悟るのですが、そんな彼女の決断も辛かったですね。
ラーラもまた、時代の犠牲者と言えると思うのですが、女手一つで店を切り盛りし、娘を育てたラーラの母は、コマロフスキーのような男に頼る他なく、美しく成長したラーラもコマロフスキーの手にかかってしまいます。 そのことはラーラ自身にとっても酷く後悔することになるのですが、後に夫となるパーシャには許しがたいこと。 結局パーシャの人生をも破滅させてしまうのです。
時代に翻弄された人々に、ラストはもう泣くしかありませんでしたね……。


本作は、トーニャ役のアレクサンドラ・マリア・ラーラを除き、主要キャストの殆どが英国俳優。 なので、集中して観ていると英国のドラマを観ている錯覚に陥ってしまい、”ユーリ”とか”トーニャ”といったロシア人名を聞いたり、凍てついた風景を見て、あ、ロシアのお話なんだ;;;と思い直すこともしばしば…(^^;

ドクトル・ジバゴ役のハンス・マシソンは、名前ではピンと来なかったのですが、リーアム・ニーソンの『レ・ミゼラブル』で、クレア・デインズ演じるコゼットの恋人、マリウス役の俳優さんですね。 ロマンチックで誠実なドクトル・ジバゴにぴったりな俳優さんでした。
ラーラ役のキーラは、『ベッカムに恋して』のあたりの作品になると思うのですが、文芸ものの映画に出演することの多い彼女は、こんなところでじっくり演技を磨いていたのですね〜。
トーニャ役のアレクサンドラ・マリア・ラーラは、『ヒトラー 〜最期の12日間〜』で、ヒトラーの秘書ユンゲを演じていた女優さんですね。 とても魅力的なトーニャだったので、ラーラに惹かれるユーリの気が知れないと思うことも…(^^;
そして、悪徳コマロフスキーはサム・ニールが演じていたのですが、好きな俳優さんなので、嫌いになれないというか、でも、最終的に憎らしいと思わせたのはサスガでした^^。

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