Kim's Room

ご無沙汰しておりますが、元気にしております。 2011.04.08 kim

映画:あ〜お

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イメージ 1製作:1997年 アメリカ
原題:OLIVER TWIST
監督:トニー・ビル
出演:リチャード・ドレイファス(フェイギン)、イライジャ・ウッド(ドジャー)、アレックス・トレンチ(オリバー・ツイスト)、デヴィッド・オハラ(ビル・サイクス) 


ストーリー: 19世紀の英国、救貧院の前で行き倒れた母親から生まれたオリバー少年は、わずかなお粥のおかわりを求めたばかりに救貧院を追放されてしまった。母親が身につけていたとされるロケットには、女性の肖像画とロンドンの住所が刻まれていた。母親の手がかりを求めてロンドンを目指したオリバーだったが、やっとたどり着いた時は、飢えと疲れで一歩も動けなくなっていた。そんなオリバーをスリの少年ドジャーが助け、窃盗団を仕切っているフェイギン老人の家へ案内した。ある日、無実の罪で捕まってしまったオリバーは、心優しい女性に助けられ彼女の屋敷へ招待された。その家には母親が持っていたロケットの中にあった女性の肖像画が掛けられていた。



  ネタバレですので、ご注意ください <(_ _)>


ディケンズの『オリバー・ツイスト』なのですが、こちらは、アメリカで子供向けに作られたTVドラマみたいですね。 とても分りやすく、すっきりしていて良かったです。 しかも、ドジャーがイライジャ・ウッドでビックリ(@@!
私は、お正月明けに公開された、ロマン・ポランスキー監督の『オリバー・ツイスト』も観ましたし、その前後に、ナナメ読みもいいとこですが一応原作も読みました。 ポランスキー監督の作品は映像的に素晴らしいし、独特の切り口で描いていているところが面白かったのですが、棚ボタみたいな形でオリバーが幸せになってしまって、あれれ?と思ったり、フェイギンが憐れだったりで、原作とは違う味がしたのでした;;;(でも、ポランスキー監督のは、映像を見ているだけで胸が一杯になるんですね^^。フェイギンについて考えさせられるあたり、大人向けの作品のような気もします。)
で、このTV版なのですが、私が原作を読んで感じたイメージに近く、すんなりと受け止めることができました。

冒頭、臨月の若い女性がお腹を抱えながら、救貧院の前まで来て倒れてしまいます。なんとか出産するものの、肌身離さずつけていたロケットを生まれたばかりの赤ん坊に残して亡くなってしまいます。この部分、ポランスキー監督作品にはなかった部分なのですが、凄く重要なエピソードだと思うんです。これによって、オリバーの母がそれなりの身分だったことが分るからです。満足に食べさせてもらえない救貧院にあっても、フェイギン率いるスリ団の仲間になっても、失われることがなかった清く正しい心。この子は違うと思わせる気品のようなものは、母親から受け継いだものなのですよね。

そして、フェイギンは、オリバーに食事や眠る場所を与えてくれますが、それはオリバーを利用するためだという風に、割り切った描き方をしています。
なので、オリバーが実の祖父であるブラウンロー氏の元へ帰ることができたのも、当然のことなんですね。正しい行いをしていれば、きっと報われるという、明快なメッセージです。
(逆もまた然りで、本作で印象に残ったスリ団のリーダーのドジャーは、オリバーのことを何かと気にかける、いい兄貴分として描かれているのですが、悪いことをしているので、やはり捕まってしまいます。)

上下巻に分かれている原作を、わずか92分にまとめているので、要点をかいつまんだという形で、本筋と関係のないエピソードはばっさり切り取られていましたし、ロケットペンダントの扱いをちょっと変えて、母親の身元を辿りやすくしていました。また、オリバーがブラウンロー氏に引き取られた時点で終わってしまっていて、フェイギンも脇役の一人になってますが、子供に『オリバー・ツイスト』を見せるには最適な作品かと…。(私はスカパーで観たのですが、レンタルもできればいいですね。)

悪女〜VanityFair

イメージ 1製作:2004年 アメリカ/イギリス
原題:VANITY FAIR
監督:ミーラー・ナーイル 
出演:ベッキー・シャープ(リース・ウィザースプーン)、ピット・クローリー卿(ボブ・ホスキンス、マティルダ(アイリーン・アトキンス)、アミーリア・セッドリー(ロモラ・ガライ)、ロードン・クローリー(ジェームズ・ピュアフォイ)、オズボーン氏(ジム・ブロードベント)、ジョージ・オズボーン(ジョナサン・リス=マイヤーズ)、ステイン侯爵(ガブリエル・バーン)、ウィリアム・ドビン(リス・エヴァンス)

ストーリー: 19世紀のイギリスを舞台に、孤児となったヒロインが美貌と知略を巧みに駆使して憧れの上流社会へのし上がっていく、サッカレーの「虚栄の市」を映画化した文芸ドラマ。
 貧しい芸術家とコーラス・ガールの娘との間に生まれたベッキー・シャープ。彼女は幼くして孤児となってしまう。だが、上昇志向の強いベッキーはある日、ピット・クローリー卿宅で娘たちの家庭教師となったことを機に、上流社会進出への道を切り開いていく。やがてロンドンに降り立ち、機知と妖艶な美貌を武器に男を次々と手玉に取っていくベッキー。そしてついに、権力者のステイン侯爵という強力な後ろ盾を得て社交界の花形となるのだが…。 allcinemaより


この映画、日本では劇場未公開でノーチェックだったのですが、「The House of Nomad」さんのところでレビューを読ませていただいて、気になっていた映画です。
サッカレーの「虚栄の市」を映画化した文芸ドラマということですが、ストーリーも映像も見応えのある作品でした。(…何故にDVDスルーしちゃったの??)
監督はサッカレーと同じくインド出身で、『モンスーン・ウェディング』を手がけたミーラー・ナーイルとか。
沢山の富がインドからもたらされていた時代ということで、積極的にインド的要素を取り入れていましたが、この映画をエキゾチックに、軽やかにしていました。

邦題は『悪女』なのですが、階級社会のイギリスで、貧しい家庭に生まれたベッキーが、語学力や歌唱力、美貌といった自らの能力を駆使して上流階級にのしあがったもので、彼女が誰かを傷つけたり、陥れたりしたわけではありません。機知に富んだベッキーに小気味の良い作品で、何故に邦題が『悪女』?という感じです(^^;
彼女が本当に悪女なんだったら、ステイン侯爵に誘惑された時、躊躇なく夫を捨てたことでしょうし、侯爵夫人に納まって終わっていたのでは?
生まれによってその後の人生が決まってしまう…、身分が低いと全てを否定されてしまう、そういうことの理不尽さの方が印象に残りました。身内の遺産を当てにしているような上流階級の人々より、ベッキーの方が余程潔い生き方ですね。


舞台が19世紀初頭のイギリスなのですが、私が今、嵌りに嵌っている『炎の英雄シャープ』も同じ時代を描いたドラマです。
ヨーロッパではナポレオン戦争の最中なので、ベッキーが乾杯の前に言った言葉は”ウェリントン将軍とネルソン提督に”というもの。
ウェリントン将軍は、リチャード・シャープが所属するイギリス陸軍の、そして、ネルソン提督は、ホレイショ・ホーンブロワーが所属する海軍のトップで、その武功により、後の世まで名を残した人物です。
その時代について、背景をもっと詳しく知ろうと、今いろいろ調べているところなのですが、思いがけずこちらでも…という感じで嬉しかったです^^。
ベッキーの夫ロードン・クローリーも、親友アミーリアの夫ジョージ・オズボーンも陸軍の軍人で、ワーテルローの戦い(戦地はベルギー)に参戦します。その際に夫のことを愛していて気がかりでしょうがないベッキーも妊娠中にかかわらず同行しますし、アミーリアも同行するのですが、戦場の傍らでも晩餐会などが行われていますし、戦争となれば沢山の死傷者もでるのですが、あの時代は戦争も優雅という印象です。
そうそう、ベッキーもリチャードもシャープ姓で偶然?と思いましたが、サッカレーの原作「虚栄の市」は、何度も映画化された有名小説ということなので、『炎の英雄シャープ』の作者が意識して付けた名前だったりするのでしょうか?


イメージ 2キャスティングも好みの俳優さんばかりで嬉しい限り!
昨日記事を書いた『ブラザー・ハート』に続き、ジョナサン・リース・マイヤーズ(写真左)も出演していて、それはそれは麗しい将校姿を披露してくれていますし、その妻アミーリアはどこかで見たことが…とずっと考えていたのですが、『ダンシング・ハバナ』のヒロインのロモラ・ガライでした! リス・エヴァンス(写真中央)は、変な人かいい人でしか見たことないような気がするのですが、この映画では”とっても”いい人^^。他にも、ガブリエル・バーンとかブリジット・ジョーンズのパパとか、イギリス映画の常連さんが多数出演していました。

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製作:2006年 アメリカ
原題:INSIDE MAN
監督:スパイク・リー 『マルコムX』、『25時』
出演:デンゼル・ワシントン、クライヴ・オーウェン、ジョディ・フォスター、ウィレム・デフォー

ストーリー: 狡猾な男ダルトン率いる4人の銀行強盗グループが、白昼のマンハッタン信託銀行を急襲、従業員と客を人質に取り立てこもる。事件発生の連絡を受け、NY市警のフレイジャーとミッチェルが現場へ急行する。しかし、周到な計画の下、俊敏に行動する犯人グループを前に、フレイジャーたちも容易には動きが取れず膠着した状態が続く。一方、事件の発生を知り激しく狼狽するマンハッタン信託銀行会長アーサー・ケイス。彼は、やり手の女性弁護士マデリーンを呼び出すと、ある密命を託し、現場へと送り出すのだった…。 allcinemaより


クライヴ・オーウェン出演作ということで、とても楽しみにしていた『インサイド・マン』、珍しく試写会が当たり一足早く観てきました!

この映画のクライヴは超美味しい役!!! 出演シーンの半分以上は覆面なのですが、クールで知的で常識的。こんなに魅力的な犯人も珍しい?! と、彼が目当ての私は、それだけで大満足(嬉)

ストーリー的には、犯人グループの目的はお金だけではないらしいことは、すぐにわかるのですが、では目的は何なのか……?
着々と計画を進める犯人グループに、私も警官達と一緒に翻弄され、何がなんだかわからないままに、時間が過ぎていきます;;;

なんですが、ニューヨークを舞台にした、スパイク・リー監督作品とあって、『クラッシュ』を思わせる人種差別の問題とか、随所に社会的なメッセージが込められていますし、犯人グループの手法が鮮やかで、退屈することはありませんでした。

難点といえば、種明かしが少し難しく、連れと話してやっとわかったような、わからないような?(^^;
そこらへんが、もう少しスカッとする作りだったら完璧だったのに……。え? 私の頭が悪いだけ?(滝汗)

導入部分のニューヨークの映し方、アラブ風のヒップホップがカッコよかったですね〜!
映像的にも音楽的にもストーリー的にも、スタイリッシュな”大人”なクライムサスペンス映画でした。


アンジェラ

製作:2005年 フランス
原題:ANGEL-A
監督:リュック・ベッソン 「ニキータ」、「レオン」
出演:ジャメル・ドゥブーズ(アンドレ)、リー・ラスムッセン(アンジェラ)

ストーリー:
生まれてはじめて誰かを
愛しいと思った

イメージ 148時間後、俺の命は奪われているかもしれない。
こんな人生、もうたくさんだ。
アレクサンドル三世橋から見下ろすセーヌ河。
ここで何もかも終わりにしようと思った。
その瞬間、突然、君が隣に現れた。
透けるような白い肌に神々しく輝く金色の髪。
細く、長く、滑らかな曲線を描く肢体を持つ、美しい人。
俺は君を見上げ、息を呑んで、そこに立ちすくんだ。

イメージ 2「あなたと同じことをする」
いきなりそう告げて君は飛び降りた。
次の瞬間、俺も君を目がけて飛び降りていた。
「死なせたくない」
あまりにも無謀で、無垢で、はじめての感情だった─。

アンジェラ、君は一体、何者なんだ?
                          CinemaTopicOnlineより



この映画、結構好みの感じで楽しんできました。
時間を限定して撮影されたという、モノクロで撮った映像は、静かなパリの美しさを演出していましたし、
女々しい男と、男前な女、2人の関わりも面白かったです。

何故アンドレの前にアンジェラが現れたのか…
それとも、もしかしてこれは、人生に絶望した男がセーヌ川にかかる橋の上で一瞬見た夢?

うまい話にすぐに乗っちゃって、借金を作っては逃げ回る、冴えないダメ男なアンドレ。
なんですが、彼は高貴な心の持ち主でもあったのです。
助けてもらった代わりに、なんでもしてあげると言われたら…。
借金を返済しないと命がないアンドレなので、私は当然、”お金貸してくれない?”とか、”2・3日匿ってくれない?”とか言い出すと思っていたのですよ。でも、彼はそんなことは思いもよらない。
それどころか、バーの客をトイレに誘ってお金を作ろうとするアンジェラに、”そんなことはやめろ”と止めに入る。
最初はドン臭くみえたのですが、だんだんそんなアンドレだからイザという時にアンジェラが現れたんだなと納得。

アンジェラが”アンドレには女っぽいところがある”というようなことを言っていたと思うのですが、彼は女に生まれてたら、世話好きないい妻、母親になったような気もします。
対してアンジェラ。彼女はホレボレするくらいの男前!
借金の交渉に行っても、ぐちぐち窮状を並びたてるアンドレに対して、一発くらわして解決!(笑)

でも、こういう映画が出来るということは、
”もしかして、今時のオトコって、オンナに強さや包容力を求めていたりする?”

アンジェラのように、腕っ節は強くなくても、男前なオンナはいるよね。
生活費は私が稼ぐから、家を守ってくれるオトコが欲しいって思っている人って、結構いるんじゃないかなぁ。
一見不似合いな、アンドレとアンジェラなんですが、案外お似合いのカップルかも!


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製作:2004年 イタリア/フランス/ドイツ
原題:LE CHIAVI DI CASA / THE KEYS TO THE HOUSE
監督:ジャンニ・アメリオ 
出演:キム・ロッシ・スチュアート(ジャンニ)、アンドレア・ロッシ(パオロ)、シャーロット・ランプリング(ニコール)

ストーリー: 若きジャンニは、出産で恋人を失い、そのショックから生まれてきた我が子を手放してしまう。15年後、障害を抱えたその息子パオロは亡くなった母親の家族によって育てられていた。ジャンニは、15年間一度も会ったことがないパオロをミュンヘンからベルリンのリハビリ施設へ連れて行くことになっていた。道中、パオロにどう接したらいいか戸惑うジャンニ。やがて到着したリハビリ施設でジャンニはより重い障害を持つ少女の母親ニコールと出会う。そして彼女との交流が、ジャンニの心に少しずつ変化をもたらしていく。 allcinemaより


シネコンを利用することが多いためか、入場者プレゼントっていうのを、多分初めて貰いました!
Barillaのパスタソース(アラビアータ)。昨日の当地は、雨交じりで肌寒かったので、夕飯はアラビアータソースを使った煮込みハンバーグに。美味しくいただきました、ご馳走さまです^^。

さて、映画。昨年『スイミング・プール』を観て惚れてしまった、シャーロット・ランプリングが出演ということで、当地での公開初日に早速観てきたのですが、好みの映画でした。

若い時に、出産が原因で恋人を失ってしまったショックから、父親としての義務も果たさずに行方をくらましてしまったジャンニが、15年もたって初めて息子パオロと対面するのですが、パオロは障害を抱えていて15歳ながら幼い子供のようだった……。
パオロの思いがけない行動に戸惑うジャンニ。そんなジャンニに、重い障害を持った娘を20年見守っているニコールが声をかけた所から二人の交流が始まる。

ジャンニに娘の父親の姿を重ねたニコールは、彼がパオロの父親であることを見抜くのだが、ジャンニは、まだ自分が父親だとは認められない。
自分に息子がいると知りながら、15年もの間一度も会いに行かなかったなんて、その一方で、新しい家庭を作っていたなんて、本当はありえないくらいの自己チュー男なのですが、共に過ごすうちに、息子への愛情や父親としての自覚に芽生えていくジャンニの姿に心温まる映画でした。

ジャンニがパオロと暮らしていこうと決意したのは、ニコールと本音で語り合ったことも大きかったと思います。
その部分が、この映画のもう一つの見所で、ニコールの言葉のひとつひとつが印象に残っています。
まだ、やっとスタートラインに立ったばかりのジャンニとパオロ。不安と希望が入り混じったエンディングでした。


と、真面目に?観賞記を書いた後に、ミーハーネタを(^^;
この映画は、障害を持った息子パオロを演じたアンドレア・ロッシくんの神がかり的演技の見事さが際立つ映画でしたが、
ジャンニを演じたキム・ロッシ・スチュアート、イタリアの俳優さんのようですが、かなりのイケメン(〃ω〃)
シャーロット・ランプリングも相変わらずのクール・ビューティ。ちょっとしたお節介も彼女が演じるとさりげなくて良かったです。
重いテーマの映画だったのですが、アート的な仕上がりになっていたのは、俳優さんによるところも大きかったのでは。


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