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製作:2005年 アメリカ 原題:JARHEAD 監督:サム・メンデス 出演:ジェイク・ギレンホール(アンソニー・スオフォード)、ピーター・サースガード(アレン・トロイ)、ルーカス・ブラック(クリス・クルーガー)、クリス・クーパー(カジンスキー中佐)、ジェイミー・フォックス(サイクス三等曹長) ストーリー: 祖父も父も“ジャーヘッド”(ポットのように刈り上げた頭=頭が空っぽの海兵隊員)という青年スオフォード。18歳になって迷わず海兵隊に入隊した彼は、新兵訓練という名の虐待に耐えきり、偵察狙撃隊STAの候補に抜擢される。過酷な訓練の末、60名の候補者から絞り込まれた8名に残ったスオフォードは、1発の銃弾に命を賭けるエキスパートへと成長していく。そんな折、CBSニュースがイラクのクウェート侵攻を告げる。出撃の時を前に、アドレナリンを発散させる若き兵士たち。ついにスオフォードの戦争が始まろうとしていた。 敵の姿などどこにもない砂漠に従軍し、ひたすら“その時”を待ち続ける若き海兵隊員の退屈と衝動、苦悩と狂気を、兵士たちの等身大の視線を通して描き出す。空爆とメディアが主導するハイテク戦争と言われた湾岸戦争。その一方でどこにも報道されなかった彼らの“退屈な戦争”は、生きるか死ぬかの選択を単刀直入に突き付けられない分だけ、社会や人間性についての生々しい現実を浮かび上がらせる。 goo映画より ジェイク・ギレンホール、ピーター・サースガードという、今注目の二人が共演ということで、楽しみにしていた映画です。 内容は、上に書いてあるとおり、湾岸戦争の”砂の嵐作戦”に、海兵隊員として従軍した兵士が経験した、もうひとつの戦争物語、というか人間物語。 映画のオープニング曲が『Don't Worry Be Happy』だったりして、緊張感のない明るい曲が流れたりするのですが、実際にスオフォードたちが経験した戦争も、厳しい訓練に耐えて意気込んで戦地に乗り込んでも、ハイテク戦闘機が効率よく対象を攻撃して戦争を終わらせてしまう、ちょっとトホホなもの…。 見所は、祖父とも父の時代とも違う、今時の戦争での兵士の心境…。 自ら海兵隊員に志願したスオフォードと同じく、自らこの映画に志願したジェイク・ギレンホール。 彼は、故郷に残してきた恋人を思う気持ち、訓練の中で徐々に芽生えてくる、”撃ちたい”という野望、また、ハイテク戦争の残骸を見たショックなどを良く表現していたと思います。 また、共演のピーター・サースガードも冷静さの中に狂気を秘めていて、『フライトプラン』に続き、見とれる演技。 さらに、戦争職人ともいうべきサイクス三等曹長を演じたジェイミー・フォックスも存在感抜群で、俳優陣はなかなか良かったです。 湾岸戦争はニュースで見ていたので、戦争の概要は大体知っていたのですが、兵士達が砂漠の中でキャンプする様子や、派遣されてもなかなか戦争が始まらない中、何を思い、どうやって過ごしていたのか、また、イラクが油田に火をつけたこともニュースで知っていましたが、現地がどんな感じだったのか、(暗闇で油田が燃えるシーンは幻想的でした)ニュースでは伝わってこなかった、地上での様子が興味深かったです。 |

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