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監督:周防正行 出演: 加瀬亮(金子徹平) 瀬戸朝香(弁護人:須藤莉子) 山本耕史(徹平の友人:斉藤達雄) もたいまさこ(徹平の母:金子豊子) 尾美としのり(検事:新崎孝三) 竹中直人(大家:青木富夫) 小日向文世(裁判官:室山省吾) 役所広司(主任弁護士:荒川正義) ストーリー: フリーターの金子徹平は、会社の面接に向かうため通勤ラッシュの電車に乗っていた。そして、乗換えの駅でホームに降り立った彼は女子中学生から痴漢行為を問いただされる。そのまま駅員によって駅事務所へ連れて行かれた徹平は、やがて警察へと引き渡される。警察署、そして検察庁での取り調べでも徹平は一貫して“何もやっていない”と訴え続けるが、そんな主張をまともに聞いてくれる者はいなかった。そして、徹平は具体的な証拠もないまま、ついに起訴され、法廷で全面的に争うことになるのだが…。 allcinemaより 初公開年月 :2007/01/20 私的には珍しく試写会が当たり、ちょっとだけ早く観ることができました。 裁判のあり方を問うシリアスなものだったのですが、いや〜、面白かった!! TVドラマでも法廷モノは好きで良く観ていたのですが、それでも知らないことが沢山あったし、裁判の行方にヤキモキし、上演時間143分の映画だったのですが、長さを感じませんでした。 「裁判で白黒つけようじゃねぇか!」 ドラマなどでよく聞くセリフですね。 民事裁判ではどうなのかわかりませんが、刑事裁判では、99.9%が有罪になるというのが現状とか。 この数字は最初から罪を認めている場合も含めた数字なのですが、無罪を主張した裁判に限っても、勝てる見込みは3%程と映画では言っていました。 …ということは、刑事裁判に限ると、殆ど黒しかつかないってこと? それって怖くありません? 本作は痴漢冤罪がテーマでしたが、ある朝突然、「あなた痴漢したでしょう!」と手をつかまれ、事態もよく飲み込めないまま駅事務室に連れて行かれ、警察に連行され……。 でも、きちんと説明すればわかってもらえるはず、最悪でも裁判になれば無実が証明されるはず……。 と、私も思っていました。 ”疑わしきは罰せず”(”疑わしきは被告人の利益に”)という原則があるとも聞いたことがあるし。 ……が、…が、なんですよ;;; 本当に痴漢をして捕まった男は、数万円の罰金で半日ほどで釈放されていました。 それも、勇気をふりしぼって訴えた女性たちのことを考えると、あまりにも刑が軽すぎると思ったのですが、無実を訴えると、何ヶ月も拘留され、生活も破壊されてしまうというのも、どう考えてもおかしい。 また、観ながら、2009年5月にスタートする裁判員制度のことを想定してしまいました。 本作は被疑者側の視点で描かれた映画だったので、偏った見方になってしまったのかもしれませんが、裁判官や検察の事件の見方、考え方にも驚き。 もしも自分が裁判員に任命されても、事件の本質を見極められるのか自信がありません;;; それに、本作のように痴漢冤罪といった軽微な事件でも公判は12回に及んでいました。 こんなに拘束されると、ビジネスマンなどは仕事に支障をきたすのでは? キャストは、もう最高でした!! 主演の加瀬くんには、すっかり感情移入してしまいましたし、弁護士役の役所さんにはいろいろ教わりました(笑) 痴漢事件を女性弁護士(瀬戸さん)が担当するというのも良かったですね。 小日向さん、尾美さんは、私的には出てるだけで嬉しい俳優さんです(笑) |

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