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原題:CHILDREN OF MEN 監督:アルフォンソ・キュアロン 出演:クライヴ・オーウェン(セオ) ジュリアン・ムーア(ジュリアン) マイケル・ケイン(ジャスパー) キウェテル・イジョフォー(ルーク) チャーリー・ハナム(パトリック) クレア=ホープ・アシティー(キー) ストーリー: 西暦2027年、人類はすでに18年間も子供が誕生していなかった。原因は分からず、人類滅亡の時が刻一刻と迫っていた。希望を失った世界には暴力と無秩序が拡まっていた。そんなある日、エネルギー省の官僚セオは、彼の元妻ジュリアン率いる反政府組織“FISH”に拉致される。ジュリアンの目的は、ある少女を“ヒューマン・プロジェクト”という組織に引き渡すために必要な“通行証”を手に入れることだった。最初は拒否したものの、結局はジュリアンに協力するセオだったが…。 allcinemaより クライヴ・オーウェンの新作ということで楽しみにしていた『トゥモロー・ワールド』。 根性で初日に観てきましたとも! でも、私、やっぱ未来モノって苦手だわ(^^; 雰囲気で理解し、楽しめばいいのでしょうが、ついていけないのよね〜。頭も硬くなってきているようです、私。トホ… ですが、本作は、近未来を題材にしているにしては、絵的にもストーリー的にもとてもリアルでした。 セオとジュリアンは大流行したウィルス性の肺炎で子供を亡くしたようですが、そんなことで女性も不妊になってしまったのでしょうか…。 『イーオン・フラックス』では、やはりウィルスの蔓延で人類滅亡の危機になったようですが、クローン技術で子供を増やしてました…って、やっぱ、未来を描くとなると、似たり寄ったりなものになっちゃうんでしょうかねぇ…。他にも、『CODE46』なんかもよぎりました。 でも、絵的には、本作は、『イーオン・フラックス』や『CODE46』とは、対極(^^; 革命運動家達との戦闘シーンは、チェチェンかボスニアかっていう感じでしたが、絶望感が支配した世界ってそんなものかもですね。 子供って未来そのものですよね。 子供の声や姿が見えない世界って不気味。 …が、最近は事故や事件が頻発するせいか(TVゲームのせいか^^;)、外で子供が遊んでいる姿って、あまり見られなくなりました。それもやはり人類滅亡への過程のひとつかもと思ってしまったり…。未来を生き抜くには、人類は精神的にも体力的にも弱くなっている気がします。 先日、『たけしの日本教育白書』なる6時間にもわたる番組が放送され、私も半分くらい見ました。 最後の方で、故司馬遼太郎氏が教科書用に書き下ろした『21世紀に生きる君たちへ』というメッセージについて触れていたのですが、流石2000年以上にわたる人類の歴史を研究してきた作家さん。未来に生きる子供たちに対するメッセージも、目先のことではなく、広い視野に立ったもので読み応えがありました。 そもそも、生きるために大切にしなければならないことをないがしろにしている今のツケが未来に回るということで、現代に生きる私たちへの戒めでもあり、本作とテーマはちがうのですが、リンクしてみたいと思います。 首相官邸キッズルーム:『21世紀に生きる君たちへ(司馬遼太郎)』 で、私は彼が目当てです!なクライヴは、かつては革命に情熱を燃やしていたのに、今やアル中で自堕落な生活を送る、やさぐれた中年男を好演^^ そんなセオが、人類の未来を託されてしまい、かつての情熱や希望を取り戻していくところも見所でした。 …が、本作では、セオの友人、ジャスパーを演じていたマイケル・ケインが美味しい役でしたね。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクみたいな風貌で、マイケル・ケインと知っていても”誰?”って思ってしまいました(笑) |

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