Kim's Room

ご無沙汰しておりますが、元気にしております。 2011.04.08 kim

映画:ま〜も

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イメージ 1製作:2007年 アメリカ
原題:A MIGHTY HEART
監督:マイケル・ウィンターボトム
原作:マリアンヌ・パール 『マイティ・ハート』
出演:アンジェリーナ・ジョリー (マリアンヌ・パール)
    ダン・ファターマン (ダニエル・パール)
    アーチー・パンジャビ (アスラ・ノマニ)
    イルファン・カーン (キャプテン)
    ウィル・パットン (ランダル・ベネット)
    デニス・オヘア (ジョン・バッシー)
    アドナン・シディキ (ドースト・アリアニ)
    ゲイリー・ウィルメス (スティーヴ・レヴァイン)


ストーリー: 共にジャーナリストとして活動し、深い絆で結ばれた夫婦、ダニエル・パールとマリアンヌ・パール。9.11テロの後、2人はアジア各地を取材して回った。そして2002年1月、2人はパキスタンのカラチへとやって来た。ある日、ダニエルは妊娠5ヵ月になるマリアンヌとディナーの約束をして帰国前の最後の取材へと向かった。しかし、彼はそのまま行方不明となってしまう。すぐさま、地元警察を中心にダニエルの捜索が始まるが、ついにそれは、誰もが恐れていた誘拐事件へと発展してしまう。 allcinemaより

初公開年月:2007/11/23


最近、頻繁に映画館へは行けなくなったので、”どうしてもスクリーンでなければ”という映画以外はDVDやWOWOWでの放送を待とうと思っているのですが、『マイティ・ハート』は、先日ノミネーションが発表になっていた”インディペンデント・スピリット・アワード”で、作品賞と、アンジェリーナ・ジョリーが主演女優賞にノミネートされていたとあって、これからの賞レースを楽しむためには必見?と観に行ったのですが…。

社会派なんだけど、個人的? ちょっと、感想を書きにくい映画だったかも;;;

社会派的に観ると、政治に疎い私にとっては、そもそもパキスタンという国の位置付けが難しい…。
インド、中国、アフガニスタン、イランと国境を接していると聞いただけで”複雑”っていう言葉が浮かびます。
国民の97%イスラム教徒のパキスタンですが、アメリカとは協力・同盟関係があるようですね。 
隣国のアフガニスタンが、ソ連に侵攻されていたときは、厳格な原理主義のタリバンの政権樹立を支援したり、また、タリバンがかくまうアルカイダがアメリカ同時多発テロ事件を起こすと、アメリカのアフガニスタン侵攻を支持したりして、国内でもイスラム教徒による抗議運動が起こったりしたようです。(ちょっとwikiでお勉強しました^^;)

パキスタンについては、それ以外にも複雑な国内事情があるようですが、そこに取材にやってきたウォールストリート・ジャーナル誌の記者のダニエル・パール氏は、ユダヤ人の両親を持ち、自身もユダヤ教徒のアメリカ人。
なぜ、彼はパキスタンにやってきたのか。 なぜ、おびき出され誘拐され監禁された挙げ句に殺害されたのか…。
『誰がダニエル・パールを殺したか?』という本もあるそうですが、私的には、実はそちらのストーリーに興味があったかも。

が、こちらは、パール氏の妻マリアンヌさんが”生まれてくる子供のために、父親の真実を”書き記そうとした物語です。
なので、マリアンヌさん目線での事件の描き方だし、自分のこともなるべく客観的に描こうとしているような印象を受けました。
そのためか、パール氏が危険を冒してまでも調べていたパキスタンの闇の部分を知りたいと思うと物足りず、かといって、主人公のマリアンヌに感情移入もし辛く…(^^;
が、彼女が夫を愛し、夫が無事に帰ってくることを願って身重の体ながら必死に努力する姿、いつでもどんなときでも前向きな姿は尊敬したいと思います。


本作は、マイケル・ウィンターボトム監督作品だったんですね。 私的には同監督作品というと、透明感のある映像が素晴しい『CODE46』とか『ひかりのまち』を思い浮かべてしまうのですが、本作が舞台のカラチは何しろゴミゴミとしてて混沌とした街。 そんななか展開される極限の人間ドラマが映された映像は、ざらざらしていて、現場のストレスが伝わってきました。 そっか、『グアンタナモ、僕達が見た真実』もウィンターボトム作品だったのですね。

アンジーも熱演でしたね。 絶叫には驚いたし、流産してしまうんじゃないかって、正直引きそうになったのですが、1ヶ月も眠れないほど心配した挙句のあの結果…、私には想像もできないストレスだったのですよね…。
何しろ実話の重みを感じた映画でした。
 

ミス・ポター

イメージ 1製作:2006年 イギリス/アメリカ
原題:MISS POTTER
監督:クリス・ヌーナン
出演:レニー・ゼルウィガー (ビアトリクス・ポター)
    ユアン・マクレガー (ノーマン・ウォーン)
    エミリー・ワトソン (ミリー・ウォーン)
    ビル・パターソン (ルパート・ポター)
    バーバラ・フリン (ヘレン・ポター)

ストーリー: 1902年のロンドン。世の中には、まだヴィクトリア王朝時代の封建的な風潮が残り、上流階級の女性が仕事を持つなど考えられなかった。そんな中、裕福な家庭に育った32歳の独身女性ビアトリクス・ポターは、幼少の頃に湖水地方で出逢った動物たちの物語を絵本として世に送り出したいと考えていた。そしてある日、彼女の念願が叶い、青い上着を羽織った愛らしいうさぎ“ピーターラビット”を主人公にした物語が、経営者のウォーン兄弟によって出版されることに。すると、その“ピーターラビットのおはなし”はたちまちベストセラーとなり、シリーズ化される。また一方、経営者兄弟の末弟で編集者のノーマンと次第に惹かれ合い、恋に落ちるビアトリクスだが…。 allcinemaより

初公開年月:2007/09/15


公開初日に早速観てきた『ミス・ポター』ですが、んもう〜好み!凄く好み!! 好みでいえば、今年No.1です! 
(ちなみに、昨年の好みNo.1は『ナニー・マクフィー』だったりしますよ、えぇ…^^;)

私もピーターラビットのイラストは大好きなので、楽しみにしていた映画ではありましたが、こんなに素敵な映画だったとは!! 映画情報はオフィシャルサイトで間に合うので、最近は買うことが少ないパンフレットも買ってしまいましたし、DVDも勿論予約買いの予定ですっ!

何が私のハートを掴んだのかといいますと、湖水地方の美しい風景に、セットや衣装などの映像、それに、久々に共演のレネーにユアンですかねぇ。

クリス・ヌーナン監督は『ベイブ』の監督さんなんですね。 子供の頃から小動物たちを愛し、描き続けたミス・ポター。 彼女は描いたイラストたちともおしゃべりしたりするのですが、動き出したイラストが可愛いイタズラをしたり、動物達も主役でしたね^^。 で、撮影は『ゴスフォード・パーク』や『ヘンダーソン夫人の贈り物』のアンドリュー・ダン、プロダクションデザイナーが『恋におちたシェイクスピア』で美術を手がけたマーティン・チャイルズということで、セットや映像が素晴らしかったのも納得です^^。

ミス・ポターは上流階級の子女で、しかも絵の才能も持ち合わせている羨ましい女性。
…が、30歳をとうに過ぎても結婚できなくて、結構負け犬人生(^^; そんなところが、同じくレネーが演じたブリジット・ジョーンズに似ていて親しみが沸くのですよね〜。
なので、上流階級の女性が働くことなどタブーとされた時代、彼女が子供の頃から愛情を注いできた『ピーターラビットの物語』の初版本が、苦労の末やっと完成して、店頭に並んだあたりから、もう胸が一杯になって既にウルウル〜;;; 
物語出版の同志でもあるノーマンと、じっくり愛を育んでいったところも良かったですね。

それに、湖水地方の美しさといったら!! もう、風景を見ているだけでやはり胸が一杯になるのですよ。 ミス・ポターの描いた動物達がひょっこり顔を出しそうです。
晩年は、その美しい湖水地方の自然を守るために尽力されたそうですが、そんなところにもジーンときて、ほんと、ず〜っとウルウルモード。
(もうトシなので(^^;、好みの映画に出会うと、それだけでシアワセを感じて涙腺が弱くなってしまうみたいです)

全ての人にオススメという訳ではないのですが、英国映画、特に『プライドと偏見』や『ブリジット・ジョーンズの日記』などがお好きな方はミス・ポターの生き方に共感できると思いますし、それに、勿論ピーターラビットのファンの方には、誕生秘話が語られているとあって、堪らない映画なのではないでしょうか。


イメージ 1製作:1998年 アメリカ
原題:THE HORSE WHISPERER
監督:ロバート・レッドフォード
出演:ロバート・レッドフォード Tom Booker
    クリスティン・スコット・トーマス Annie MacLean
    サム・ニール Robert MacLean
    ダイアン・ウィースト Diane Booker
    スカーレット・ヨハンソン Grace MacLean
    クリス・クーパー Frank Booker
    
ストーリー: 世界中を感動の涙で包み込んだベストセラー小説を、名優ロバート・レットフォードが映画化。心に傷を負った少女と馬を愛する男、そして男を愛する少女の母親が織りなす人間模様を詩情豊かに謳いあげる。乗馬中の悲惨な事故により、体と心に深い傷を負った少女。彼女の愛馬もまた、事故のショックから凶暴な暴れ馬となってしまう。娘の未来が馬の運命と深く結びついている事を悟った母親は、馬を癒す特殊な能力を持つ伝説のカウボーイの元を訪れる。 allcinemaより



本作は私的には好きな映画で、先日スカパーで放送されていたのを、録画がてら3度目の鑑賞をしたのですが、167分という長尺にも関わらず、最初から最後まで見とれてしまいました。

乗馬中の交通事故で心にも体にも深い傷を負ってしまった少女と馬。 少女も馬も、あまりに傷が深すぎたために、もう立ち直るのは困難か?と思われたのですが、モンタナの豊かな自然と、『ホース・ウィスパラー(”馬にささやく人”という意味とか)』によって、癒され、再生していくというドラマです。

それにしても、ロバート・レッドフォードが撮る自然は美しいですね〜!!
ブラピ主演の『リバー・ランズ・スルー・イット』もモンタナが舞台でしたが、監督のモンタナへの愛を感じます^^。 それに、ガエルくん主演の『モーターサイクル・ダイアリーズ』にも製作総指揮で参加してますが、やはり、南米の美しい自然が印象的な映画でした。
また、本作では馬も重要なキャストなのですが、馬の内面も見て取れるような映像に驚きです。

…が、本作は世間的には評判悪いのですよね(^^;
紛争地域で活動するNGOの姿を描いたアンジー&クライヴ主演の『すべては愛のために』もそうですが、本作も、少女と馬の再生といった、真面目で興味深いテーマを描きながら、主人公たちが不倫なんかしちゃっているもんだから、せっかくの映画が台無しっていうことになっているみたいです。

本作では、怪我をした少女の母ア二−をクリスティン・スコット・トーマスが演じているのですが、彼女はニューヨークで雑誌編集長として忙しく働くキャリアウーマン。 事故に遭って以来すっかり心を閉ざしてしまった娘グレースを元に戻すためには、まずは馬の再生が必要と直感で感じ、安楽死させた方が…という周囲のアドバイスをはねのけ、一人で『ホース・ウィスパラー』を探し当て、モンタナの牧場に住むトム・ブッカーの元へ押しかけます。
また、事前の電話では断ったのに押しかけてきたアニーに戸惑うトムでしたが、彼も少女が立ち直るためには馬の再生が不可欠と直感し引き受けることに…。

モンタナでの滞在中も、電話とFAXを引き、一日23時間も電話で話している(グレース談、笑)、”都会でしか生きていけない”アニーと、”自然のなかでしか生きていけない”トム。 対象的なふたりですが、例えばグレースに対するように、同じ価値観も持ち合わせているためか、いつしか惹かれあってしまいます。

丹念に、少女と馬の再生を描いていきながら、ちょっと中途半端な感じのするトムとアニーの愛。 そんなところからも、不倫部分はいらないんじゃない?との意見もわかるのですが、原作(『ホース・ウィスパラー』)は、二人の不倫愛がメインと言っていいほど丁寧に描かれていて、結末も映画と原作とでは全然違います。
何でも、レッドフォード監督は、馬の心理や再生と、アメリカにおける東(都会)と西(西部)の文化圏を対比したかったのだとか。
東の象徴アニーと、西の象徴トム。 どんなに惹かれあっても超えられないような壁を感じた映画も私は納得できるし好きですね〜。

そうそう、本作で子役を演じているスカーレット・ヨハンソンなのですが、んもう、参っちゃいますね。 まだ10代前半でグレース役を演じたのだと思いますが、上手すぎですっ;; ひねくれ方なんか半端じゃありません(笑)
それから、スカ嬢と一緒に乗馬中に事故に遭った少女はケイト・ボスワースだったのですね! allcinemaにはキャサリン・ボスワースとあるのですが、確かにIMDbには、Kate Bosworth ... Judith (as Catherine Bosworth) とあります。

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製作:1998年 フランス
原題:THE COUNT OF MONTE CRISTO / "Comte de Monte Cristo, Le"
監督:ジョゼ・ダヤン
原作:アレクサンドル・デュマ
出演:ジェラール・ドパルデュー (エドモン・ダンテス/モンテ・クリスト伯爵/ウィルモア卿/ブゾーニ神父)
    ジャン・ロシュフォール (フェルナン・モルセール伯爵)
    オルネラ・ムーティ (メルセデス・モルセール伯爵夫人)
    スタニスラス・メラール (アルベール・ド・モルセール子爵)
    ピエール・アルディティ (ダングラール、銀行家)
    フローレンス・ダレル (カミーユ・ド・ラ・リシャルデー)
    ジャン=クロード・ブリアリ (モレル氏、船主)
    クリストファー・トンプソン (マクシミリアン、モレルの息子)
    ピエール・アルディティ (ヴィルフォール検事)
    ジュリー・ドパルデュー (ヴァランティーヌ、検事の娘)
    ジョルジュ・ムスタキ (ファリア神父)
    ロラン・ブランシェ (カドルッス)
    セルジオ・ルビーニ (ベルッチオ、ダンテスの右腕)

ストーリー: 1815年、マルセイユの一等航海士であるエドモン・ダンテスは、航海中に死んだ船長の遺言で、ナポレオン・ボナパルトの流刑先であるエルバ島に立ち寄る。そこで、ナポレオンの側近のベルトラン大元帥からパリのノワルティエという人物にあてた手紙を託される。航海から戻ったダンテスは船主から船長への昇格を約束されるが、それを聞いた会計のダングラールは若輩のダンテスの出世をねたみ、ダンテスの恋敵のフェルナンに、検事のもとに「ダンテスがミュラからナポレオンあての手紙を委託されてエルバ島に届け、代わりにナポレオンから支持者に向けて送った秘密文書を預かった」という嘘の密告書を届けるようそそのかす。そんなこととは知らないダンテスは婚約者のメルセデスとの結婚式の準備を進めるが、婚約披露のパーティーの最中に逮捕されてしまう。

ダンテスを取り調べたのは検事代理のヴィルフォールだった。ヴィルフォールに対して、ダンテスは「自分はベルトラン大元帥から私的な手紙を預かっただけだ」と託された手紙を見せるが、手紙の宛先であるノワルティエこそ、ヴィルフォールの父親であり、手紙の内容はナポレオン軍の再上陸に備えて準備をすすめるよう命じる命令書であった。「王政復古の世の中において、身内にナポレオン支持者がいることは身の破滅につながる」と考えたヴィルフォールはダンテスを政治犯が収容されるマルセイユ沖のシャトー・ディフ(イフ城)に投獄し、ダンテスが一生牢から出られないように手配する。

シャトー・ディフでダンテスは無為の日々を過ごすが、やがて隣りの独房に投獄されていたファリア神父という老人と出会う。ダンテスから事情を聞いたファリア神父は「ダングラールとフェルナンが検事に密告し、ヴィルフォールが自己保身のためにダンテスを投獄したのではないか」と教える。ファリア神父のもとで様々な学問を学ぶダンテスだったが、やがてファリア神父は病に倒れ、モンテ・クリスト島に隠された財宝のありかをダンテスに伝えて死ぬ。

ファリア神父の遺体と入れ替わることによって、シャトー・ディフからの脱獄に成功するダンテスだったが、そのときには既に投獄から14年(ドラマでは18年)の月日が過ぎていた。

モンテ・クリスト島の財宝を手に入れたダンテスは、イタリアの貴族モンテ・クリスト伯爵と名乗るようになる。そして、独自に調査した結果、ファリア神父の推理が正しいことを知ったダンテスは、今や成功して時の人となっていたダングラール、フェルナン、ヴィルフォールに近づき、自分の富と権力と知恵を使って復讐していく。
  ウィキペディア(Wikipedia)より

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アレクサンドル・デュマ原作の映画というと、『三銃士』、『仮面の男』、『王妃マルゴ』などを観ていて、『モンテ・クリスト伯』も是非観たいと思っていたのですが、やっと観ることができました〜! しかも、好みの長編ドラマで観ることができたので大満足ですっ^^。

本作は、総製作費20億円をかけてフランスで制作されたTVドラマで、(ラストは違うようですが^^;)原作を忠実に再現した上映時間は386分! フランス国内では視聴率50%を超えるヒット作なのだとか。

ヨーロッパのドラマは、映画と遜色ない映像、キャストで、しかも原作に忠実に作られているので見応え充分ですね。 BBC制作のオースティン、ディケンズの小説をドラマ化したものも、映画化された作品よりも見応えがあって好きです。


身に覚えの無い罪を着せられ18年もの間牢獄(巌窟)に閉じ込められていたエドモン・ダンテス。 ファリア神父の助けで脱獄し、また、巨万の富を譲り受けたダンテスは、事件の真実を探りはじめるのですが、信頼していた友人に裏切られ、また、検事の保身のために裁判も受けることなく投獄された事実を知ることになる。 また、父親は息子の投獄で衰弱死してしまい、婚約者のメルセデスは自分を陥れたモルセールの妻になっていることを知ると、ダンテスは怒りに震え、モンテ・クリスト伯爵という別人になりすまし、周到に復讐の準備を始めます。

やがて、マルセイユに戻ったダンテスは、復讐を開始するのですが、モンテ・クリスト伯爵のほか、イギリス商人、イタリア人神父などに変身し、莫大な資産を背景に、自分を裏切ったモルセール伯爵、銀行家のダングラール、ヴィルフォール検事らを徐々に追い詰めていくところが見所。 
(…が、せっかく譲り受けた財産を散財しながら、復讐工作に目まぐるしく動き回るダンテスに、他に知恵もお金も使いようがあるだろうに…とよぎるのですが、それを言っちゃお終いですね(^^;)

ミステリチャンネルでは4回に分けて放送されたのですが、昨夜録画していたものを見直したところ、途中ダレることも無く、最後まで一気に見てしまいました。 おかげで今日も寝不足…(^^;

復讐劇なのでドロドロしがちなのですが、そんなときにモンテ・クリスト伯に正義を訴えるベルッチオの存在が物語を救い、軽快にしているように思います。
ベルッチオというのは、ダンテスがファリア神父の遺言でモンテ・クリスト島に隠してある財宝を探しに行くときに、こっそり後をつけていた泥棒なのですが、元は名の通った貴族の使用人だったこともあり、料理の腕も抜群で、貴族社会のしきたりにも精通し、ダンテスの良き右腕となる人物。 演じているのはセルジオ・ルビーニというイタリア人俳優なのですが、ダンテスの黒子としていい働きです(笑)

で、思いがけず出演しているのを発見した、スタニスラス・メラールくん! 本作では、ダンテスを陥れたモルセール伯爵と、ダンテスの婚約者だったメルセデスの一人息子アルベール役。 イタリア旅行の際にダンテスに助けられ、以後恩人と慕うのですが、後に両親とダンテスの関係を知り動揺する難しい役柄。 10代後半という設定なので何事に関してもまっすぐなのが清々しいです^^。 ん〜、目の保養〜^^

そうそう、冒頭部分で若い頃のダンテスが出てくるのですが、んまー、ドパルデューに良く似た俳優さんを探してきたこと!と思ったら、クレジットにギョーム・ドパルデューとあるではありませんか。 息子さんだったのね。 また、実質ダンテスを無実の罪で投獄したヴィルフォール検事の娘、ヴァランティーヌ役で娘のジュリー・ドパルデューも出演。 劇中で”モンテ・クリスト伯は怪しい男だから気をつけてね”と娘が言えば、”あんな金髪娘のどこがいいんだか”と父親が言ってたりするところも微笑ましいです。

それにしても、壮大な?復讐物語。 『Vフォー・ヴェンデッタ』の”V”が好んで『巌窟王』の映画を観ていたのも納得(^^;
ドラマでは、多分、”許し”がテーマで、それによりダンテスに人間らしい結末をもたらしましたが、ラストが違うらしい原作はどんな終わり方だったのか…。 読んでみたいけど、全7巻はちょっとキツイ(^^;……。

モーツァルトとクジラ

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製作:2004年 アメリカ
原題:MOZART AND THE WHALE
監督:ペッター・ネス
出演:ジョシュ・ハートネット ドナルド
    ラダ・ミッチェル イザベル
    ゲイリー・コール ウォーレス
    シーラ・ケリー ジャニス



ストーリー: 一見普通の青年ドナルド。しかし、彼はアスペルガー症候群という障害を抱え、平穏な日常生活を営むことが出来ずに悩んでいた。それでも同じような障害を持つ仲間たちとサポートグループをつくり定期的に集会を開くなど、社会に適応できる力を付けようとがんばっていた。そんなある日、その集会に新たなメンバーとして美容師のイザベラが参加する。思ったことをそのまま口にしてしまう自由奔放な彼女は、ドナルドとはまるで正反対の性格ながら、やはり同じ悩みを抱えていた。ドナルドはそんな彼女にたちまち魅了され、一方のイザベラも誠実なドナルドに好意を抱くようになるのだが…。 allcinemaより

DVD発売日:2007/06/29


こちらは、ジョシュの出演作ということで日本での公開前からチェックしていたのに、結局当地では上映されず…(^^; DVDがリリースになってやっと観ることができました。

この映画は、『レインマン』を観て自分が”アスペルガー症候群”だと知ったジェリー・ニューポートさんと奥様のメアリーさんがモデルのようで、ニューポートさんはこの映画を監修しています。 …ということで、下にニューポートさんが書いた同名小説の紹介ページをリンクしましたが、実話を元にしているのだと思います。
 
映画の中では”自閉症”と訳されていましたが、ドナルドとイザベルは”アスペルガー症候群”という障害を抱えています。 私は本作で初めて知ったのですが、オフィシャルサイトなどによると、知的障害はないため、『レインマン』でダスティン・ホフマンが演じたレイモンドと私達の中間くらいと考えると理解しやすいようです。

映画を観たかぎりでは症状は人それぞれのようで、ドナルドは数字を見るとその数字にとらわれて他のことが手につかなくなってしまうようですし、イザベルは言われたことをそのまま受け取り、思ったことはそのまま口にしてしまうようでしたね。
障害についての受け止め方も、普通に見えるように振舞おうとするドナルドに対して、イザベルはありのままの自分を受け止めて欲しいと願っているようでした。

彼らは、ドナルドは数学に関しては天才的だし、イザベルは芸術的才能を持っていて、何でも平均的な能力しか持ち合わせていない私にとっては羨ましいほど優れている部分があるにもかかわらず、自分は皆と違うという悩みを常に抱えていて、コンプレックスに思っているのが観ていて辛かったです。
障害が理解され、優れた分野で伸び伸びと才能を生かせるようになってほしいですね。

そんな、人間関係を築くのが上手くできない二人が恋に落ちてしまったのですが、障害の違い、考え方の違いで何度も衝突してしまうのですが、それでも惹かれあう二人に、愛とは何かを教えられた気がします。

タイトルの『モーツァルトとクジラ』というのは、ハロウィンで二人が変装した姿なのですが、モーツァルトに扮したイザベル、クジラに扮したドナルドとも、自分自身を体現したもののように感じました。



●MEMO
『モーツァルトとクジラ』オフィシャルサイト
『NHK出版|モーツァルトとクジラ』紹介ページ
【アスペルガー症候群とは】
知的障害のない自閉症の一群。状況や場を読むことが難しく、コミュニケーションをとるのが苦手だが、特定の分野に天才的能力を発揮することもある。周囲に症状を理解されにくく、社会生活を営むうえで苦労をしいられることが多い。

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