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原題:MARIE ANTOINETTE 監督:ソフィア・コッポラ 出演: キルステン・ダンスト (マリー・アントワネット) ジェイソン・シュワルツマン(ルイ16世) リップ・トーン(ルイ15世) ジュディ・デイヴィス(ノアイユ伯爵夫人) アーシア・アルジェント (デュ・バリー夫人) マリアンヌ・フェイスフル (マリア・テレジア女帝) ジェイミー・ドーナン(フェルゼン伯爵) ストーリー: 14歳のオーストリア皇女アントワーヌは、母マリア・テレジアの意向によりフランス王太子のもとへと嫁ぐことに。フランスへ渡り、王太子妃マリー・アントワネットとして、ヴェルサイユ宮殿での結婚生活に胸をふくらませるマリーだったが、その実態は朝から晩まで大勢のとりまきに監視され、悪意に満ちた陰口に傷つく日々だった。さらに、15歳の夫ルイはまるで彼女に興味を示さず、世継ぎを求める声がプレッシャーとなってマリーにのしかかる。そんな孤独や不安を紛らわそうと、おしゃれや遊びに夢中になり贅沢三昧を繰り返すマリーだったが…。allcinemaより 初公開年月:2007/01/20 こちらは大好きなソフィア・コッポラ監督の新作ということで楽しみにしていたのですが、予想通りで期待以上の作品でした!! ソフィア監督は、マリー・アントワネットがフランス王室へ嫁いだ時は、まだ14歳だったということに驚いて、ティーンネイジャーとしての王妃を描きたかったということでした。 冒頭部分でオーストリア皇女のマリーが嫁ぐシーン、キルスティンはさすがに14歳には見えなかったけど(^^;、住み慣れたウィーンを離れる時、馬車の窓から木立を眺めるシーンで、早くもウルウル;;; その後も、馬車から外の風景を眺めるシーンが何度かあったのですが、大勢の人々に囲まれていても孤独で寂しかったマリーの心情がよく現れていました。 やっぱ乙女ゴコロを描かせたらソフィア監督はピカイチよね〜 フランスとの国境で、オーストリアの全てと決別させられ、たった一人でベルサイユへ向かうときは、どんなにか心細かったか…。 まだ14歳なのに結婚させられ、世継ぎを期待されるのも、どんなにか重荷だったか…。 派手好き、浪費家と、悪名をとどろかせているマリーなのですが、10代だったら遊びたい盛りで、まだ親の脛をかじって自分のことしか考えられない年代。 全てにおいてフランス流を強いた王室が、彼女の生活を管理できなかったはずはなく、彼女の側近達の責任ですね。 その証拠に、18歳で娘を産んでからは、派手な生活はすっかり落ち着いて、愛情深いママになっていたじゃないですか。 フランスの実情をちゃんと知ってからは、王妃としての自覚もありましたよね。 早くに結婚しなければならなかったこと、側近に恵まれなかったことが、マリーにとって不幸なことだったような気がします。 ルイ16世については、本作では狩や錠前作りが趣味という、オタクチックな王子として描かれていましたが、ジェイソン・シュワルツマンは、まさに嵌り役! 乙女ゴコロがときめくような王子様じゃなかったけど、ルイ16世も結婚当時は、まだ15歳だったのですよね。 シャイで可愛くて、実は愛情深くて、ベルサイユから避難するようにすすめられたマリーが、夫ルイとともにベルサイユにとどまるといったのも納得できます。 フェルゼン伯爵役のジェイミー・ドーナンは、カルバン・クラインのモデルなどをしていたそうで、本作が映画デビュー作とか。 彼ってキーラ・ナイトレイの元彼ですよね? 『ヴァージン・スーサイズ』で、ブレイク前のジョシュ・ハートネット、ヘイデン・クリステンセンを逸早くキャスティングしていた、実はイケメンハンターなソフィア監督!?(笑) 本作でも冴えたキャスティングでした。 また、この映画のもう一つの主役は実際にベルサイユ宮殿で撮影された映像に、音楽。 マカロン・カラーとかキャンディー・カラーといわれる、カラフルな色彩に彩られたドレスや、お菓子、シャンパンなども、見ているだけでうっとり^^。 歴史大作を作りたかったわけじゃないというソフィア監督は、色彩も現代に通じる明るい色彩を心がけたそうで、どれもこれもやはり乙女ゴコロをくすぐるものでした。 そんな映像に、80年代のニュー・ウェイヴやPOPSを中心にした音楽が重なり、歴史上の人物を描いていながら現代的に仕上がっている映像にピッタリマッチ! …と、とても好みの映画だったのですが、私的に評価させていただくと、8/10かな;;; この映画はマリー・アントワネットの一生を描いた歴史大作、感動作ではないのです。 でもそれでいいと思うんです。 わずか14歳でフランス王室へたったひとりで嫁がなければならなかったマリー・アントワネットを体感した映画でした。 ↓は、サントラを8曲もフルコーラスで聴けちゃうサイト! 初期のトレイラーやCMで流れていたニュ−・オーダーの「エイジ・オブ・コンセント」はサントラ盤未収録なのですが、↓のサイトでは聴けちゃいます^^。 (プレイボタンを押しただけではサンプルしか流れません。Music:の脇のアーティスト名をクリックでフルコーラス聴くことができます) Marie Antoinette - The Movie's Music on IMEEM "Keen On Boys" - The Radio Dept. "Aphrodisiac" - Bow Wow Wow "Hong Kong Garden" - Siouxsie & The Banshees "Ceremony" - New Order "Natural's Not In It" - Gang Of Four "Age Of Consent" - New Order "What Ever Happened" - The Strokes "I Want Candy" - Bow Wow Wow こちらもフルコ-ラスのサントラ。 Download.com:"Marie Antoinette" soundtrack Bow Wow Wow - Aphrodisiac (2:58) Windsor For The Derby - The Melody Of A Fallen Tree (8:16) Dustin O'Halloran - Opus 23 (3:08) Squarepusher - Tommib Help Buss (2:10) こちらはYouTubeにアップロードされている画像つきの楽しいサントラ。 YouTube:"Hong Kong Garden" - Siouxsie & The Banshees YouTube:"I Want Candy" - Bow Wow Wow YouTube:"Age of Consent" - New Order |

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