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製作:1970年 フランス 原題:PEAU D'ANE 監督:ジャック・ドゥミ 出演: カトリーヌ・ドヌーヴ(青の国の王妃、王女、二役)、ジャン・マレー(青の国の国王)、ジャック・ペラン(赤の国の王子)、デルフィーヌ・セイリグ(リラの妖精) 〜 ストーリー 〜 宝石を生むロバのおかげで大変裕福な王がおりました。 しかしお妃が「私より美しい女性と再婚して欲しい」と遺言を残して亡くなってしまいました。 お妃より美しい女性はこの世にただ一人、王女だけ。 王は王女に結婚を申し込みます。 困った王女はロバの皮に身を隠し、姿を消してしまいます。 家畜の世話係として暮らし始める王女。 正体を知らずに王女に一目惚れする王子。 幸せをつかむために王女が考えた、恋の魔法とは…。 「シンデレラ」でお馴染みのフランス童話作家シャルル・ペローが生んだ、もう一つのプリンセス物語「ロバの皮」が原作となった『ロバと王女 デジタルニューマスター版』。 『シェルブールの雨傘』のゴールデンコンビ、名匠ジャック・ドゥミ監督&大女優カトリーヌ・ドヌーヴ主演の本作は、ビデオ、DVDが発売されることもなく “伝説”となっていたが、最新デジタル技術を駆使して修復され、30年あまりの時を経て美しく蘇った! オフィシャルサイトより こちらも週末に映画館で観賞しました。 観たらね、嵌りそうな予感はしていたんですよ… 見事予感的中!!! この映画の素敵さは、多分男性にはわからないでしょうね。 でも、女性だったら誰でも一度は憧れる世界で、子供から大人まで、皆さん楽しめるんじゃないかな? なにしろ、1970年制作の映画ですので、映像的なテクニックは、まだ発達前だと思うんですね。 でも、そんな部分を補ってあまりある小道具の数々…。 まずね、最初に映し出される”青の国”のお城がチャーミングなの。 少女が夢見るお城そのもの! 青の国に仕える使用人は青をポイントカラーにした服を着て、顔まで青塗り(笑) 王様が座る白い椅子は、横たわる獅子を模ったものだし、王女の部屋には、天蓋付きのベッドはモチロン、鏡の周りにはツタなどを絡ませてバラがちりばめられてっていう具合^^。 王女が頼りにしている、リラの妖精もチャーミング! パステルカラーのシフォンっていうのかなぁ、ヒラヒラの可愛いコスチュームでキラキラの杖を持って現れるの^^。 それで、リラの妖精の入れ知恵で、結婚を迫る王様に作らせたドレスがまた…。 輝く月のドレス、煌く太陽のドレス…、想像できます? どんなドレスなんだろう?ってワクワク待っていると、それはそれは見事な期待以上のドレスが登場するんですよ! そんなに王様に愛されているお妃、王女の二役を演じているのが、カトリーヌ・ドヌーヴ! 素敵ななドレスに負けない美しさです。 そんな彼女が、ロバの皮を被って逃げ出すのが、”赤の国”。 ある日、王女が”ロバの皮”として働いている村へ王子様がやってくるのですが、これまた期待通りの王子様! 紆余曲折を経て結ばれる二人が、草原で戯れるシーンは、丘全体にお花をちりばめる徹底ぶり! ラストには度肝を抜かれる(…っていうか首をかしげる?笑)サプライズもあって、ほんと、ありえない話なのですが、御伽噺ですので、ありえなさが素敵な映画です^^。 そんな訳で、DVD発売の際には、女ゴコロをちっともわかっちゃいない、うちの無粋な息子達にも是非見せてあげようと思ってます(笑) ■ 注意点 ■ お子さんとご覧になる方もいらっしゃると思いますので、やはり書いておいた方がいいですよね。 小さい女の子の中には、”大きくなったらパパと結婚するのぉ〜”と言うお子さんもいますよね。子供は童話や絵本からも社会ルールを覚えていく訳ですが、こちらは、パパとは結婚できないんだよっていうことを、そして、もしも迫られたら逃げなきゃいけないんだよっていうことを、超ラブリ〜なお話の中でもはっきりと教えてくれているんですね。広い世界には、あなたにピッタリな素敵な王子様がいるんだよって。……でも、王子様の誘惑の仕方まで教えてくれているかも…(^^;;; あ、でもいやらしくはないのでご安心を。 さらに追記 先日、映画館での待ち時間に壁に貼ってあった『ロバと王女』の特集記事を読んだのですが、その中で監督さんが答えていたところによると、リラの妖精は”青の国”の王様が好きで結婚したくて、それで、王様と王女の結婚を阻止しようと懸命になり、また、”赤の国”の王子様が王女を見つけるように仕向けたということを言ってました。ますますシュールかも;;; それもあるんでしょうが、やはり、近親相姦を避ける意味でも、少女向けの童話に書いたような気がするんですが…。どうでしょう??? |

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