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「なあタケシ、あの階段の噂知ってるだろ? 今夜確かめにいかないか?」 「ああ、東階段で夜中に段を数えると、上りと下りで違うってやつな」 こうしてタケシとキヨシの二人は、夜中に学校に忍び込み、東階段までやってきた。 「じゃ、俺上に行って、上から数えてくるよ」 タケシはそう言って階段の上に行った。 「じゃ、一緒に数えるぞ」 『い〜ち』 一緒に数えながら、タケシは一段下りて、キヨシは一段上がった。 『に〜』 『さん〜』 こうして二人は、順調に階段を進んでいった。 『し〜ち』 すれ違って、お互いに背を向けあった時、タケシはいたずらを思いついた。 (そうだ、一段飛ばして、キヨシをビビらせてやろう) 『は〜ち』 (いまだ、2段降り!) 『じゅう〜』 そしていよいよ最後の一段。 『じゅうさ〜ん』 言いながら振り向くと、キヨシの方も上まで到着してこっちを振り向いてた。 (え? あれ? 同じ???) 次の瞬間、キヨシが青ざめた表情で階段を駆け下りてきた。 「う、うわああ〜〜〜〜〜」 二人は一目散に、その場を逃げ出した。 あ、あれ? 俺はともかく、なんでキヨシはこんなに怯えてるんだ? 数が同じだったのに。 「いや、実はお前を驚かそうと思って、途中で一回一段飛ばしたんだよ」 「え、なんだお前もかよ」 「てことは、結局数は同じだったってことか〜」 「あはははは」 翌日の昼休み、また東階段までやってきた二人。
青ざめた顔で、何度も何度も階段を数えている。 13段。 何回数えても、その階段は13段。 |
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えっ!?13段?
2010/8/4(水) 午後 11:13
13段・・こわ〜〜
2010/8/5(木) 午前 8:54
あれ?あれれ?
。。。。。
怖いからコメしないでおこうっと(((;゚(エ)゚))) ガクガクブルブル
2010/8/8(日) 午後 2:31
はい、一段飛ばしたときに、ついカウントまで飛ばしてしまったという、とってもべたなオチでございました。
2010/8/8(日) 午後 5:37