フォトラム
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誰でも思いつくのはピンボケですよね。 どんなにすばらしいシャッターチャンスに恵まれても、ピンボケしてしまっては台無しです。 じゃ、もうひとつは? 露出? いえ、露出の失敗って思ったほど多くないんです。 今時のカメラって、かなり正確に露出を決めてくれるし、デジタルって少しくらいの失敗はあとから簡単に補正できます。 はい、タイトルでズバリ書いちゃってますね。 そうです、もう一つは「ブレ」です。 なんか、いまいち画像がシャープじゃなくて、ちょっとピンボケみたいに写った写真って、実はブレだったりすることが多いんです。 最近は、ほとんどのデジカメに手ブレ補正という機能がつくようになり、メーカーもさかんにアピールするので、初心者でもブレの存在を意識することが多くなったんじゃないでしょうか。 もう一つは被写体ブレと言って、動いてる被写体を撮るときに起こります。 どちらも、シャッターを開いてる間に画面内の被写体の位置がずれてしまうことが原因です。 手ブレ補正という機能は、この二つのブレのうち、文字通り手ブレの方を少し抑えてくれます。 その他に手ブレを抑える対策としては、シャッター速度を速くしたり、三脚などでカメラを固定したりします。 一方、被写体ブレの方は、手ブレ補正機能やカメラの固定では防ぐことができません。 シャッター速度を速くするか、動きが一定の場合は流し撮りというちょっと難しいテクニックを使うことになります。 この2種類のブレに関しては、カメラのパンフレットなど、いろんな所で解説されているので、ここでは詳しく説明しません。 マクロ写真をよく撮る人は、けっこう経験してるんじゃないかな? このブレは、写真にはブレという形では現れません。 え? ブレとして現れないブレ? はい、これ、写真には「ピンボケ」として現れるんですよ。 分かる人は、もう分かったかな? 第3のブレの正体、それは体ブレです。 ん? 聞いたことないぞ? はい、おいらが今名づけました。 普通、写真を撮るときって、2段階にシャッターボタンを押しますよね? まずはボタンを半押ししてピントを合わせて、そのあと最後まで押してシャッターを切ります。 この、半押ししてから、シャッターを切るまでの間に、体が動いてピント位置がずれてしまうのが体ブレの正体です。 ちょっと立ち上がって、そのまま目をつぶってみてください。 けっこう体が揺れて、無意識にバランスを取ろうとしませんか? カメラのファインダーを覗いたり、モニタをじっと見ていると、気づかないうちにこの揺れが起こります。 写真を撮るのに夢中になってると、特に気づきにくくなります。 大抵の場合、このブレってせいぜい2〜3センチとか、その程度だと思うんですよ。 数メートルも離れた物を撮るなら、このくらいの誤差はほとんど問題ありません。 でも、ほんの数センチ先を撮るようなマクロ撮影では、この誤差は致命的な差になってしまうのです。 被写体との距離や、絞りの状態でも違いますが、マクロ撮影ではピントの合う範囲が数ミリしかないなんてことがザラにあります。 そんなとき、ピント位置から2〜3センチもずれてしまったら、いえ、たった1センチずれただけでもピンボケになってしまうのです。 でも、普通は写真を撮るのに地面に寝そべるってのはちょっとしんどいですよね。 手持ちで撮影する限り、根本的な解決手段はたぶんないです。 Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) え? ないの? でもね、 そんなブレがあるって、存在を意識するだけでもずいぶん違うんです、これ。 1.まずはブレの存在を知って意識する。 ほんと、意識するだけでかなり違います。 次は、ピント合わせとシャッターを切るタイムラグを少なくすることです。 2.ピントを合わせたら、なるべくすぐにシャッターを切る。 そして、最後に数撃ちゃ当たるです。 3.同じシーンで数枚撮る。 実際にこの失敗を何度も繰り返した経験から言います。
マクロ撮影でピンボケが多いと感じてる方。 ぜひ一度意識して撮ってみてください。 ちょっと意識しただけで、劇的にピンボケが減ると思います。 |
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花びらの陰に隠れた小さな小さなクモ。 オートフォーカスでこの小さなクモにピントを合わせるなんて、ちょっと無理ですよね〜。 でも、ピント君を使ったらこの通り、オシベの先ほどのこんな小さなクモにも、一発でピントを合わせることができました。 ね? すごい破壊力でしょ? え? なんか花全体にピントが合ってるだけじゃないかって? う〜ん。 400万画素だった写真を17万画素まで縮小しちゃうと、少しくらいピントが合ってなくても合ってるように見えちゃうんですね〜。 というわけで、全く縮小しない元のサイズの画像も見てもらいましょうか。 といっても、400万画素のそのままの写真は大きすぎるので、クモの部分だけ切り取ってお見せします。 それなら解像度は400万画素の時と同じになりますね。 チョキチョキチョキっと。 はい、これです。 うっは〜♪ 縮小してた時はわからなかったけど、実はこんな毛蟹みたいな体とまん丸いつぶらな瞳だったんですね〜。 どうですか? 400万画素の解像度を生かしきった、バッチリ合ったフォーカス。 すごいでしょ? ピント君。 ちょっと注目して欲しいのは、縮小してた時はピントが合ってたように見えた花びら。 解像度を上げてみると、実はこんなにボケてたんですね〜。 ピントが合ってるように見えたものですら、解像度を上げるとこんなにボケてるんです。 「高画素に潜む罠(CCD編)」で出てきたこの一節、まだ覚えてますよね? ブログで使うような数十万画素の小さな写真ですらシャープな写真が撮れていない場合、画素数が大きくなってもボケの情報が大量に記録されるだけなのです。 画素数が少ない時にシャープでなかったものが、画素数が増えるとシャープになることはありません。 それは、ただの錯覚なのです。 ね? 今ならわかるでしょ?
高画素は、ちゃんとピントが合って、初めて高画質と言えるんですよ〜。 |
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高画素に潜む罠(CCD編)からの続きです。 http://blogs.yahoo.co.jp/kimta9bb/13026318.html レンズの口径と解像度まずは、レンズの口径のお話をします。実は、ある波長の光に対するレンズの「解像度」には限界というものがあるんです。 これはレンズの口径だけで決まる「物理的な法則」によるもので、つまり、 「ピント合わせには限界がある」ってことなんです。 天体観測用の望遠鏡などは、ものすごい大きな口径のものを作りますよね? あれは、より遠くの星を精密に観測するのに必要な「解像度」を上げるためなんです。 難しく考えないで「口径が大きいほど解像度が高い」ってことを、まず覚えてください。 実際の解像度ってどのくらいなの?天体望遠鏡のカタログを見てみると、10センチの口径のもので分解能が約1秒(=1/1000度)くらいです。分解能っていうのは、どのくらい離れた二つのものを二つとして識別できるかってことです。 遠くにあるものは小さく見えるので「実際に離れている距離」ではなく「見える角度」で表すんですね。 では、9800円君の場合で見てみましょう。 レンズの分解能は、口径が2倍になるとだいたい2倍になります。 ということは、口径が1センチにも満たない9800円君は、分解能が10秒ちょっとです。 そのぐらいの角度がないと、2つの点を2つと識別できないってことなんですね。 10秒ってことは、角度にして1度の範囲を100個くらいに分解できることになります。 すると、標準的な50度くらいの範囲を写す場合だと、約5000個程度まで分解できることになりますね。 つまり、9800円君くらいのレンズだと、画素数だけをどんどん上げていっても、レンズの方で15〜20メガくらいに画像を分解するのが限界ということになるんですね。 しかも、 これはレンズの精度が「完全」な場合で、 さらに物理限界まで「完全にピントを合わせた」場合の話なのです。さらにこれって50度の範囲を写す場合の計算なので、写る範囲が狭くなる望遠だともっと低くなります。 9800円君の望遠は105ミリ相当なので、写る範囲(約23度)で計算すると、限界がちょうど400万画素くらいでした。 なんと、9800円君の画素数は、望遠側ではすでにレンズの限界まできてたのです!! でも広角側はまだ余裕があるってことでしょ?それがそうでもないんです。カメラには絞りという機能があります。実はこの絞りって、レンズの中央部分の狭い範囲だけを使うことになるんですね。 つまり、小さなレンズにするのと同じことになるんです。 もちろんレンズの分解能も下がります。 オートで明るいものを撮る時には、絞りはかなり小さく絞られます。 そして通常、広角側で使う時は、より小さな絞りが選ばれるように設定がされているんです。 恐らくほとんどの撮影条件で、レンズの分解能は400万画素すら下回るんじゃないでしょうか。 さて、前回のCCD編では、高画素にはいろんな不利なことがあるって話をしましたよね? あの時、 「でもちゃんとピントが合えば高画素な方が高精細な画像にできるんでしょ?」な〜んて思った人いませんか? 残念ながら、 画素をどんなに細かくしても、レンズが作り出す画像がそんなに細かくできないんです! ケータイのカメラってどうなの?コンパクトデジカメでそうなら、ケータイのカメラはどうなるの????あのレンズ、2〜3ミリくらいしかないですよね? そうなんです、あのレンズだと50度の範囲の場合で、1500程度に分解するのが限界なんですよ。 ということは、計算しやすいように1500×1000で計算すると....。 あれ? 1.5メガくらいが限界???? (※実際はケータイのカメラの写る範囲はもう少し広角です) おいらのケータイ君を見てみると....。 レンズ3ミリくらいしかないのに、3.2メガ!!!! Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)!!! それでなくてもCCDが恐ろしく小さいケータイのカメラです。 画素が増えれば増えるほど「低画質」になるのは目に見えてます。 レンズの限界を超えた、無意味な「高画素」がそんなに欲しいですか? なぜこんなことに確かにメーカーさんの姿勢も問われます。いくらユーザが欲しがって、しかも高く売れるからといってね〜。 何も知らないユーザを、なんか騙してるみたいじゃありませんか? でも、何回もいいますが、 メーカーは売ってナンボですから〜〜!!!そうなんです、ユーザが本当に必要な物を見極める「知識」を持たない限り、 メーカーが変わるはずなんかないんです。 ユーザが「求める物」ではなく、ユーザが「本当に必要とする物」をメーカーが作るようになるために、
一人でも多くの人に知ってもらいたいお話です。 |

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