魅惑の9800円君

その後、哲学者は「何か」を知るための旅に出ます

フォトラム

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夏休みやお盆休みなどで、これから旅行に出かける人、多いんじゃないでしょうか?

実は旅写真には、普段撮る写真とはちょっと違う、意外な?コツがあるんです。
写真を撮るちょっとしたコツが、写真の目的によって違うなんて、意識したことありますか?

さて、旅写真のコツって、他の写真とどう違うんでしょう?


通常の場合

「作品」として写真を撮る場合、だいたい意識するのは、
・最高画質で撮る → 低い画質で撮ると、あとで画質を上げることができません。
・撮る場面は厳選します → いい絵を探すのも、写真の目的のひとつですね。
・画面から余計な物を排除 → 邪魔なものはなるべく画面に写らないようにします。

まあ、こんな感じですよね。

旅写真の場合

一方、旅写真だとこうなります。
・画質を落として撮る
・撮る場面を選ばない
・なるべく余計な物を入れて撮る
あれれれ????
「作品」写真と全く正反対です。

ほとんどの人は、どちらも同じ感覚で撮ってるんじゃないでしょうか?
では、それぞれの解説です。

1.画質を落として撮る

最近はコンパクトでも、やたらと高画素のものが多いです。
普通に最高画質で撮ると、一つのファイルが5MBなんて巨大になってしまいます。
旅写真って、たいていの人はPCで見るか、プリントしてもLサイズやハガキサイズ程度です。
普段からコンパクトでスナップ的な写真を撮る人なら、目安としてファイルサイズが1MB前後に収まるサイズで撮ることをお勧めします。
1MB前後のサイズだと、CD1枚に500〜1000枚くらい収まりちょうどいい感じです。
また、画素数にして300万画素程度もあれば、A4くらいのプリントなら十分にきれいです。

もちろん、元々画素数の少ない古いカメラなら、画質を落とす必要はありません。
気軽にたっぷり撮るためにってことと、あとで見やすいようにってことなのです。
人によって、使うメモリカードのサイズや撮る枚数も違うし、画質へのこだわりも人それぞれです。
どのサイズを選ぶかは、自分の条件に応じて判断してくださいね。


2.撮る場面を選ばない

ちょっと意外かもしれないですけど、これが旅写真の最大の秘訣です。

フィルム時代の習慣みたいな感じで、つい、いい場面だけを選んで撮ってしまいがちですよね?
旅行って、一年もすると記憶が断片的になってきます。
で、あとで写真を見てみても、主な観光地の有名なポイントしか写ってなかったりするわけです。
実は、どうでもいいところで撮りまくったほうが、旅の記憶が蘇っていいんですよ。

例えば、
・出発時のどうでもいい場面
・移動中に目についたもの、かたっぱし(道路の様子とか)
・電車やバスの中の様子、乗り込むとき、降りたとき、乗った乗り物など
・宿泊した宿の前、泊まった部屋の様子、食事、窓からの眺め(平凡な光景でもいいんです)
・観光地の入り口、チケット
いや、もう、それこそ何でも。
むしろ、どうでもいい場面なほど、旅を思い出すいい写真になるんですよ。

旅の行程を、写真でず〜っと追えるくらい撮りまくりましょう。
フィルムと違って、いくら撮ってもコストかからないですからね、デジタルは。
ただし、バッテリーの充電だけは、しっかりやっておきましょう。


3.なるべく余計な物を入れて撮る

これ、意識しないとなかなかできません。

旅行に行ったとき、事前にガイドブックやパンフレットなどで見た写真と比べて、「え?こんな所だったの?」って
なったことありませんか?
「作品」として撮るならそれでいいのですが、旅写真の場合は実際に感じたままのイメージを残しておきましょう。
そのためには、撮りたい場面をなるべく絞り込まないで、周りの様子もできるだけ入れて撮ります。
実際に目で見ていたときの光景と、画面のイメージがなるべく近い方がいいのです。

写真がうまい人ほど、これを実践するの難しいかもしれませんね。
けっこう感覚に逆らいますから。


でもきれいな光景に出会ったら、きれいな写真が撮りたい!

それはそれ、別なものと考えましょう。
例えば、デジカメとビデオカメラを両方持ってたら、場面に応じて使い分けますよね?
旅写真は、写真とビデオの中間みたいなものと考えてください。
用途がそもそも違うわけです。

絵になる光景に出会ったら、これまで通りに傑作写真を狙いましょう。
もちろんそのときのコツは、旅写真と正反対のものに戻るわけです。

画質モードは最高画質に変更です。
この画質の切り替えって、面倒だし忘れやすいんですよね。
本格的に写真を撮る人だと、コンパクトをもう一台持つか、画質をあまり下げない方がいいかもしれないですね。
29800円君の場合(600万画素)だと、画質をファインからノーマルに変えるとサイズが1.5MBくらいまで小さくなるので、たぶん旅写真ならそれで行くかな。
ファインに戻すのを忘れても、画質はそんなに大きくは変わらないです。



旅行は、その旅行をしてる時に楽しむことが一番大事です。
でも、せっかくお金と時間を使って行くのだから、残された旅の記憶も貴重な財産です。
いい旅写真を撮っておけば、5年10年たっても、写真を見るたびにリアルな記憶が蘇るはずです。
また、そんな写真こそが、いい旅写真と言えるわけです。

そんな写真を気軽に撮れるのも、コストがかからないデジカメだからですよね。
いい時代になったものですね〜。

第3のブレに注意!

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写真の2大失敗要素

写真の2大失敗要素って何でしょう?

誰でも思いつくのはピンボケですよね。
どんなにすばらしいシャッターチャンスに恵まれても、ピンボケしてしまっては台無しです。

じゃ、もうひとつは?
露出?

いえ、露出の失敗って思ったほど多くないんです。
今時のカメラって、かなり正確に露出を決めてくれるし、デジタルって少しくらいの失敗はあとから簡単に補正できます。

はい、タイトルでズバリ書いちゃってますね。
そうです、もう一つは「ブレ」です。

なんか、いまいち画像がシャープじゃなくて、ちょっとピンボケみたいに写った写真って、実はブレだったりすることが多いんです。
最近は、ほとんどのデジカメに手ブレ補正という機能がつくようになり、メーカーもさかんにアピールするので、初心者でもブレの存在を意識することが多くなったんじゃないでしょうか。


2種類のブレ

一般にブレには2種類あって、その一つが手ブレです。
シャッターを切ったときに、カメラが動いてしまうことで起こります。

もう一つは被写体ブレと言って、動いてる被写体を撮るときに起こります。

どちらも、シャッターを開いてる間に画面内の被写体の位置がずれてしまうことが原因です。


手ブレ補正という機能は、この二つのブレのうち、文字通り手ブレの方を少し抑えてくれます。
その他に手ブレを抑える対策としては、シャッター速度を速くしたり、三脚などでカメラを固定したりします。
一方、被写体ブレの方は、手ブレ補正機能やカメラの固定では防ぐことができません。
シャッター速度を速くするか、動きが一定の場合は流し撮りというちょっと難しいテクニックを使うことになります。

この2種類のブレに関しては、カメラのパンフレットなど、いろんな所で解説されているので、ここでは詳しく説明しません。


第3のブレとは?

さて、いよいよ問題の第3のブレです。
いったい何のことでしょう?

マクロ写真をよく撮る人は、けっこう経験してるんじゃないかな?
このブレは、写真にはブレという形では現れません。

  え? ブレとして現れないブレ?

はい、これ、写真には「ピンボケ」として現れるんですよ。
分かる人は、もう分かったかな?

第3のブレの正体、それは体ブレです。

  ん? 聞いたことないぞ?

はい、おいらが今名づけました。



普通、写真を撮るときって、2段階にシャッターボタンを押しますよね?
まずはボタンを半押ししてピントを合わせて、そのあと最後まで押してシャッターを切ります。
この、半押ししてから、シャッターを切るまでの間に、体が動いてピント位置がずれてしまうのが体ブレの正体です。

ちょっと立ち上がって、そのまま目をつぶってみてください。
けっこう体が揺れて、無意識にバランスを取ろうとしませんか?

カメラのファインダーを覗いたり、モニタをじっと見ていると、気づかないうちにこの揺れが起こります。
写真を撮るのに夢中になってると、特に気づきにくくなります。
大抵の場合、このブレってせいぜい2〜3センチとか、その程度だと思うんですよ。
数メートルも離れた物を撮るなら、このくらいの誤差はほとんど問題ありません。

でも、ほんの数センチ先を撮るようなマクロ撮影では、この誤差は致命的な差になってしまうのです。
被写体との距離や、絞りの状態でも違いますが、マクロ撮影ではピントの合う範囲が数ミリしかないなんてことがザラにあります。
そんなとき、ピント位置から2〜3センチもずれてしまったら、いえ、たった1センチずれただけでもピンボケになってしまうのです。


対策は?

さて、このブレ、どう対策すればいいんでしょう?
確実なのは、三脚などでカメラを固定しちゃえばいいんですが、ぶっちゃけかなり面倒です。

もう一つ、大きく改善できる大技があります。
ほふく前進です。
かなり強力な力技で、実際に実践してる人もいるんですよ、これ。
参照:ジメ探検部 (野の花探し)

でも、普通は写真を撮るのに地面に寝そべるってのはちょっとしんどいですよね。
手持ちで撮影する限り、根本的な解決手段はたぶんないです。

Σ(゚Д゚;≡;゚д゚) え? ないの?

でもね、
そんなブレがあるって、存在を意識するだけでもずいぶん違うんです、これ。

 1.まずはブレの存在を知って意識する。

ほんと、意識するだけでかなり違います。
次は、ピント合わせとシャッターを切るタイムラグを少なくすることです。

 2.ピントを合わせたら、なるべくすぐにシャッターを切る。

そして、最後に数撃ちゃ当たるです。

 3.同じシーンで数枚撮る。

実際にこの失敗を何度も繰り返した経験から言います。
これ、気づかないと絶対やらかします。

マクロ撮影でピンボケが多いと感じてる方。
ぜひ一度意識して撮ってみてください。
ちょっと意識しただけで、劇的にピンボケが減ると思います。

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ファイルを復元する話

エラーでデータが壊れてしまったメディア(メモリカードなど)や、間違えて削除してしまったファイルって復元できる可能性があります。
どんなケースなら復元できるんでしょうか?



1.物理的に壊れてしまった場合

HDDやメディアなどのハードが物理的に壊れてしまったものはソフトでは復元できません。
データを取り出すことができませんから。
HDDがクラッシュしてしまった場合などです。

復元できるのはファイルを削除してしまった場合と、中身のデータは壊れてるけどハードそのものは動作する場合です。

データが壊れたケースについて、もう少し詳しく見ていきましょう。



2.データってどんな風に格納されてるの?

HDDやメディアなどの記憶装置は、基本的にインデックス領域とデータ格納領域に別れています。
データ格納領域は、セクタと呼ばれる小さな部屋に分けられています。
[インデックス]

□□□□□・・・・・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□・・・・・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□・・・・・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
:
□□□□□・・・・・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□



3.画像などのファイルはどうやって記録されるの?

まず、ファイルを格納するために必要な数の空きセクタを探して、データ格納領域にデータを書き込みます。
そして、どこからどこまでのセクタにデータを書き込んだという情報をインデックスに記録します。
[インデックス]←どこからどこまでのセクタにデータを格納したという情報を記録

■■■■□・・・・・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□←データを書き込む
□□□□□・・・・・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□・・・・・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
:
□□□□□・・・・・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□



4.ファイルが削除されるとどうなる?

実は、ファイルを削除しても、データ領域のデータは消されません。
インデックスの情報を、そのセクタが空きセクタになったと書き換えるだけなのです。
[インデックス]←使われていたセクタが空きになったと書き換える

■■■■□・・・・・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□←データ領域はそのまま
□□□□□・・・・・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
□□□□□・・・・・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
:
□□□□□・・・・・□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
つまり、書き込まれていたファイルの本体は残っているのです。
この残っているデータを読み出すことで、ファイルの復元が可能になるわけです。

このことから分かるように、データが壊れたケースで復元できるのは、
   壊れたデータがインデックス領域のデータの場合です。
本体側のデータが壊れた場合、残念ながらそのデータの復元はできません。



5.復元できなくなるケース

インデックス領域が壊れた場合でも、間違えて削除してしまった場合でも、復元できなくなるケースがあります。
それは、データ領域に新しいデータが上書きされてしまった場合です。
ファイルを削除すると、その領域は空きセクタとして扱われるようになるので、削除したあとに別なファイルを書き込もうとすると、その領域が使われてしまう可能性があります。
別なデータが書き込まれてしまうと、当然元のデータは完全に消えてしまいます。

空き領域がたっぷり残っていれば、別な空きセクタが使われる可能性が高くなりますが、いつそのセクタが使われてしまうかは運次第ですね。
復元したいデータがある場合は、なるべく新しいファイルを書き込まないようにしましょう。



6.復元ソフトはどうやって手に入れる?

パッケージソフトとして、お店で売られているものは4〜5千円くらいでしょうか。
用途に合わせて、「ファイル 削除 復元 メディア フリー」などのキーワードをうまく組み合わせて検索すれば、運がよければ使えるフリーソフトが見つかります。

ソフトによって、性能にかなりバラつきがあるみたいで、復元できる範囲が変わってくるようです。
(HDDではできるがメディアはできない、など)
分析する速さもずいぶん違います。
傾向として、有料のものはやはりなにかと高性能みたいです。
HDDなどの大容量なものだと、ものすごい時間がかかるみたいなので、自分のケースとニーズに応じて選択しましょう。

特に有料のものを使う場合、消えたデータの価値がソフトの値段に見合うかどうか、よ〜く考えましょう♪



今回復元できた写真の中から一枚

イヌとネコ
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秘密兵器の破壊力

フォトラムの初回でご紹介した秘密兵器、「ピント君」覚えてますか?
今日は、この秘密兵器の破壊力がどれだけすごいかお見せします。

イメージ 1

花びらの陰に隠れた小さな小さなクモ。
オートフォーカスでこの小さなクモにピントを合わせるなんて、ちょっと無理ですよね〜。
でも、ピント君を使ったらこの通り、オシベの先ほどのこんな小さなクモにも、一発でピントを合わせることができました。
ね? すごい破壊力でしょ?

え? なんか花全体にピントが合ってるだけじゃないかって?

う〜ん。
400万画素だった写真を17万画素まで縮小しちゃうと、少しくらいピントが合ってなくても合ってるように見えちゃうんですね〜。

というわけで、全く縮小しない元のサイズの画像も見てもらいましょうか。
といっても、400万画素のそのままの写真は大きすぎるので、クモの部分だけ切り取ってお見せします。

それなら解像度は400万画素の時と同じになりますね。


チョキチョキチョキっと。



はい、これです。

イメージ 2


うっは〜♪
縮小してた時はわからなかったけど、実はこんな毛蟹みたいな体とまん丸いつぶらな瞳だったんですね〜。

どうですか?
400万画素の解像度を生かしきった、バッチリ合ったフォーカス。
すごいでしょ?
ピント君。



ちょっと注目して欲しいのは、縮小してた時はピントが合ってたように見えた花びら。
解像度を上げてみると、実はこんなにボケてたんですね〜。
ピントが合ってるように見えたものですら、解像度を上げるとこんなにボケてるんです。


「高画素に潜む罠(CCD編)」で出てきたこの一節、まだ覚えてますよね?

ブログで使うような数十万画素の小さな写真ですらシャープな写真が撮れていない場合、画素数が大きくなってもボケの情報が大量に記録されるだけなのです。
画素数が少ない時にシャープでなかったものが、画素数が増えるとシャープになることはありません。
それは、ただの錯覚なのです。


ね? 今ならわかるでしょ?
高画素は、ちゃんとピントが合って、初めて高画質と言えるんですよ〜。

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高画素に潜む罠(CCD編)からの続きです。
http://blogs.yahoo.co.jp/kimta9bb/13026318.html

レンズの口径と解像度

まずは、レンズの口径のお話をします。
実は、ある波長の光に対するレンズの「解像度」には限界というものがあるんです。
これはレンズの口径だけで決まる「物理的な法則」によるもので、つまり、
   「ピント合わせには限界がある」
ってことなんです。

天体観測用の望遠鏡などは、ものすごい大きな口径のものを作りますよね?
あれは、より遠くの星を精密に観測するのに必要な「解像度」を上げるためなんです。
難しく考えないで「口径が大きいほど解像度が高い」ってことを、まず覚えてください。


実際の解像度ってどのくらいなの?

天体望遠鏡のカタログを見てみると、10センチの口径のもので分解能が約1秒(=1/1000度)くらいです。
分解能っていうのは、どのくらい離れた二つのものを二つとして識別できるかってことです。
遠くにあるものは小さく見えるので「実際に離れている距離」ではなく「見える角度」で表すんですね。

では、9800円君の場合で見てみましょう。
レンズの分解能は、口径が2倍になるとだいたい2倍になります。
ということは、口径が1センチにも満たない9800円君は、分解能が10秒ちょっとです。
そのぐらいの角度がないと、2つの点を2つと識別できないってことなんですね。

10秒ってことは、角度にして1度の範囲を100個くらいに分解できることになります。
すると、標準的な50度くらいの範囲を写す場合だと、約5000個程度まで分解できることになりますね。

つまり、9800円君くらいのレンズだと、画素数だけをどんどん上げていっても、レンズの方で15〜20メガくらいに画像を分解するのが限界ということになるんですね。

しかも、
   これはレンズの精度が「完全」な場合で、
   さらに物理限界まで「完全にピントを合わせた」場合の話なのです。
さらにこれって50度の範囲を写す場合の計算なので、写る範囲が狭くなる望遠だともっと低くなります。
9800円君の望遠は105ミリ相当なので、写る範囲(約23度)で計算すると、限界がちょうど400万画素くらいでした。

なんと、9800円君の画素数は、望遠側ではすでにレンズの限界まできてたのです!!


でも広角側はまだ余裕があるってことでしょ?

それがそうでもないんです。
   カメラには絞りという機能があります。
実はこの絞りって、レンズの中央部分の狭い範囲だけを使うことになるんですね。
つまり、小さなレンズにするのと同じことになるんです。
もちろんレンズの分解能も下がります。

オートで明るいものを撮る時には、絞りはかなり小さく絞られます。
そして通常、広角側で使う時は、より小さな絞りが選ばれるように設定がされているんです。
恐らくほとんどの撮影条件で、レンズの分解能は400万画素すら下回るんじゃないでしょうか。


さて、前回のCCD編では、高画素にはいろんな不利なことがあるって話をしましたよね?
あの時、
   「でもちゃんとピントが合えば高画素な方が高精細な画像にできるんでしょ?」
な〜んて思った人いませんか?
残念ながら、
   画素をどんなに細かくしても、レンズが作り出す画像がそんなに細かくできないんです!


ケータイのカメラってどうなの?

コンパクトデジカメでそうなら、ケータイのカメラはどうなるの????
あのレンズ、2〜3ミリくらいしかないですよね?
そうなんです、あのレンズだと50度の範囲の場合で、1500程度に分解するのが限界なんですよ。
ということは、計算しやすいように1500×1000で計算すると....。
あれ? 1.5メガくらいが限界????
(※実際はケータイのカメラの写る範囲はもう少し広角です)

おいらのケータイ君を見てみると....。
レンズ3ミリくらいしかないのに、3.2メガ!!!!
Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)!!!

それでなくてもCCDが恐ろしく小さいケータイのカメラです。
画素が増えれば増えるほど「低画質」になるのは目に見えてます。
レンズの限界を超えた、無意味な「高画素」がそんなに欲しいですか?


なぜこんなことに

確かにメーカーさんの姿勢も問われます。
いくらユーザが欲しがって、しかも高く売れるからといってね〜。
何も知らないユーザを、なんか騙してるみたいじゃありませんか?
でも、何回もいいますが、
    メーカーは売ってナンボですから〜〜!!!
そうなんです、ユーザが本当に必要な物を見極める「知識」を持たない限り、
メーカーが変わるはずなんかないんです。

ユーザが「求める物」ではなく、ユーザが「本当に必要とする物」をメーカーが作るようになるために、
一人でも多くの人に知ってもらいたいお話です。

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