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きれいな写真を撮りたかったら、やはり高画素のデジカメが欲しくなっちゃいますよね?
なんか高画素の方が、高画質でよりきれいに撮れそうな気がします。
さて今回は、デジカメの画素についてお話します。
その1:高画素って、本当に「高画質」なんでしょうか?
確かにより細かく記録できるんだから、高画質な気がしますよね?
実は、一個一個の画像素子というのは、大きい方が品質の面では有利なのです。
素子が大きいということは、それだけたくさんの光を受けて、より精度の高い「 色・明るさ情報」が得られるのです。
色や明るさをきめ細かく判断できると、写真はとてもなめらかな階調を表現できます。
数字で例をあげると、
1,2,3,4,5,6,7,8,9,10・・・・と表現できるものと、
2,2,4,5,5,7,7,7,9,10・・・・では、どちらがなめらかでしょうか?
精度が低いということは、誤差も生じやすい上に、細かい「差」が表現できないのです。
また、光をたくさん受けられるので、感度の面でも有利になります。
高品質な、ノイズの少ない高感度にしやすくなります。
一眼レフというのはレンズの性能が高いだけではなく、コンパクトカメラより数倍大きなCCD(デジカメの中でフィルムに相当する部品)を使用しているため、画像を「再現する能力」も格段に高いのです。
CCDの大きさが同じなら、画素数が少ない方が色や階調の表現には有利なのです。
なめらかな質感の写真を撮るには、必要以上に画素数が多いと逆に不利なのです。
ただし、CCDを作る技術は現在急激に向上しているため、古くて画素数が少ないカメラが、現在の高画素のものより優れているということはありません。
あくまでも、「 同じ技術レベル」で作られた場合での比較です。
その2:高画素って本当に必要?
主にPCで写真を見るのであれば、おいらのPCのモニタは130万画素程度しかありません。
拡大したときには差が出ますが、PCで「普通に見る」限りでは、そんな大きな画素は必要ないのです。
ちなみに、おいらがブログで使ってる画像は縮小してあって、たったの23.5万画素です。
画素が少なくても、充分に「 写真の良さ」や「 質感」は伝えることができるのです。
高画素が生きるのは、PCで扱う時ではなく、写真をプリントしたときです。
プリントしないのなら、高画素の恩恵なんてまったくありません。
L版や2L版程度のプリントなら、200万画素もあれば充分きれいなプリントができます。
普通の人が、六つ切や四つ切などに引き伸ばす機会はほとんどないはずです。
また、その程度に伸ばす場合でも、400万〜600万画素程度あれば充分きれいです。
まず自分に問いかけてみてください。
そんな大きなプリントする予定ありますか?
普段プリントなんてしてますか?
さらに、ちょっと耳の痛い話をします。
今のカメラで画素数の限界までのシャープな写真が撮れてますか?
画素数が2倍になれば、ブレやピンボケも2倍になります!
ブログで使うような数十万画素の小さな写真ですらシャープな写真が撮れていない場合、画素数が大きくなってもボケの情報が大量に記録されるだけなのです。
画素数が少ない時にシャープでなかったものが、画素数が増えるとシャープになることはありません。
それは、ただの 錯覚なのです。
その3:でも、画素が多くても困らないんじゃない?
いや〜、これがけっこう困るんです。
何しろ、画素数が2倍になると、写真のファイルサイズも約2倍になります。
400万画素の9800円君の場合で、1枚あたり1.5〜2M程度です。
1000万画素になると、4〜5Mになっちゃうんです。
最近記録メディアがすごく安くなったので、そっちは問題ないですが、たくさん撮る人だとPCのハードディスクがすぐに厳しくなってきます。
ダウンロードするのも、整理するのも、再生するのも、画像処理するのも、ことごとく負担になります。
これが嫌で、普段ちょこちょこっと写真撮る時には「低画質モード」で撮ってる人多くないですか?
高画素の意味が全くありません!
むしろ、素子が小さくなった 欠点だけが残ってしまいます。
こうしてみると、プリントも意識して本格的に写真を撮ってる人はともかく、日常で気軽な写真を撮ってる人にとって高画素っていいポイントがほとんどなくて、悪いことだらけなんですね。
では、なぜメーカーは高画素のカメラを競って作るのでしょう?
それは、日本人が画素数が大きいものを欲しがるからです。
ユーザが欲しがる上に、高く売れるんですから、そりゃ競って高画素のものを作りますよ。
メーカーは売ってナンボですから〜〜!!!
さらに、高画素に潜む罠(レンズ編)へと続きます。
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