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梅雨入り前の休日。
朝から気持ちのいい風が吹いていたので、そう思い立った。
広島電鉄、通称「広電」で向かう。
車やJRならもっと早く辿りつけるのだが、今日はのんびり海辺の景観を楽しむため、広電を選択した。
海風が肌に心地よい。
「殺人的」とも言える真夏の暑さと比べると、ずいぶん「柔らかな」日射しだ。
フェリーから臨む厳島神社大鳥居。
貝掘り、観光客多数。潮風、露天のイカ焼き、鹿の糞・・・それは宮島の香り。
世界に冠たる美しい景観。
世界遺産に相応しい光景だ。
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旅
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仕事から帰ってポストを空けると、父親から手紙が来ていた。
急の用事なら電話だし、それ以外なら携帯電話のメール機能を使うはずなので、一体何事かと思った。
来週末、両親は自動車で2泊3日の旅行に行くとのことであった。
ご丁寧に、行き先ルートを書いた手書きの地図と、宿泊先の電話番号まで記載されていた。
思い出した。
4月末に実家に帰省した時に、その話をしていたっけ。
昨年も同じように自動車で旅行に行っていた時、山道で霧が発生して視界が全く効かず、止まっても追突されるだろうし、止まるに止まれない、生きた心地がしなかったという経験をしたとのことだった。
両親にとっては、というか父親にとってそれは初めて死を身近に感じた瞬間だったそうで、今回また旅に出るにあたって、長男のぼくには、自分たちがいつ死んでもよいように、旅の工程は知らせるようにしようと強く思うようになったらしい。
しかしまあ、ほんとに手紙で送ってくるとは。。。
さすが我が父親。
なるほど、こういうところはぼくも受け継いでいるなと、一人苦笑した。
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広島と札幌は似たところがあると思う。
地形と気候、都市の成り立ちは全く違う。
それでも地方の中核都市で、人口規模が同じくらいなので、街を歩いていても圧迫感がない。
東京方面から帰ってくると、すごくほっとする。
とにかくあの人の多さに疲れる。
その点札幌から今日帰ってきて、そのような疲労感を覚えなかった。
ぼくには大都会は似合わないのかな。
ススキノは広島で言う流川みたいな賑わい方だった。
札幌の大通りは、広島の平和大通りと似ていていた。
北海道大学の構内は広島大学の東広島キャンパスと同じで、とにかく広くて緑豊かだ。
来月からは北海道はもう雪が降り始めるのだそうだ。
1年の半年が雪に覆われる。
寒さがなければ、札幌に住むのもいいなと思ったりする。
学会発表が終わって一人で過ごす札幌最後の夜はジャズライブを聴きに行った。
こじんまりとしたBARで、ジントニックを片手に、マスターとの会話を楽しみつつ、音楽を堪能できた。
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6月25日。
自転車で横浜港周辺を散策した。 調べてみると、1859年に横浜港は開港されたとのこと。 海外からの船舶と共に文化も入ってきた影響で、今も当時の面影を街並みに観ることができる。 生憎の曇り空であったが、湿度はそれほど高くなくて、吹き抜ける海風が心地よい。
田園風景も好きだけど、ぼくは海の方がやっぱり好きなのかなと思った。
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この1週間で初めて晴れた。
思い出の土地を訪ねる。 自転車で散策する。
遥か向こうに筑波山を仰ぎながら、田畑が広がっている。 関東は土が赤いので、広島と違った趣の風景がこれまたいい。 ぼくは純粋にこの景色を美しいと思った。 12年前のあの頃も。 今日は3時間近く自転車漕いでて、さすがに疲れた。 あの頃は今の100倍くらい脚力はあった。その代わり、溢れるエネルギーの持って行き場所が見つけられなかった。 今はその逆。 自分を必要としてくれる人たちが待っている。 自分がいないと生きていけないと言ってくれる人がいる。 幸せなことではないか。 |



