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おそるべし官僚組織
次に写真3をご覧いただきたい。その三年後、私が永田町で働くようになり、(旧)民主党の政策調査会で「行政監視院法案」を作成していたときに入手した資料である。行政監視院は米国のGAO(会計検査院)にならった組織なのだが、なんとこの組織の問題点を指摘すべく総務庁行政監察局(当時)の担当課長補佐名で同組織の出先である管区行政監察局総務課長宛てに出されていたのがこのペーパーである。日付は一九九六年十一月二十八日、民主党の法案が国会に提出される直前のタイミングであった。
マスコミ経由で「捕獲」されたこのペーパーには「下記の通り資料を送付いたしますので業務の参考にしてください。」とあり、最後に「*本資料は取扱を厳重に注意してください」とある。同法案では総務庁行政監察局(当時)を廃止することとしていたため別紙(写真4)の「民主党「行政監視院法案」について」ではこれを「議院以上に強力な調査権限等を持つ独立の組織であり憲法上問題」とか「憲法上問題ある機関を設置する前に国会内の既存機能の活用が検討されるべき」としている。(写真網カケ部分)
地方出先機関の動揺を封じるために課長補佐レベルで作成したと思われるやや個人プレー風の文書だが、現在でも野党作成の法案に対してこのようなペーパーが作成され、出回っていることは容易に想像できる。
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