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沖縄の平和教育

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昭和15年発行「昭和17年朝日日記」より亜太平洋概念図

ひめゆりの証言「退屈」/東京の私立高入試問題

http://www.okinawatimes.co.jp/day/200506091700_01.html


 実際のところ、退屈だと感じる学生もいるでしょうね。
 どんなに教材として価値があっても、使い方や受け手によってその効果は違いますから。

 さて、沖縄では6月23日「慰霊の日」として、県をあげての一大行事です。
 このブログでも、その「慰霊の日」に合わせて、沖縄戦に関して特集として取り挙げていきたいと思っています。

 ただ、その中の小話として、「お気に入り登録」をしないと読めない話を入れます。
 読んであと、すぐにお気に入り登録を消しても構いません。
「何故、このようなまどろっこしい事をするのか?」と思う方もいるかとは思います。
 自分のIDを知らせてまで読みたくはないと言う方、すみません(*_ _)


 それは、最近「沖縄戦」に関して、非建設的な批判を行う動きがあるからです。
 那覇人もとい沖縄人ではある私ですが、一個人としての私の意見沖縄人の総意として、私の知らない所で、非建設的な意見の根拠として使用される事に、ある程度の制限を行う為です。
 逆に言えば、「沖縄戦をこれからどういう風に伝えていくべきか?」といったような建設的な話題で私の意見を使用する分には、どうぞご自由に。と言う事です。

 ただ、その小話の写真の使用にあたっては、ご連絡下さい<(_ _)>

              *                 *

 ところで沖縄の学校では「慰霊の日」の前から今回問題になったひめゆり部隊の方や、対馬丸沈没の体験者の方を学校に呼んで、お話会などをします。
 「火垂るの墓」「かんからさんしん」などの子供向けの戦争映画を見せる事もあります。
 図書館では、沖縄戦の写真展が開催されます。
 先生によっては、学活や道徳の時間に「沖縄戦」の事を授業することもあります。


 正直、私はそういった時期の学校が憂鬱でしかたありませんでした。
 祖母などから戦争の話をされてましたので、だからといって「退屈」だとは思いませんでしたが。
 けれど、戦争モノもホラーも私の中では同義語なので、怖がりな私にとってこの時期の学校は“出来れば回れ右をしたい存在”でしたので。

 それとともに、「戦争がどんなに人の心を狂わせて、どの様に人の人生を狂わせていくものなのか?」というテーマを、「この様な恐怖体験で語る必要があるのだろうか?」というのがずっと疑問でもありました。

 「戦争は怖い」と恐ろしい話ばかりを行い、そのあまりの“怖さ”に自分達を思考停止にして、「だから戦争はいけない」という話の流れでいいのだろうか? とずっと思っていました。

 ただ、こうした感覚的で体験的な“戦争理解”が、沖縄戦体験者の“戦争理解”そのものであったと思います。
 なので、沖縄戦体験者達が私たちに自分とそっくり同じ事をしてしまう気持ちもわからないではありません。
 ただ、こうした心に訴える形での「平和教育」の方法があるのも否定しません。

 ですが、そうした沖縄戦体験者達の体験した「沖縄戦」は、戦後生まれの私たちにとっては、遥か昔の過去のことです。
「皇民化教育と軍人がのさばった時代なんだから、今の日本じゃ考えられない世界だよな。」といった感じで、貴重な体験も現実離れをした“まるでゲームの世界”の話で終わってしまう事にもなりかねません。

 そして、戦後生まれの私たちにとっては、話をどこか一線を設けて客観的に見てしまいます
 そうすると、この沖縄戦の体験者達が私たちに求めているものをついつい考えてしまうのです。
 そして出来た感想文の言葉が「戦争はいけないと思いました」「戦争を再び起こさないようにしていきたいです」といった正解を探して書かれた言葉になっていきます。

              *                 *

 この今回問題となった「退屈」ひめゆり教育も、こういったプロセスの結果生まれたのだと思います。
 それを授業の中で取り上げたりして、「戦争体験者の戦争観」「戦後生まれの戦争観」の違いを取り上げて、戦争を再評価させるのなら問題は無かったのではないかと思うのです。

 どっちにしても、戦争教育は批判がつきまとうナイーブな問題ですけどね。
 その上で、この「退屈」だという批判も沖縄の平和教育も受け入れる必要があると思います。
 そして沖縄の平和教育が「戦後生まれの戦争教育観」を考慮した平和教育へと変化していく方が良いのではないかと思います。



※ この文章の中で、間違いや誤字・脱字や事実に反すること等を見つけた方は、
 下に書き込んで下さい。お願いします。

※ このblogは、木村家の母の主観で書いています。
   その為にここで書かれている事が沖縄人や那覇人全てに共通するとは限りません。

                                   by 木村家の母

閉じる コメント(11)

まずは軽くツッコミを(笑)戦争教育と平和教育とは全然異なります。この場合は平和教育ですね。

2005/6/10(金) 午後 3:15 Asayサン

「『戦争は怖い』と恐ろしい話ばかりを行い、そのあまりの“怖さ”に自分達を思考停止にして、『だから戦争はいけない』という話の流れでいいのだろうか?」は正に仰る通りです。戦争の恐怖と戦争を起こしてはいけない理由は決してイコールではありません。小学生まではそれでもいいかもですが、年齢があがるにつれ、戦争の何がいけないのか?まで考えさせることが平和教育を行う目的ではないでしょうか?

2005/6/10(金) 午後 3:19 Asayサン

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戦争=悪、と見なすと、「有史から人類は戦争ばかり起こして、全然成長していないじゃないか!」と感じる子どもやなぜ戦争に至ったのか?の歴史的背景を知らないままでは、真の意味で平和教育が施されたとは言えません。余りに被害者意識だけを強調すると、中韓の反日教育と何ら変わりありませんし。

2005/6/10(金) 午後 3:23 Asayサン

KAISERさん、指摘有難うございます!! 早速、訂正しました。私はおっちょこちょいの方なので、間違いがまだまだ沢山あると思います。その時には、また指摘してください(*_ _)

2005/6/10(金) 午後 11:18 nyandatyo

平和教育に対しての考え方は、全くその通りだと思います。被害者意識に関して言うと、今回の高校入試の問題を被害者意識だけで一方的に批判するのなら、間違っていると思います。沖縄人は、沖縄戦の被害者であると言う意識に囚われ過ぎて、見方を変えれば自分達もまた加害者であるという事実から目を反らしがちではないのか? と思います。

2005/6/10(金) 午後 11:26 nyandatyo

木村家の母さん(他に呼びようがないのでw)、慰霊の日までにはσ(゚∀゚ オレも平和教育についてコラムを書いてみようと思います。沖縄人の両親に沖縄生まれのσ(゚∀゚ オレですが、自身東京生活が長いので、ほぼ沖縄人扱いされませんが、比較出来る世界(沖縄以外)を知っているからこそ言えることも確かに存在すると思います。その視点で執筆していく(予)ですので。

2005/6/11(土) 午前 2:28 Asayサン

沖縄人の両親に沖縄生まれ、さらには沖縄から(旅行以外で)離れた事のないσ(゚∀゚ 私ですが、何故か沖縄人扱いされません。「え?沖縄人なの?」と驚かれる事がしばしばです(ー'`ー;)。コラム、楽しみにしてます。コラムをupした時には、是非TBさせて下さい(*_ _)

2005/6/11(土) 午後 10:55 nyandatyo

初めまして。私は最初、ただの沖縄好きの旅人でした。でも沖縄を旅行して行くうちに、今でこそ明るく楽しい沖縄ですが、その陰には辛く悲しい過去があることを知りました。沖縄の歴史をもっと知らねばならないと思い今勉強中です。こちらのブログに辿りつけてよかったと思います。これからもよろしくお願いします。

2005/6/13(月) 午前 1:08 なな

okinawasoba0912さん始めまして(*_ _) すっごく励みになります(^◇^)勉強の足しになるかはちょっとわかりませんが、頑張って更新します♪ こちらからこそ、宜しくお願いします<(_ _)>

2005/6/14(火) 午前 0:20 nyandatyo

初めまして。とても勉強になります。自分なりにもっと沖縄のことを理解しないといけないと思いました。また遊びに来ます(^^

2005/6/15(水) 午前 9:04 [ - ]

始めまして。今日、第一弾をupしました。正直、出す間際まで悩んでたりしてました・・・^^;)まぁ、でも「ままよ!」という訳で、読みたいという方も結構いるようですし、腹を決めました(*^_^*)私の話が、purinnabe さんの沖縄理解の参考になってくれたら幸いです。

2005/6/16(木) 午後 5:02 nyandatyo

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