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原爆投下を「しょうがない」と発言した久間章生防衛相が3日辞任表明したのを受け、被爆者が毎日新聞の取材に応じた。「被爆者の心を踏みにじった」「歴史を勉強していない」と怒りの声を上げると同時に、被爆地・長崎選出の久間氏が「参院選への影響を考えた」と釈明した態度にやりきれなさをにじませた。
「辞任なさったのはよかったと思う」。長崎平和推進協会写真資料調査部会長の深堀好敏さん(78)=長崎市=は自宅でテレビニュースを見て、辞任を知った。発言について「核使用を認めることは核の保有を認めること。核廃絶に取り組む被爆者や被爆地の気持ちを無にするものだ」と批判した。さらに「選挙のために辞めたという感じ。陳謝の気持ちが本当にあるのだろうか」と憤りを隠せなかった。
長崎市で被爆した語り部、広瀬方人さん(77)=同市=は歴史認識の欠如を指摘。「戦争を終わらせたのは、ソ連の参戦が直接の原因というのが定説だ」とあきれた。また、「原爆を正当化する発言は米国と同じ。日本の核武装に対する懸念を助長するのではないか」と話した。
元長崎大学長の土山秀夫さん(82)=同市=も「原爆投下の歴史を勉強していない」と断罪した。土山さんによると、2発目の長崎への原爆投下はプルトニウム型原爆の実験的意味合いが強かった。だからこそ「(久間氏が)歴史を知らずに長崎への投下を正当化したことにあきれ果てた」と話した。
原爆の悲惨さを訴えた漫画「はだしのゲン」の作者、中沢啓治さん(68)=埼玉県所沢市=は「恥ずかしくて大臣を続けていられなかったんでしょ。『はだしのゲン』でも読んでほしいね」と、皮肉たっぷりに話した。広島で被爆。父と姉、弟を亡くした。被爆者や原爆に対する偏見や無知に傷つきながらも描いた「ゲン」。原爆に負けず、たくましく生きるその姿は、子どもたちに勇気も与えた。「原爆は、戦争を利用した最悪の人体実験だったと思う。歴史を認識してほしい」と改めて訴えた。
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本人にしてみれば、「しょうがない辞任」って気分なのかもしれないですね。
「米国はソ連が日本を占領しないよう原爆を落とした。無数の人が悲惨な目にあったが、あれで戦争が終わったという頭の整理で、今しょうがないなと思っている」
アメリカが原爆を落として戦争が終わった、北海道がソ連に占領されることがなかった。
だから、しょうがないのか?「しょうがない」、という語尾を取られていますが、その前段については日本の閣僚が言う言葉ではない。
一番問題なのは「あれ(原爆)で戦争が終わったという頭の整理」これはまさに原爆を正当化する論理そのものであり、それが自分の持論で、戦争を知らない学生の前で発言したことこそが大問題なのではないのか?
そもそもなぜ、アメリカは日本に原爆を落とさなければならない事態になったのか?
戦局が絶望的な状況にあるにも拘わらず、その戦争責任を誰もが負いたくないことから先送り、先送りした結果、ずるずると戦争をして失われなくてもよかった銃後の人間まで悲惨な戦禍の中に巻き込むことになってしまったのではないか?
この頃から日本の官僚はまずいことは先送りって体質があったのか、今の年金問題を象徴とする様々な官僚政治のひずみの部分となんら変わりがないように感じてしまう。
原爆を落とされたことがしょうがないというのはまさに官僚の理論であって、(年金の台帳がなくなったのはしょうがないという理論とまさに同じ理論)そんなことは国民は断じて許してはいけないのである。
以前も書いたことがあるが、日本の政治家はまず広島平和記念資料館に行って来い!
そして、北朝鮮を含む六カ国会議はこの場所で行え!
http://blogs.yahoo.co.jp/kingkanekane/40983005.html
原爆がどれほど非人道的なことであり、それを直視しないで会議をしても、それは机上の空論になりはしないのか。
こういう人間が日本の防衛を司っており、さらにこういう発言をしたことを問題視できない政府内閣の元で、日本の平和憲法をいじろうなどというのは、いささか不安を禁じ得ないと思わずにはいられない。
この発言のためにやめるのではなく、選挙のために辞める、(公明党に諌められて辞めるということがまさにこの象徴、それに原爆で苦しめられている人たちへの謝罪が何一つない)、なんだか違うのではないのか?
新しい国の形、と申しているが、過去の日本の歴史をわかっていないような人間達に、新しいものなどわかるのか?新しいとか言っているものが、今の時代では抹殺されてなくなっているがために、新しいと感じる錯覚を日本に持ち込もうとしているのではないのだろうか?
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