ある地方公務員の隠れ家

まちづくりと公共政策について考えます。

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公の施設の活用方法


※ 写真は、2006年8月、私がヒイキにしているイングランドのサッカーチーム・Newcastle UnitedのホームグランドSt.James Parkのスタジアム・ツアーで撮影したもの。

 写真は、スタジアム内の施設で上から「IT教室の入り口」「IT教室」「多目的会場(小)」「同(大)」
 「IT教室」については、入り口のパネルから当時首相だったトニー・ブレアがその設立に関わったことが分かります。



「メードカフェ」に反発 和歌山、県施設で営業準備
 2007年8月18日(土) 東奥日報から

「メードカフェ」に反発 和歌山、県施設で営業準備 

 和歌山県初の「メードカフェ」が県所有の施設でオープンの準備を進めていることが18日、分かった。
 東京・秋葉原などで人気の黒いスカートにエプロン姿の女性従業員が客を迎えるスタイル。
 営業中の喫茶店が毎月1回だけ“変身”する形だが、県は「利用者が限られる営業は許されない」と反発している。
 喫茶店の経営者は「メードカフェが日本の文化であることは否定できないはず。法律に触れるような営業ではない」と主張。
 既にオープンを知らせる宣伝チラシを配布しているが、営業開始前に県と協議し、妥協点を模索するという。
 メードカフェは、県庁近くの「県民文化会館」(和歌山市)2階にある喫茶店で26日に初営業の予定。毎月1回、店名を「ピュアスイート」に替え、従業員はコスプレのイベント団体から数人の派遣を受ける。
 tihoujitiさん経由でオーヤケの施設でメードカフェという記事を発見。

 kei-zuさんも同じニュースを取り上げていらっしゃる。

 お二人の目の付け所は、さすが法務担当というべきもので感心してしまいます。

 本件では、県も「利用者が限られる営業は許されない」と反発しているようですから、論点は、kei-zu様も指摘しているとおり、目的外使用の許可に基づく現状で特定の客層に比重をおいた営業は望ましくない、といったところでしょうか、ということでしょう。

 この論点とは直接関係はありませんが、公の施設に関して、私がイギリスのサッカースタジアムのスタジアム・ツアーに行ったときに思ったことを書きたいと思います。

 私がスタジアム・ツアーに行ったのは、一つはニューキャッスルのSt. James Parkで、もう一つはそのライバルチームのサンダーランドStadium of Lightです。

 イギリスのサッカースタジアムは、チームの所有物で日本やイタリアのように自治体が所有する公共施設ではありません。

 ですから、好きなように運営ができるのですが、サッカーチームは民間企業ですから、スタジアムという設備投資で少しでも多く儲けようと目論みます。

 サッカースタジアムはサッカーをするために造られたものですが、使用目的をサッカーだけに限ってしてしまっては、もったいないです。

 だって、1日のたった90分のために5万人以上の人が集まるのです。

 5万人を集められる機会はめったにあるもんじゃありません。試合当日は、まず、この5万人相手に商売ができます。

 それだけの人が集まる試合のある日は限られていますから、サッカー以外は目的外使用だと言って、使わないのではもったいないです。

 試合のない日でも稼げるように、結婚式や会議に使えるスペースに加えIT教室までスタジアム内にあるのです。

 当然、サッカー観ながらの結婚式もできるわけです。ヾ(@⌒▽⌒@)ノワーイ!

 世界的なクラブ・チームとなれば、世界中から年間を通じて数十万人のファンがスタジアムの見学に訪れることでしょう。

 私もそのファンの一人ですが、スタジアム・ツアーで選手の控え室に入ったときには、大いに興奮しました。

 また、他の巨大資本が買収したロンドンのチームのスタジアムの場合は、スタジアムの横に系列のホテルがあったり、ショッピングモールがあったりするそうです。

 街の活性化のため、スタジアムの周辺整備にきっと行政も協力、支援をしているのではないでしょうか。

 今回のメイドカフェというと、この場合、サッカースタジアムにメイドカフェ、ってありえるかどうかわかりませんが、戦略のための選択肢でありうることは確かでしょう。

 公の施設におけるメイドカフェが法的に良いのか悪いのか、何がいけなくてどうしたら良いのかといったことは私には分かりません。

 役所の場合、施設というと「目的外使用」が問題になるし、複合施設にすると所管をどこにして、指揮命令系統をどうするかといった問題があったりします。

 和歌山県での施設の場合についていえば、普通に営業する日もあって、特に一定の日には別の客層にターゲットを絞って、マーケットを広げようとしているんですから、指定管理者とかの手段に任せなくても、いろんな面でその発想と精神は行政も見習って良いのではないでしょうか。

 

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大変面白い記事でした。これが例えば高校の購買で、いくらニーズがあってもお菓子の販売はだめというのと似ているね。こちらに来て僕も授業中に平気でお水を飲んでいます。中には授業中にトイレに立ったり、クッキー食べたりけっこうやってくれます。日本の学校は修練の場だからね。厳しくても仕方がない。 削除

2007/8/21(火) 午後 9:46 [ hide ] 返信する

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