ある地方公務員の隠れ家

まちづくりと公共政策について考えます。

全体表示

[ リスト ]

 自己啓発等休業制度の条例整備を見送る市が多いと聞いている。

 いろいろ考え方はあろうが、制度整備はすべきである。

 特に幹部候補の職員には、採用後の早期から挑戦的に職業訓練を施す必要がある。

 その一環として自己啓発等休業制度を活用することが考えられる。

 これは勤務ではないが、キャリア形成をしていく上で、職員の自主性を尊重する形での制度があっても良い。

 ジェネラリストとして養成していながら、OJTとしての訓練しかないのでは多様性に乏しい。

 自己啓発等休業制度は、他団体への派遣研修の一つとして捉えることもできよう。

 35歳くらいまでの職員は、現場では確かに貴重な労働力であろうが、目の前の労働力や戦力という見方はやめ、将来のための人材であるという捉え方をしてもらいたい。

 以前も提案したが本制度の弱点は、職員の経済面のサポートが一切ないことである。

 共済掛金は、育児短時間勤務同様に免除すべきであるし、生活費の足し程度に行うバイトなど休業期間中の一定の営利企業等への従事は、許可すべきである。

 イギリス留学においても週20時間以内のアルバイトが外国人留学生にも認められている。

 この程度のバイトならば、留学の目的である修学にも影響がなく、かつ、留学生の金銭的サポートにもなるという判断であろう。

 大阪ガスの自己実現休暇制度においても一定の就業を許可できるものとしている。

 また、大阪ガスの上記制度を参考にして西部ガスが導入した同休暇制度においては、休業期間が最長4年間であり、さらに月20万円までの援助がされるという。

 本休業制度の思想については、厚生労働省での職業生活活性化のための年単位の長期休暇制度等に関する研究会報告書も参考になる。

 自治体が本制度を導入するに当たっては、政策的支援策を併せて盛り込むことが肝要である。

 また、取得する側も思いつきで留学等を検討するのではなく、若いうちから長期的に見た自分のキャリアプランを抱き、目標と計画を立て貯蓄をしていくなどの自助努力も必要である。

 自己啓発等休業制度を整備すれば、職員にもキャリア意識が芽生え、自分の職業人としての人生を戦略的に考えるきっかけとなろう。

閉じる コメント(8)

顔アイコン

フランスでも月100時間以内のアルバイトが認められていると今日知りました。フランスの某一流会社は、3年から5年働いた青年を対象に、希望者の中から2名を選び次のような研修が認められている。
1)自己負担額 15万円程度
2)1年間休職
3)残りは会社が負担して世界一周
おそらく会社の負担は100万程度
フランスでは26歳以下に特典が多くつく。以前は28歳以下だった。交通機関半額パスなど、半額以下になるものが多い。
僕は40うん歳なので、まったく美味しい思いはできません。ガビ〜ン。 削除

2007/10/6(土) 午前 11:16 [ hide ] 返信する

顔アイコン

短絡的に考えると、「社会人が学生やるなんて遊びだ!仕事しろ!」ということになります。

しかし、政策というのは、そんな単純なものではありません。
より良き社会を作るために、政策担当者は勉強して幅を広げ、より良い政策を立案していかなければなりません。

M先輩(hide)様のように、社会的なことは関係なく己のためだけに本能的に行動する人には、こうした制度の利用を認めなければ済むことですから。
あ〜〜〜、また口が滑ったぁ〜〜〜(^^;)ゞ

2007/10/6(土) 午後 2:04 kin*in*kan*on 返信する

顔アイコン

またまたお邪魔します。
イギリスではstudy leaveを取ります。これが自己啓発休業に相当するのでしょうか。
ただし、誰でもどこでも取れるのかは知りません。
もしよければお暇なときに調べてみてください。 削除

2007/10/6(土) 午後 10:51 [ 読者 ] 返信する

顔アイコン

> 読者様

コメント&情報ありがとうございます。
イギリスだと「maternity leave」は知っていましたが、こういうのもあるのですね。
日本の場合、キャリア意識が希薄なので、こういう休業制度は、社会や組織がその必要性を認識しない限りは導入は難しそうです。

これに似たささやかな支援策として、以下のエントリーに書いた構想を持っています。
http://blogs.yahoo.co.jp/kinkin_kankon/12869171.html

2007/10/6(土) 午後 11:10 kin*in*kan*on 返信する

顔アイコン

はじめまして。現在育児休暇中、2年前に大学院へいくため休業したものです。

社会人だからこそ、またわたしの場合、教職員だからこそ、勉強しつづける必要があるのです。でも2年の休職中は、税金払うわバイトできないわ大学院のお金はかかるわで相当貧乏でした。

何とかなりませんかね。ホント。

2007/10/9(火) 午前 10:35 [ kei**_sh*maj*ro ] 返信する

顔アイコン

> keiko_shimajiro様

初めまして(*- -)(*_ _)ペコリ
訪問&書き込みありがとうございます。

日本の役所の場合、OJTと言いつつ、実際は徒弟制度のようなものです。
若い時には、有能な事務処理屋として育成され、政策的なものの見方は養成されず、単なる管理能力が重宝されています。
そのような風土の中で、キャリア形成や自己啓発などは不要なのでしょうが、役所の管理職員には、厚労省の「職業生活活性化のための年単位の長期休暇制度等に関する研究会報告書」を是非読んでもらいたいものです。

いつか機会があったら、大学院でのことなどお話し頂ければ幸いです。
それから子育て大変でしょうが、子供なんてすぐに大きくなってしまいますから、今のうちにたっぷり愛情注いで育児を楽しんでください。
なお、上のコメントの「hide」様は、私の尊敬する先輩で、教員をやっておりましたが、教職を辞めてフランスへ飛びました。

2007/10/9(火) 午後 10:26 kin*in*kan*on 返信する

顔アイコン

こんにちは。
大学院へ行った後、今までの私はなんて立派な事務処理働きバチだったんだろうと思いました。復帰して久々に戻った現場は、”のんびり”していて、しばらくは拒絶反応でした。教科は英語、ましてはネイティブではない私にとって、いつまでも学習者であるゆえに継続した学習が必須です。でも現場にはそんなこと関係ない!
大学院で得たものは知識だけでなく、モノの見方。理論的に物事を捉える力や批判的にとらえてみる手法は、現在何にでも役立っています。しかしお金がかかりました!キャリア組ではない私にとって、自腹を切らない限りは開かれない道ですからね。

2007/10/11(木) 午後 4:14 [ kei**_sh*maj*ro ] 返信する

顔アイコン

> 理論的に物事を捉える力や批判的にとらえてみる手法

お金では買えない価値があります。
一人の人間の人生として、それを体得するのとしないのとでは、その後の人生の充実感がまったく異なるでしょうね。
羨ましい話です。
私も私のhide先輩も自立型なので、組織は関係なく行動します。( ̄m ̄〃)ぷぷっ!
しかし、結果としては、組織の役に立つものなのだと思いますが、その人材の使い方を知らない人が多いのでしょう。

2007/10/11(木) 午後 9:24 kin*in*kan*on 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事