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「よみがえる浮世絵−うるわしき大正新版画」展@江戸東京博物館
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/kikaku/page/2009/0919/0919.html
土井コレクション「土屋光逸」展@礫川浮世絵美術館
http://homepage2.nifty.com/3bijin/
芸術の秋、新版画の展覧会を二つ見てきました。
新版画という言葉はあまり聞きなれませんが、江戸時代の浮世絵と同じように
絵師、彫師、摺師が別で作業して、全体のプロデュース的作業を版元が行っている版画のこと。
(創作版画とは対照的に売り物色が強いかも?)
先に見たのが、江戸東京博物館のムラーコレクションを含む新版画展。
橋口五葉の有名な作品「髪梳ける女」(教科書に載ってた気がする)や、
目力の強い女性やモダンな肢体を描く小早川清、レトロモダンな山村耕花、
新版画の代表選手で、美しい風景画で知られる川瀬巴水などもりだくさん。
初めて聞く名前の作家さんや外国の作家さんもあって、奥が深いな新版画と思わせる構成でした。
特に個人的に気に入ったのが、笠松紫浪の作品。
まるで今のアニメーションみたい。
グラデーションがきれいで、現代的にも見えるし、なつかしい感じもする。
出展数はそんなに多くなかったのですが、もっと知りたいなぁと思う作家さんでした。
展覧会の目玉のムラーコレクションもすばらしかったです。
コレクションのきっかけとなった「清洲橋」。
この作品については、ヨネアザドさんのブログに面白い考察が出ています。
http://blogs.yahoo.co.jp/bpxdx655/42057718.html
新版画の入門編の展覧会を見たあとは、礫川浮世絵美術館へ移動。
こちらの美術館は、浮世絵のコレクターの方の個人美術館でこじんまりとした様子。
しかし毎回とても充実した内容の展覧会を開催して、
浮世絵コレクターには知られた美術館とのこと。
今回の展覧会は、小林清親と土屋光逸の師弟展。
これも個人のコレクターの方のコレクション展だそうです。
土屋光逸の名前はつい最近までまったく知らず、ちょっとしたきっかけで
立派なカタログを見る機会があって、新版画では巴水以外にもこんな作家がいるのか!
と目からウロコで会場に足を運びました。
実際、カタログで見た作品を間近で見ると、色の発色が美しい。
光の表現にインパクトがあって、版画というより絵に近いイメージがあります。
版木や関連資料も多数展示されていて、充実した内容でした。
今まで大正版画というと、創作版画や夢二のようなレトロモダンといったイメージでしたが、
伝統的な手法で新しい表現を模索した新版画は、新鮮でとてもとてもよかったのでした。
礫川浮世絵美術館のほうの展示は本日までですが、
江戸博は11月8日まで開催中です。
追記/特に写真を撮らなかったので、近くで見た飛行船の写真を。
江戸博のあとに両国のギャラリーMomoで見た村田朋泰展もおもしろかったです。
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大正ロマン・大正○○○といった時代の変化が見られる
そんな展示物だったんですね?
2009/10/24(土) 午後 5:41
わたしは山村耕花がはまりました。
礫川浮世絵美術館も気になってたのですが、こちらはスケジュール的にちょっと無理。
でも、新版画のよさを理解できたので今後追いかけてみたいと思います。
2009/10/24(土) 午後 11:16 [ あおひー ]
私も今日“うるわしき大正新版画展”を観てきました.川瀬巴水の風景画がすっかり気に入ってしまいました.好かったですね〜「新版画」.私にはとっても新鮮でした.
2009/10/25(日) 午前 0:00
にちりょうさん>時代の変化が見られるというよりこういった版画が大正時代にあったのが新鮮に見えた展示だったという印象でしょうか。稚拙な文章でうまく伝えられなくてすみません。。
2009/10/25(日) 午前 0:20 [ kino ]
あおひーさん>耕花もよかったですね。新版画というカテゴリでも作家によってずいぶんたくさんの表現があるのだなというのが、見ていて面白かったです。
2009/10/25(日) 午前 0:21 [ kino ]
ちゃこてぃさん>私も新鮮でしたよ〜。
2009/10/25(日) 午前 0:22 [ kino ]