サブやんの”里山樹木辞典”

山梨の里山のあり方を現場検証しながら提言していきます。

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 山梨県はその面積の大半が山林だという。しかしこの山林の中には自然形態を装っていても理不尽な樹種転換と建築用材を求めて植え替えられた植林地が多数含まれている。この植林には適地適材種の考えはない。そのときの林政方針で、カラマツといえばカラマツだけ杉といえば杉だけ、今は植林といえば桧(ひのき)海抜400mでも桧、1500mでも桧なのだ。中には立っていられない場所へも植林が行われている。自然林と違い、過保護くらいの手当てが必要とされる植林地の放置状態が多く確認できる。林地の多くは人里離れているために世間に晒されることが少ない。したがってその作業も目的を失っているものある。兎に角植林した木は数十年は育てる作業が待っている。そしてその作業に携る人々が少なくなっていて、山林所有者さえ植えっ放しで手入れをしない。最近は鹿が食している形跡も目立つが、この対策がまた難しい。鹿にかじられた桧は枯れる。枯れを免れても変形して育ち粗大ごみと化す。手入れを受けずに荒れ果てた桧の植林地。なのに行政は植林を進める。そこに予算があるから。補助金があるから。最近の植林作法など全くなっていない。重機を持ち込み表土を捲くり付近の木々は傷つけ、モラルも自然おへの配慮など全く感じられない。そのさまは日本が荒らしまわった東南アジア地域の山林地帯に足を踏み入れたようである。昆虫も小鳥も小動物も追い払い、多くの雑木の芽も重機が踏み躙る。優しさが感じられない。民間作業もこれに習い、必要なものは持ち出すが、使用目的に適わないものは山と積み上げ放置する。これは民間業者が悪いわけではない。行政施行の間伐や枝打ちもこれに準じ、切捨て放置間伐で、奥山にも里山にも放置されたままだ。片付ける補助はなく、出しても使う方法が開拓できないのだ。従って山地の工事や育林作業で出た不用(?)木材はその都度積み上げられている。入り口はあっても出口が無い中で未だに何かの一つ覚えみたいに桧の植林を進め補助金という蜂蜜を地域に振りまく。あの荒廃させた植林地でどうやって育林をするのか。
 そんなことより現在までの植林地をしっかり育てる手立てを考えることのほうが大切なのだ。植えっ放しで育てられないなら、そのまま自然林にして置けば地域の環境も良くなり過度の育林の必要もなくなる。県有林の育林を進め、鹿を追い出し民有林に追いやり、どうするのか。責任者がいたら里山を国民に返してもらいたい。行政のままごと遊びに付合って入られない。山梨の里山を返せ!!
 ああ、すっきりした。きょうまで既に20年も里山を守り育ててきた私の戯言でした。誰か一緒に里山を除きにいきませんか。

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 赤松のマツノマダラカミキリ虫が媒体するマツノザイ線虫の被害は拡大、この赤松を襲う脅威の伝染力は山梨県でも広範囲におよび、もうお手上げの状態です。特に韮崎市・南アルプス市・大月市・甲府市・北杜市の被害面積は数値で表せないほど拡大しています。しかしその対応は鈍く拡散にとても追いつけないのが現状です。それどころか新設道路開発やリゾート開発なので、人々の周囲の里山は急速に消失していて、生活優先・都市化などが優先され、さらにその拡大と放置は続くと予想されます。
 人々に見放された赤松群はその牙を人々と密着した里山に広がり、部分的な赤松皆伐桧植林がさらに周囲の山々に拡大させています。使わないから放置する。放置するから荒れるという悪循環からは永久に抜け出すことはできとせん。
 富士山の世界遺産、南アルプスの世界遺産などと言う前に、その値域の自然がどのくらい放火しているか、木々が傷んで病んでいるか見てください。山梨県の遺産が日ごとに破壊され消失していく中で進み所作は理解に苦しみます。荒れたふるさとの山は、ふるさとの川は戻ってくることはない。永遠に。

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