神様のボート

ボンチ、かわいいかわいい☆

中南米Zakka

[ リスト ]

イメージ 1
欧米の世界的企業がメキシコ先住民族の文化に
熱視線を注いでいる。
「エルメス」は先住民族の一つ、オトミ族の伝統的な
刺しゅうを新作スカーフのデザインに採用。
オトミ族の知名度は上がり、デザインの使用料は
地元の学校改修費などに充てられた。
だが、先住民族を取り巻く社会環境は依然、厳しく、
貧困の構造は変わっていない。
 

 ◇伝統のアートをデザインに

踊るようなデザインとカラフルな色。刺しゅう糸の風合いまで再現されたエルメスの25色刷りの絹スカーフは
「人と自然の邂逅(かいこう)」と名付けられた。
エルメスは、メキシコ市にある大衆芸術博物館の協力を得て、
メキシコ中部イダルゴ州の山中に住む、オトミ族の絵描きを探し出した。
「エルメスは世界中の美しいものを常に研究しており、
パリ本社は3年前からオトミ族の刺しゅうに目をつけていた」という。
 
 
イメージ 5
一番人気があるエルメスのスカーフ
 
メキシコ市から北東に車で5時間行くとイダルゴ州テナンゴデドリアに着く。「岩と岩との間」という意味だ。
刺しゅうの発祥地サンニコラス村、約3000人の村民はオトミ族。
スカーフのデザイン下絵を描いたのは村の元小学校教師、エセキエル・ビセンテさん(51)。
イメージの源は村の聖地だ。天を指す高さ45メートルの岩がそびえ、村人は「世界の中心」と信じる。
近くにはスペイン人に追われたオトミ族が隠れた岩山があり、蛇、鶏、少女などの壁画が残る。
「オトミは霧のようなもの。恥ずかしがり屋でおとなしく、山中に隠れて、遠くからはっきりと見えない」といわれる。そのため混血があまり進まず、刺しゅうなどの伝統文化を守ってきた。
 
ビセンテさんはスカーフのデザイン候補として10枚の下絵を描き、女性7人が刺しゅうを施した。
エルメスはその中から二つの柄を選び、使用権を計5000ユーロ(約57万3000円)で買い取った。
支払いの半分を大衆芸術博物館が受け取り、残りは小学校改修費に使われた。
エルメス社は「刺しゅうはオトミ族全員の財産。参加した女性だけで分配すると不公平になるので、
全員が利益を得られるよう、小学校の改修に充てることで女性たちと合意した」と説明する。
「村はうち捨てられた場所だった。オトミ族の文化が世界中で認知され、
作品がもっと売れるようになるかもしれない」。ビセンテさんは「エルメス効果」に期待する。
だが、エルメスのスカーフが1枚5360ペソ(約3万7000円)もすると知り、驚いている。
ビセンテさんは下絵1枚を150ペソ(約1040円)で売って生活しているのだ。
 

 ◇72%が貧困生活 背景に植民地支配 

1521年にメキシコを征服したスペイン人は先住民族を支配した。
メキシコ政府の統計によれば、国内に暮らす先住民族1130万人のうち72.6%が貧困生活を送り、
98万人が公用語であるスペイン語を話すことができない。乳児死亡率は国内平均の2倍だ。
オトミ族の女性は5〜7歳で刺しゅうを覚え、家事の合間に刺しゅうの作品制作に取り組む。
2メートル四方の大作となれば、完成までに数カ月から2年近くかかる。だが、平均月収は約800ペソだ。
 
 
イメージ 6
 
刺しゅうをするサンニコラス村のオトミ族の女性たち
 
スペイン語を話せないため、他に職はない。「刺しゅうは食べていくための手段。
手作業しながら考えるのは子どものこと、そして、どうやって生きていくかだ」と口をそろえる。
サンニコラスでは貧困のため、村民の半分が米国で出稼ぎ生活を送る。
テナンゴデドリア地区の小さな村では2000年当時、人口の22%が栄養失調だった。
6年前から州政府が、12歳以下の子どもを持つ母と子への朝・昼食の無料配給を開始した。
 

 ◇他のブランドも注目

米のコンバースは、メキシコ南部オアハカ州のミシュテコ族に、
スニーカーに絵を描いてもらう「ペインティング・ステップス」プロジェクトを開始した。
ミシュテコ族はココナツの皮に動物を彫る伝統があったことから白羽の矢が立った。
13人のアーティストが月に65足ほど制作する。1足3000ペソ(約2万円)。
売上金は半分がアーティスト、半分は村のコミュニティーセンターの建設費となる。
 
 
イメージ 7
 
先住民が一点一点、絵を描いたコンバースのスニーカ
 
コンバースでは「上流階級が先住民族の伝統文化に目を向け始め、
先住民族は自分たちの価値に目覚め始めた。企業は先住民族に資金を援助するのではなく、
アートという収入手段を提供することで、(経済などの)グローバリゼーション(地球規模化)と
伝統文化の懸け橋になれる」と話す。
 
メキシコ中西部に住むウイチョル族はドイツ「フォルクスワーゲン」の乗用車ビートルの車体を
7カ月かけて230万個のビーズで飾り、神話の世界を描いた。
まばゆいビーズの衣装をまとったビートルは大衆芸術博物館で展示中。今後、オークションにかけられる。
 
 
                             転載元:毎日jp 2011年8月10日 21時44分 (一部省略・割愛)
 
 
 
 《オトミ族刺繍布》 販売中!
   中南米と世界の手作りllamallama    http://www.llamallama.jp/product/1461
  
 
 《オトミ族刺繍》関連のバックナンバー
 
   オトミ族の動物刺繍布トートバッグ
 
   メキシコから届いた布☆第2弾!
 
   メキシコ人の手作りメキシコ柄ノート☆お友達とお揃いグッズ
 
   ビックリ商品!メキシコ刺繍柄プリントビーサン!!
 
 
イメージ 2
 
イメージ 3
 
イメージ 4

閉じる コメント(4)

顔アイコン

勉強になるなあ。
こんなに評価の高い手仕事なのに、報酬が哀しいほど少ないんだね。
自分がやること考えたら…値段付けられないなあ。

せめて職人として誇りを持って暮らせる、という生活水準を実現できないと、
いずれこういう技術も担い手がいなくなっちゃうねー(T_T)。

2011/8/26(金) 午後 4:09 [ 横濱羊屋 ]

アバター

ねー、難しいところです・・・
エルメスの支払った権利料も、払っているだけさすが一流企業!というべきか、
スカーフの収入から考えれば安いというべきか、難しいところだし。
せめて、作られてものを愛するなら、作ってくれている人々を少しでも知ること、
作っている人々に直接商品代金を支払って買い付けること、など
できることをこつこつ続けていくのが大事!と思う、見習い店員なのでした!

2011/8/26(金) 午後 10:24 こぎG

メキシコの貧困者の生活は、本当にここで住んでいるの??
というような場所に住んでいます。
貧しさからはなかなか抜け出せないし
本人達もあきらめて、向上しようという機会を見つけることもなく
みんなそれなりの生活をしています。
また、売られて違う地域で物売りとして働かされる場合もあります。
そんな人たちは、もう二度と故郷には帰れないんだそうです。

今回のことはきっと良い方向に行ってくれるといいな〜と思います。
すごい伝統的な芸術品をつくっているんだっていう意識やプライドが持てて
ちゃんとした仕事として金銭的にも評価されて与えられたら・・・
それが自信となって、仕事として成り立っていって欲しいな。
そう思いました。

こういう記事を出してくれたこぎGさん♪
ありがとう(*^_^*)

わたしもいつか、メキシコの生活について書いてみたいな!
ぽち☆

2011/8/27(土) 午後 4:50 [ ふうか ]

アバター

ふうかさま
エルメスのしたことは、単なる宣伝じゃなく、他企業や先住民自身の誇りに対して、
「よい」見本となってくれることを望みますが・・・
伝統文化というのはやっかいなもので、
たとえば他国が日本の伝統模様「青海波」柄のスカーフを作ったとしても、
確かに日本固有の文化遺産ではあるものの、作った人物が今となってはわからない以上、
その使用権利料は誰に支払うの??ってことになる。
エルメスのすごいところは「オトミ族風の柄」を独自に作るのではなくて、
書いた人、刺した人、紹介した人、など、権利の発生するところを明確にして、
その上でそれを合意の上民族に分配したという、明快な手法。
「エルメスにはそれができる!」ということ自体、それは大変な企業力だし、
それを示すという意味で素晴らしい宣伝になっているといえます!
買う人は、その企業力に関心して買うわけじゃなく、柄が素敵だから買うわけで、
そこのところは、メキシコの伝統文化が広く知られて、
将来的に、保護・支援につながってくれれば、よいのですが・・・

2011/8/28(日) 午後 2:21 こぎG


よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事