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大英博物館ファブリックコレクション
textiles from MEXICO
(メキシコの織)
クロエ・セイヤー著
大英博物館に所蔵された、メキシコの
貴重な織り・染め・刺繍など36点、
オールカラーで紹介しています。
刺繍や紡ぎ、染めなどの技術、
デザインの特徴や伝統的意匠
について解説が詳しく、
糸目などの細部が見られるように、
アップ画像が多いのも、嬉しい
もくじ 伝統と革新、混ざり合い高めあう歴史の産物
土地と暮らしに見合う衣服
文化と文化の融合
女は伝統と革新をうまく融合する
征服は服装を変えたか
生活必需品と観光みやげ
糸を紡ぐということ
虫や貝も染料に
作業はいつでもどこでも
複雑な知識は身体が習得する
飾るための装飾、隠すための装飾
モチーフは何を表現するのか
伝統と発展は反対語ではない
地図
作品集
用語解説
本を買うとき、目次を見ると、著者がどんな観点で書いたものなのか、よくわかりますよね!
Amazonなどでも、このごろ「なか身チェック」とかもできましたが、
まだまだ十分に広まっていないし、
せめて目次だけでいいから、全部のせてくれたらなあーと、いつも思います。
メキシコは「一日のうちに四季がある」といわれるほど寒暖差が激しく、
土地も、砂漠、肥沃な盆地、熱帯雨林、峡谷、高原、山岳地帯・・・と多彩。
近代建築が立ち並び、交通渋滞、大気汚染などの問題を抱える都市部と、
先住民族の暮らす過疎の村・・・
そして、西洋人とインディオ、白人と黒人・・・世界でも特に、混血の進んだ国でもある。。。
まさに、メキシコは、自然・気候・文化すべてにおいて、
極端な対比を持った国。
その両極な環境の影響をうけながら、長い歴史の中で変化してきた衣服。
伝統をも、革新をも、否定することなく、ありのままに、受け止めていく・・・
あたたかい目線を持った、著者の言葉があふれています。
このブログで、「メキシコ服」と単純にご紹介している、あざやかな刺繍の衣服。
ほんとにメキシコ人はみんなこんなのを着てるのか?・・・って、
いやいや、全然着ていません!(よね?在住組のみなさま!)
日本と同じ。工業製品のTシャツ、ズボンを着て町を歩いています。
刺繍の服はもっぱら観光みやげとして、あるいは民族衣裳は、
そうだなー、日本で和服の女性を見かける・・・よりは、多い。
そして、先住民の暮らす村でさえ、差別を恐れて、民族衣裳を着る人が減ってきている・・・
それを受けて、また、「民族のアイデンティティ」を大切にしようとする運動が盛り上がり、
「サパティスタ運動」それ自体も、メキシコの風物として有名になっています。
観光みやげ用に、簡略化された衣裳を作ったりすることは、
伝統的技術の低下につながる・・・と否定されることも多いけど、
(このブログでも、ときどき問題に・・・というか、疑問に思ったりする点ね!)
メキシコでは、むしろそんな観光産業にさえ、ポジティブな面があるとか。
そんなメキシコだから、これほどの環境のギャップ、文化のギャップという
地理的・歴史的条件をみんな呑みこんで成長し、
魅力的な姿を、今、私たちに見せてくれているんだな・・・
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本だな
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綺麗な本ですね♪
大英博物館は行ったことがありますが、メキシコを意識してみていなかったので、(まさかメキシコに住むとは思っていないときでした。)ちょっと残念です。
イギリスの事ですから、見事な本物があったと思います。
昔からの民族衣装は、田舎に行くと見られますよ。
少しずつは改善されているかもしれませんが
実際にそんな服装で生活をしているようです。
道路では刺繍をしながら売っていたり。。。
テキストなど何も見ずに刺繍をしているので、伝えられた文化の伝承力が強いんだなぁと思います。
2010/7/11(日) 午前 5:31 [ sakura ]
手仕事の魅力というのは不思議ですねー。

どの国にも素晴らしい手仕事の遺産があって、どれもどうしようもなく惹き付けられます。
特にメキシコなど、まだ生きている(過去の遺産になっていない)ものは魔力も強いのでしょうかねー。
こぎGさんがご近所だったら、入り浸って見せていただくのにー
ご近所じゃなくて良かったかも?
2010/7/11(日) 午前 10:01 [ 横濱羊屋 ]
sakuraさま
ほんとうに、あちこち、いらっしゃてるんですねー!羨ましい(>_<)
この大英博物館ファブリックシリーズは、ほかにグアテマラ、アフリカの絹、アフリカの染色、インドとパキスタンの刺繍、中国ミャオ族の織、とシリーズがあるので、
そのジャンルは、大英博物館にかなりのコレクションがあるのでしょうね・・・
ご紹介した本の「複雑な知識はからだが習得する」の項では、まさに
sakuraさまがおっしゃっている通りのことが、書かれていますよ♪
2010/7/11(日) 午後 0:06
ひつじさま
ほんとですねー。差別とか観光産業とか、いろんな障害?をみんな呑みこみつつ、
今も先住民の生活に生きつづけている手仕事・・・時代の影響を受けて、
ちょっとずつ変わっていくのもまた、生きている証拠なんですよねー。
ひつじさまがご近所だったら、もう、大変ですよっ!!楽しすぎて!!!
そして、1週間くらいで、ひつじさまとご家族に、迷惑がられるようになるでしょう・・・(^^;
2010/7/11(日) 午後 0:10
メキシコは「一日の中に四季がある」と言われるほど寒暖差が激しいのですねー(驚)
そして多種多様な人種、文化を呑み込んで進化していくとはーメキシコの力強さを感じますー。
この本は開く度に新たな発見がありそうな、奥深い本ですね。
羊屋さんがはまりそう…(笑)
2010/7/11(日) 午後 5:05
「一日の中に〜」って説明、分かりやすいですよね♪
日本もいろんな文化を受け入れて変化してきた国だけど、
日本には日本らしいやり方、
メキシコにはメキシコらしいやり方、みたいなのがあるなーと。
力強く、明るいラテンパワーに、乾杯(^^)♪
2010/7/11(日) 午後 8:56
フニャさん、よくご存じで(笑)。
買っちゃった❤
2010/7/11(日) 午後 9:54 [ 横濱羊屋 ]
爆爆爆爆爆爆爆爆大爆笑









次回本だな記事は、ひつじさまが買っちゃう心配ないやつ、いきます
2010/7/11(日) 午後 10:25