埼玉に住んでる時は、あふれるくらいの情報があって
あふれるくらいのコンサートホールやライブハウスがあって。
小一時間で東京にも出られて。
「選びたい時に選ぶことができる」
「聴きたい時に聴くことができる」
音楽とはそんなつきあいでした。
でも徳之島に来たら、
コンサートホールも少なく(徳之島町にひとつ、かな?)
ライブハウスも少なく(無いと思っていたらありました!)
聴きたい時に生の音楽が聴けない、という状況。
特にクラシックはほとんど公演がありません。
オーケストラなんて来たことあるのかな???
イベントが少ないので、
ちょっと大きな演奏会・イベントは、島じゅうの人が知ってる、
ってそんな感じ。(だと思う)
今回「朗読劇 月光の夏」を観に行ったのですが、
これも、島のお店というお店にほとんど(ちょっと言いすぎですが)
ポスターが貼ってあり。
新聞広告にもチラシが入ってきて。
無料で配られる新聞にもでかでかと広告が載っていて、
麦ぽんが役場の職員なので
文化会館の方が麦の職場までチケット売りに来たり!!
郵送でチラシが送られてきたり・・・
最初チラシを見た瞬間
「これ・・・島でお客さん入んないだろうな・・・」と思いました。
「朗読劇」・・・あんまり馴染みがない
「月光」・・・ベートーベンの月光、です。
失礼ながら、島の人はあんまりクラシックに詳しくなさそうな、
興味がなさそうなイメージがあります。
(ちがってたらごめんなさい)
でも、クラシックの公演がないってことはそうなんじゃないかな?
私も、月光は聴きたいけど、「朗読劇」???ってところに
勝手なイメージで
あまりおもしろくなさそう、と思ってしまい・・・
観に行くことを迷っていました。
そしたら、麦ぽんがチケット買ってました。
職場に売りに来た時・・・
当日
ガラガラの席を想像してたら・・・
ほぼ満席状態。
約600席あるホールのようです。
朗読劇ってこんな感じ。
画像はネットからお借りしました。
朗読の人が4名。ピアノが1名。
朗読の人は1人何役もこなします。
朗読、っていうかほとんど暗記されてます!
途中ミュージカルっぽくなってましたけど(笑)
*あらすじ*
吉岡公子はかつて教師として勤めた鳥栖小学校の古いグランドピアノについて
忘れられない思い出を持っていた。
昭和二〇年初夏、当時ピアノ係をしていた公子のところに、
目達原基地から二人の青年特攻隊員が訪れた。
生きては帰れぬ出撃を前にどうしてもピアノが弾きたいと、
一人の青年はベートーベンのピアノソナタ『月光』を、
もう一方の青年は『海ゆかば』を弾いて基地に帰っていった。
二か月後に戦争は終わった。
公子が語るその思い出は新聞やラジオで報道され、
平和の記念碑としてピアノは保存されることになった。
地元ラジオ局の石田りえはドキュメンタリー作家の三池安文と共に
ピアノを弾いたと思われる元少尉風間森介を訪ねるが、風間は何も語ろうとしない。
石田たちは生き残った特攻隊員に取材を重ね、
特攻出撃を途中で放棄した隊員を幽閉していた“振武寮”の存在を知り、
特攻平和記念館で『月光』を弾いた海野光彦少尉の遺影を発見する。
それをきっかけに風間の閉ざされた心は徐々に開き、
エンジンの不調で特攻から引き返したこと、
“振武寮”に入れられた屈辱と絶望の日々のことを語り始めた。
半世紀を経て思い出のピアノと再会した風間は、
当時を振り返りながら『月光』を奏でるのだった。
これは実話だそうです。
最近朝ドラで「おひさま」を観てたので
なんとなーく想像しながら観ることができました。
戦争に駆り出された人たちがどのような経緯で行ったのか、
当時の日本の教育、
戦争から帰って来た人が「生きていてごめんなさい」
と悔やみながら帰ってきたこと。
「お国のため」といいつつもホントは行かせたくない親の気持ち・・・
そんなことを思い出しながら観てました。
(ドラマの世界のことしかわからないけど)
この劇では生き残った男性が
特攻隊として飛行機に乗る前に母に爪と髪を送りました。
もう二度と会えない覚悟で。
でもエンジン不調で帰ってきて、
途中で戦争を放棄したとみなされ幽閉、外部との接触は
一切禁止。母に手紙を送る事すらできませんでした。
やっと実家に戻った時にはすでに遅し。
息子の爪と髪を手にした母は・・・自殺していたそうです。
会場はすすり泣きの音が響いていました。
残念だったのは咳する人が異常に多かった、ということ。
ま、風邪はやってるしね。
クラシックのコンサートだと曲の合間合間まで
我慢するけど、朗読劇だとぶっ通しだしね・・・
しょうがないか・・・
私が一番感動したのは
「徳之島でプロのピアニストの演奏、
しかも月光が聴けた」
ということです。
月光、好きなの。
中学生の時、カセット(!)買いました。
「月光」
そう、なぜ月光を買ったかというと
超くだらない動機です・・・
当時「魁!!男塾」というマンガが好きで
それに「月光」っていう名前のキャラクターがいたの。
ただ、それだけ。
でも聴いたら中学生ながらに感動しました。
↑どーでもいい話
島で、ご縁があり
ありがたいことにいろんな場所で演奏させていただく
機会が増えました。
でもやっぱり、たまにはプロの演奏を聴いて
勉強したい、って思う今日この頃。
今回は、体全体を使ってパワフルに弾く姿に、あーー私もっと体全体使わなきゃと反省・・・
クラシックやジャズのイベント、たくさん開催
してほしいです。
第九、聴きたーい!