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二月の寒い時期から始まったラマンチャも、桜の季節を過ぎ、すっかり春の暖かさに包まれています。
最後の踏ん張りどころ!
しっかり体調管理して、有終の美を飾ります!
今日はちょっと、趣向を変えて「私の好きなラマンチャの男のシーンベスト3!」を書いてみようと思います。
三つ選ぶのは、なかなか難しいのですが、今の私にとって琴線に触れる3シーンを。
第三位「鏡の騎士」
子どもの頃は、このシーンの意味が全くわからず、ただただキホーテが可哀想としか思えませんでした。
しかし、時を経て巡り会った時、このシーンの恐ろしいくらいの残酷さにショックを受けました。
「ラマンチャの男」は「見果てぬ夢」にあるように、夢を追う心や真実を掴む力が描かれています。
その裏には「現実の鏡を見る」という私たちが生きている限り逃れられないものがあることを改めて突きつけられています。
「ラマンチャ」が単なる「正義を振りかざす物語ではない」、絶妙なバランスで構築されている作品だということを再認識し、深く感銘を受けました。
第二位「教会での四人の会話」
姪のアントニア、家政婦、神父、アントニアの許嫁カラスコ博士が、アロンソキハーノの狂気を取り去るために画策するシーン。
過去に自分自身がアントニアを演じていたこともあり、非常に思い入れがあるシーンです。
やっているときも観ているときも感じるのは、「この四人の会話で、キハーノの狂気の実情を、確実に観客に伝えることプラスそれぞれのキャラクターをはっきり打ち出す」難しさでした。
この先、寝室まで、特にアントニアと家政婦は全く出てきません。
それだけに、本当に悩み色々考えました。
人物の動かし方もチェスの駒に見立てたりして、動きが制限されているなかで表現する面白さもあります。
そして・・・・
第一位「中庭でのキホーテとアルドンサのシーン」
キホーテが祈りを捧げるなか、アルドンサが現れ、彼に問いつめるシーンです。
この後「見果てぬ夢」が歌われます。
中庭でキホーテの独白では、「高慢な言葉」「駄目だぞドンキホーテ」など、自分自身を叱咤激励するなど彼がただただ狂気じみた行動しているのではないという、心の奥が見えます。
そして、アルドンサが詰め寄るシーンでは、彼女が一見何もかもを否定しているようで、実はキホーテの「真実の想い」を知りたいという純粋な想いが溢れていて、個人的には二人の姿がとてもチャーミングに見えて大好きなやり取りなのです。
その純粋さゆえ「見果てぬ夢」で心を揺さぶられ「頼むから、あたいの本当の姿を見ておくれ」と懇願するのだと思います。
もちろん、全てのシーンが魅力的であり、惹き付けられるのですが、あえてこの3つを選びました。
皆さんはどんなシーンが心に残っていますか?
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はしめまして、
宜しければ、これからブログお友達になってくれませんか?
2008/4/25(金) 午前 6:45 [ ♪絢香♪ ]
わたしも鏡のシーンが好きです。鏡の使い方がすごかったです。キホーテがどんどん追い詰められて、心の中で「あぁ〜、あぁ〜!」って思っていました。
あと、アルドンサが馬にエサをあげているシーン、馬の動きが可愛かったです。
2008/4/25(金) 午前 6:52 [ ササキ ]
好きなシーンということで初参加です。
「男なんてみなおなじ、あんただってそうさ、望みを言ってみな」「ほらほらおいでなすった」の後に続くキホーテの言葉にかたまるアルドンサが好きです。「行かなくっちゃ」と去る彼女の哀。
自分に向けられた純粋な心、優しいことばに戸惑いながら、ずっと求めていたものに気付いてしまった動揺、どんなひどい仕打ちよりも、優しいことばが彼女を苦しめる。
キホーテのことばをさえぎるようにしゃべっていたアルドンサが、興味をもった相手を知ろうとして口数がへり、耳慣れないことばを一心に聞こうとする姿が健気でなんともいえないです。
今回は千秋楽しかいけず、以前の記憶ですが・・楽しみです!
2008/4/25(金) 午後 0:12 [ tama ]
紀保さん、こんばんは。私も「見果てぬ夢」のシーンは好きですが、やはりラストのセルバンテスが宗教裁判に呼び出され、たじろぐサンチョに「勇気を出すんだ、勇気を!」と声をかけ、アルドンサの歌い出しで囚人たちが「見果てぬ夢」を合唱しながら階段を上っていくところがいいですね。結局は「見果てぬ夢」なんですが、このシーンを見極めて、いつも勇気の充電をして頂いてますからね。
2008/4/25(金) 午後 7:06 [ 花の乱まっちゃん ]
いつも楽しく読ませて頂いています。
鏡の騎士の場面のお話が出たので初めて書き込ませて頂きました。
実は、忘れられない思い出があります。
いつの公演だったか、確か千秋楽だったと思うのですが、
鏡の騎士に追い詰められたキホーテが舞台から落下!!
見ていた私は一瞬息を飲みました。
幸四郎様はすぐに階段を駆け上がっていらして
何事もなかったように芝居を続けられましたが、
私は生きた心地もせず、しばらく固まっていました。
(ラ・マンチャ初観劇の友人は何も疑問を持たなかったそうです)
何があっても芝居を続けられる幸四郎様の役者魂には感動ですが、
それでもあの場面になると毎回ドキドキしてしまいます。
ところでセルバンテスが初めに書いた台本はあの場面で
終わるのですよね。
あそこまでの芝居で一体何を申し開きしようとしていたのでしょう。
その答えがなかなか見つかりません。
2008/4/26(土) 午後 2:46 [ pucci ]
先日の私のコメントにお返事をくださり、どうもありがとうございます。お忙しい中、投稿した皆さんにお返事をしているのかと思うと、紀保さんの律儀なお人柄がうかがえます。
さて、私の場合、ラ・マンチャの男の好きな場面と言うと、たくさんあってなかなか絞り切れないのですが、好きな台詞と言うか泣ける(本当にいつも。)台詞というものがあります。「事実は真実の敵なり!」というのと、正確ではないかもしれませんが「一番憎むべき狂気とは、あるがままの人生にただ折り合いをつけてしまって、あるべき姿のために戦わないことだ!」というところです。どちらも同じような意味なのかもしれませんが、どちらも実生活を生きていく中でとても心に響く言葉、大袈裟に言えば私にとって生きていく指針のようなものです。
この舞台を見始めてから十年位になると思いますが、公演が終わって劇場から出て行く度、いつも勇気付けられる自分がいます。
今回の上演も残りわずかとなりましたが、くれぐれもお身体に気を付けて頑張ってください。次回まで劇場に足は運べませんが、応援しています。
2008/4/26(土) 午後 3:25 [ phh**101 ]
紀保さん、こんばんは。本日がラ・マンチャ2008のファイナル観劇となってしまいました。お気に入りのシーンやナンバーをしっかり焼き付けたのはもちろん、ようやく幸四郎さんの「見果てぬ夢」英語バージョン、しかも前セリフ付きがカーテンコールで聴くことができて大満足でした。ありがとうございました!公演はまだ続きますので、どうか皆さん無事に千秋楽のカーテンコールを迎えられるよう祈ってます。そして、近いうちにまた再会を・・・期待してますよ!
2008/4/26(土) 午後 11:59 [ 花の乱まっちゃん ]
やりました。僕もついに再び英語版アンコールを26日夜の回で!!やーーー10年ぶりくらいです。感動です。。。。実は千秋楽も会社抜け出しで行く覚悟です。インターネットでA席の残席をゲットしました。もし行けたら今シーズン3回ということで。。「シェイクスピア・ソナタ」もものすごくいい芝居だと思いましたが、やはり幸四郎さんは「ラ・マンチャ」の男です。
2008/4/27(日) 午後 2:17 [ 加藤大幸 ]
紀保さん あっという間に訪問者10000人突破おめでとうございます。本日幸いにも「見果てぬ夢」英語ヴァージョン目撃できました
時としてくじけそうになる僕をいつも勇気ずけてくれます。セルバンテスの「勇気を出すんだ、勇気を」階段を駆け上がる姿に勳しを感じます。もうひと踏ん張り頑張りましょう。僕たち宣伝は空挺部隊です。誰よりも早く戦場に下り、本隊の到着を待ち、撤退は一番最後。
残すものは感謝のみ。
2008/4/27(日) 午後 6:10 [ 宣伝のカリスマ ]
>絢香さん
またのぞきにきてくださいね〜。
>ササキさん
シンプルだけれど、あの鏡のシーンは圧倒されますよね。
あの馬とロバのシーンは癒されますね〜。
>tamaさん
お返事遅くなってごめんなさい。
そうですね、アルドンサの健気な部分が見えるのは私もとても好きです。
今回もよりそういう姿が強くでていたと思いますが、いかがだったでしょうか?
>pucciさん
その落下した話、父から聞いたことがあります!
確かに振り返られないのと暗いのとでドキドキしますね。
ん〜、彼の申し開きの意味は何だったのでしょう・・。
私自身もいつもその答えを見つけようとしながら観ていました。
>[ phhhw101 さん
お返事遅くなってすみません。
その二つの言葉は、代表的でありながら聞くたびに変化していってとても興味深いです。
きっちり裏打ちされた信念があるからこそ言える言葉ですよね。
2008/5/7(水) 午前 1:36
>花の乱まっちゃんさん
私もあの後ろ姿に涙し、勇気づけられる日々でした。
まさに背中に見える心意気でした。
サプライズにも出会えて良かったです!
皆さんとなるべく早く再会できますように!!
>加藤大幸さん
お返事遅くなりました。
サプライズに出会えて良かったです!
そうですね、我が父ながら彼だから伝えられる「ラ・マンチャ精神」があるのだと思います!!
>宣伝のカリスマさん
お返事遅くなりました。
ありがとうございます!!
これからも勇気をもって取り組んで行きいたと思いますのでよろしくお願いいたします!!
2008/5/7(水) 午前 1:36