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朝日新聞のネット版で、フクイチの事故対応を取り上げた<吉田調書>の
シリーズが取り上げられています。まだ途中までの公開で完結していませんが、
無料の会員登録をすれば、全文読めるようになっています。
記事の途中で短い音声がアップされていて、今は亡き吉田所長の肉声が当時の厳しい
状況を伝えています。
当時のフクイチの所員の9割が命令に違反し離脱したことがようやく3年たって
報道されていますが、私は離脱した人たちを責める気持ちはありません。
なぜなら、原発が一度過酷事故を起こせば、どうなるか知識のある人ならみんな
知っていたからです。
本当なら、民間企業が原発事故で最悪の事態に陥った場合、どこまで命を懸けて
対応するのか、その責任範囲を定めておいて、それを超えた場合、自衛隊をはじめ
とする公務員を訓練しておいて対応させるのか、それとも民間企業に死亡の場合の
補償をして対応してもらうのか、あらかじめ決めておくべきでした。
アーニー・ガンダーセンさんの著書『福島第一原発ー真相と展望』の中で、事故対応に
ついて、ガンダーセンさんは、最悪の状況の中、現場はできる限りの手段を講じて
頑張った、と語っています。
そもそもこんな地震国なのに、巨大地震は起こらないことにして、紙の上で事故の
確率を適当に計算して、断層の真上というようなデタラメな土地に、原発を作って
しまったことが間違いでした。
3年たって、フクイチの事故原因の追究もまともにされず、事故対応の具体策も満足に
できていないし、原子炉の真下の断層が地震でずれた時、どう対応するのか、考えよう
ともしていません。
もし原発運転中に、原子炉に制御棒が入らなかったら、今度こそ原子炉が<核爆発>で、
住民が避難する時間すらないかもしれません。
免震重要棟がない原発(東電・中電以外)では、ものすごい被曝の中で職員は対応しな
ければならならないので、チェルノブイリのように、次々と職員が倒れていく事態に
なるかもしれません…。
それを真剣に考えないで、原発再稼働って、無責任すぎやしませんか。
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