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戦争と破滅に向かう日本 STOP! 国民が虫けらのように扱われる社会

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「今は亡き原子力安全委員会の速記録  その4」の続きで、第5回の分です。
 
とても長いので、重要と思われることを部分的に抜粋します。
 
*** 引用開始
(注:この速記録の発言内容については、発言者のチェックを受けたものではありません)
 原子力安全委員会被ばく医療分科会 第5回ヨウ素剤検討会
日  時 平成13年12月4日(火)午後1時30分〜
**
2.放射性ヨウ素による健康への影響
  呼吸により鼻から吸入された放射性ヨウ素は呼吸気道に沈着し、気管支及び肺から体循環に迅速に移行する。また、口から吸入された放射性ヨウ素の一部は咽頭部にも沈着し、食道を経て消化管から吸入され、体循環に移行する。吸入された放射性ヨウ素の約10〜30%は、24時間以内に甲状腺に選択的に集積し、残りの大部分は主に腎臓より尿中に排泄される。また、甲状腺に集積した放射性ヨウ素は有機化され、一定期間、甲状腺内に留まる。成人の甲状腺でのヨウ素の生物学的半減期は約80日で、19歳以下の若年者では成人と比べて短い。この甲状腺に集積した放射性ヨウ素からの被ばくにより、甲状腺がんや甲状腺機能低下症が引き起こされることがある。乳幼児期から若年期にかけては甲状腺の発育増大が特に顕著であり、その甲状腺への放射線影響は成人に比べて大きい。
 2−1 甲状腺がん
 (1)広島、長崎の原爆被災者の長期にわたる疫学調査によると、被ばく後、長期間にわたり甲状腺がんの発生確率が増加することが認められている。放射性ヨウ素等の被ばくにより、甲状腺腺細胞中の遺伝情報を有するデオキシリボ核酸(DNA)が損傷を受け、その修復が不完全なために誤ったDNAの遺伝情報の発現結果として甲状腺がんが誘発される。この際、被ばくにより発症するほとんどの甲状腺がんは甲状腺腺細胞に由来する乳頭腺癌である。甲状腺がんは、病理学的には乳頭腺癌、濾胞腺癌、髄様癌、未分化癌の4つに大きく分けられるが、未分化癌以外は一般的には悪性度が高くないため、適切な治療が行われれば通常の余命を全うできる。
    広島、長崎の疫学的調査の結果によると、甲状腺外部被ばく後、生涯にわたる甲状腺がんの発生確率(生涯リスク)について、甲状腺の吸収線量が50rad(500mSv)以上の被ばく者グループ中では、
   ・発生確率は、20歳までは線量に依存して有意な増加が認められる
   ・40歳以上では、甲状腺がんの生涯リスクは消失し、放射線による影響とは
    考えられなくなるという結果が得られており、被ばく時の年齢により甲状
    腺がんの発生確率が異なることが判明している
 (2)広島、長崎の原爆被災者のデータに加え、6つの放射線治療後の甲状腺がん発生調査を総合的にまとめた大規模な疫学調査では、
   ・5歳未満での被ばくに比較して、10〜14歳での被ばくでは、その生涯
    リスクは5分の1に低下する。また、20歳以上では、1Gy以下の甲状腺
    被ばく後の甲状腺がんの発生確率は極めて低い
   ・若年時に被ばくした者の甲状腺がんの発生確率は、被ばく後15〜19
    年に最大となり、40年経過しても発生確率は残存する
   ・性別で見ると、女性は男性より甲状腺がんの発生確率は2倍近く高率である
    という結果が得られている。
 (3)チェルノブイリ事故の国際的疫学調査(集団の事故時年齢は15歳未満、その60%は5歳未満である。)において、甲状腺内部被ばくによる甲状腺がんの発生頻度については、小児において有意な増加が認められている
    また、ロシアで被ばくした者の甲状腺がんの発生確率は、18歳未満の者は成人の3倍である。
    これらの知見は、甲状腺がんは悪性度が高くなく、適切な治療が行われれば通常の余命を全うできるため、いずれの疫学調査も、死亡に基づく統計変数ではなく、罹患率に基づいて得られた解析である。特に5歳未満の幼児については、甲状腺がんの発生確率が大きいことに注意する必要がある。これは、幼児の甲状腺腺細胞の分裂が成人に比べて活発であり、放射線によるDNA損傷の修復エラーが増幅されやすいためと考えられる
    なお、チェルノブイリ事故に関しては、ヨウ素−131と甲状腺発がんリスクの事例が報告されてきたが、最近の別の研究では、甲状腺がんの発生にヨウ素−131以外の放射性ヨウ素が寄与している可能性が示唆されている
**
 (2)安定ヨウ素剤の服用時期については、放射性ヨウ素の体内摂取前または直後に服用することにより甲状腺への集積の90%以上を抑制することができる。また、既に放射性ヨウ素が摂取された後であっても、4時間以内の服用であれば約50%の抑制効果が期待できる。しかし、6時間以降であればその効果は激減すると考えられている。この放射性ヨウ素の甲状腺腺細胞への取り込みを低減させる効果は、安定ヨウ素剤服用後、1日は持続することが認められている。
**
          安定ヨウ素剤予防服用に当たって
 (1)服用決定に係る指標
    SPEEDIや緊急時モニタリングの結果と予想される放射性ヨウ素の放出期間を考慮して、放射性ヨウ素による小児甲状腺等価線量の予測線量が100mSvを超える恐れがある場合、安定ヨウ素剤の服用により回避される甲状腺の被ばく線量と安定ヨウ素剤の服用による副作用とのリスク・ベネフィットバランスを考慮しつつ、安定ヨウ素剤の服用の措置を講じる。
    なお、リスク・ベネフィットバランスよりヨウ素剤の服用により回避される甲状腺の被ばく線量が50mGyを超さない場合には、その服用は正当化されないことに留意する。
**
前川委員 8ページですが、これ、非常に重要な部分ですが、WHOが10分の1の10mGyとしたんですが、これについては10mGyにこだわらなかったということであります。最後の文章、「WHOが推奨する若年者に対するガイドラインを我が国で採用するに当たっては注意が必要である」ということではなくて、この検討会では、はっきりいえば、これを採用しなかったということですので、「採用するに当たっては慎重を要した」とか、そういうふうな言い回しの方が妥当ではないかと思います。
山下主査 おっしゃるとおりで、我々はこれを採用しなかったわけですから、これについては表現が不適切だと考えますので、事務局、考えて……
事務局(渡邉) わかりました。

**
鈴木委員 幾つか論点があるんですが、1つは、小児と大人を別な回避線量レベルで2つの防護対策をとるということが実際は非常に難しい。それで総括的、ジェネリック・インターベーションレベル、なるべく1本にしたいというのがありました。それが一つの根拠です。
 それから、10mSvからリスクがほんとに増えているのかどうかという科学的な議論がもう一つあります。これでいきますと、こう言っては何なんですが、チェルノブイリの甲状腺の線量推定はかなりあいまいなところがありまして、それほど信頼がおけないというのがあります。それを根拠にして出していくのはどうかというのが一つの考え方でした。
 同じような考え方でアメリカが50mSvを採用したとき、10mSvをとらなかったんですね。WHOの勧告を採用しなかったのもほぼ同じ考え方に基づいています。なるべくリスクとして信頼性のあるものを根拠にして、リスク・ベネフィットバランスの計算を行ったという形になっているかと思います。偶然アメリカと日本の計算が同じになっている部分があるんですが、エレーナ・ロンさんというNIHの疫学者が出したデータを中心に計算していくと、どうしても50mSvになってしまう、そういうような話かと思います。
**
宮川委員 確かにおっしゃるとおりでございます。10ページの図1、論理的にはこのとおりですが、いろんなことからコンクリート建家なども準備されておりませんし、どこで安定ヨウ素剤を配布するのかといったことも具体的に何も決まってない、青森県はそうであります。そして、そもそもヨウ素剤をいざ事故発生時には飲んでいただくという住民に対する説明会あるいはコンセンサスなども得られていない。それこそ6時間以内に飲まなければ大して効果がないと言われているものを、いざ事故が起きたとき、6時間以内に住民を集めて説明して、説得させて飲ませられるかというと、まずほとんど不可能であります。ですから、そこの部分は科学的というより、むしろ行政的な問題でありますので、ここで扱っていいのかどうか、また別な問題じゃないかなという気もするんですが、私とすれば一緒にやってくれればありがたいんですが、ここでディスカッションしても出てくる結論でないような気も逆にいたしております。
*** 引用終了
 
 
 
また、前回の続きです。
文字数の関係で、また途中14時25分以降の部分が切れていました。
慎重にコピペしたつもりですが、万一間違いがあった場合はご容赦下さい。
また地名も文科省の発表した資料や、福島県の地図を照らし合わせて
書き加えましたが、こちらも間違いがあった場合は、ご容赦下さい。
 
 
前回はこちら
   ↓
 
 
14:25  双葉町鴻草  浪江入口     15.7  μSv/h (②) 
14:27  浪江町高瀬             2.3 μSv/h (②) 6号沿
 
<南相馬市>
相馬浪江線(34)と原町浪江線(49)の交差点14:34  11.9 16:57 16.6 μSv/h(②)南相馬市原町区馬場
14:48 相馬浪江線と川俣原町線(県12)の交差点(原町区) 4.93 μSv/h (①) 
14:53 相馬浪江線と大芦鹿島線(県267)の交差点(鹿島区) 6.92 μSv/h (①) 北32-37km  267から12号へ出ると鹿島区橲原  飯館の八木沢と南相馬の境  34号線から49号線へ
15:03 鹿島日下石線 車川橋(鹿島区) 6.03μSv/h(保安院
15:08-18北北西20km  太田橋(南相馬市原町区) 
  ダスト  I-131  84   Cs-137      I-132  38    Te-132  1.9  (Bq/m3)
15:10 6号線 横手交差点(鹿島区) 5.34μSv/h(保安院
15:22 浪江鹿島線 原町と鹿島の境界 5.41μSv/h(保安院
 
2030キロ圏内>
15:47 馬場 9.35 μSv/h(①)横川ダム付近の馬場温泉 49号 南相馬市原町区馬場 北北西2123km
15:51 滝          19.8  μSv/h (①)「滝」バス停 馬場温泉近く 49号沿
15:55 滝最寄りのトンネル入り口 30  μSv/h(①)横川ダム 赤根沢トンネル 49号線
16:12 山津見神社付近   17.1 μSv/h(①) 49号沿
16:16 原浪トンネル手前  17.2 μSv/h(②) 南相馬市小高区金谷 県道49号線から国道114号へ
     南相馬(原町区片倉 北北西26-27km)の横川ダムから国道49沿い 南相馬と浪江の境へ
 
20キロ圏内>
16:20 北西20km 浪江町 昼曽根 7.78 μSv/h (②) 国道114号沿
16:2216:32 北西20km 昼曽根 
ダスト I-131  100  Cs-137  ND  I-132  260  Te-132  1.1   Bq/m3
16:41北西19km 浪江町川房大垣 大柿橋      27.3 μSv/h (②)国道114号沿
16:43北西19km 浪江町川房 沢中トンネル入り口 18.7 μSv/h (②)国道114号沿
16:43千人沢トンネル入り口         18.7 μSv/h (②)国道114号沿
16:45北西16km 浪江町室原字仲沢  30 μSv/h (②)国道114号沿
16:46北西16km 浪江町室原 堤守橋 16.9  μSv/h (②)国道114号沿
16:50第一弁慶橋     30 μSv/h (②)国道114号沿  浪江町室原(北西16km)  
17:03浪江町加倉     30 μSv/h (②)国道114号沿 (常磐線浪江駅近く)
17:04浪江町権現堂 常磐線線路上の橋 30 μSv/h (②)
 
17:00 北西5.6km    双葉町上羽鳥 41.9 μSv/h  F
西南西4.9km 大熊町大野  (県原子力センター)(保安院
17:00 5.08μSv/h(=5078nGy/h)  17:30 5.36μSv/h(=5357nGy/h)
18:00 0.62μSv/h(=619nGy/h)
18:0010  西南西4.9km 福島県原子力センター前
ダスト I-131  60  Cs-137  ND  I-132  24  Te-132  5.0   Bq/m3
 
21:00  女川原子力発電所 モニタリングポスト 8.7μSv/h  (保安院

 
原典:
①経産省 20110603019-2.pdf  ②福島県 post-20120921.pdf 
D 福島県 7houbu0311-0331.pdf
F 福島県 201103_hdose_all_tm.pdf
 
 
 

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