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昨日書いた「2011年3月 事故後の福島市の汚染と大気中のヨウ素濃度を考える」
の続きです。
前回、肝心のヨウ素濃度のデータが、文字数の関係か、入っていませんでした。すみません。
2011年3月18日
北西62km福島市杉妻町(杉妻会館)
14:56-15:06 ダスト I-132 11000 Bq/m3 X (ポイント1)
西北西約64km 福島西IC 10:24 5.24 15:00 4.56 C
西北西59km 福島市金谷川(福島大学)
ダスト 12:50-13:00 I-132 11000 Bq/m3 X 空間線量 7.0μSv/h
北西66km 福島市飯坂町平野
ダスト 13:51-14:01 I-132 11000 Bq/m3 X 空間線量 5.5μSv/h
西北西64km 福島市上鳥渡り
ダスト 14:30-14:40 I-132 9100 Bq/m3 X 空間線量 6.5μSv/h
ここで注目したいのが、ダストで示されている空気中のヨウ素濃度です。
実は、3月20日にポイント15(田村市常葉町山根鹿島 西32km)で
空気中のヨウ素濃度 3800Bq/m3が観測され、ERC医療班は、
「小児の甲状腺が受ける被ばく線量を計算(ICRP Publication71で
推奨されている)小児甲状腺の等価線量に係る線量係数3.2×10-³mSv/Bq、
1歳児呼吸率3.78m³/dを採用)した結果、1日屋外で曝露したと仮定して、
甲状腺の預託等価線量として、3月20日には46mSv」という値が得られる
と考えている、という文書を3月22日に原子力安全委員会に出しています。
原子力安全委員会は、ポイント15の地点で高いヨウ素濃度が観測されたのは、
そこをプルーム(放射能雲)が通過したためと認めています。
とすれば、3月18日に福島市で観測されたのは、ヨウ素132ではありますが、
3月20日の田村市の濃度の3倍にもなっていて、おまけに3月15日から屋外に
あった水盤の水の汚染を見ると、3月15日にプルームが流れていたことは
明らかで、18日までそれは続いていたと推測できます。
だから、福島県立医大が、医師と看護師ら医療関係者に対して、安定ヨウ素剤を服用させて
いたことは、当然で、彼らは、その判断を客観的数字を根拠にして行っていたと思うからです。
つまり素人の勝手な推測ですが、日本の防災基準である安定ヨウ素剤の服用基準を上回る数字を、
どこかの時点で入手していたということです。(あくまでも推測)
誰か福島県民の方で、これらの汚染状況から小児甲状腺の預託等価線量で
どういう値が得られるのかを、情報公開請求として行政に対して出して
いただけると、仮定の数値でも明らかにされて、どの時点で福島市において
安定ヨウ素剤を40歳以下の人たちに服用させなければならなかったか、が
明らかになるかもしれないのです。
素人考えなので、情報公開請求をしてもダメかもしれませんが、一つの
きっかけになるかもしれないので、どなたか住民の方で、アクションを
起こしてくれないかなあ、と思っています。
データの出典は、文科省と福島県が公開したデータで、ネットで閲覧できます。
①経産省 20110603019-2.pdf
④文科省 1303726_1617.pdf 130327_031620.pdf 1303727_1710.pdf
⑤福島県 1306973_0316.pdf
⑥文科省 1303727_1719.pdf 1303727_031810.pdf
⑦福島県 1306973_0317.pdf
⑧文科省 1303727_031813.pdf 1303727_031816.pdf 1303727_031819.pdf 1303727_031910.pdf
⑨福島県 1306973_0318.pdf
C 福島県 zenken0311-0331.pdf D 福島県 7houbu0311-0331.pdf
T 厚生労働省 健康局 報道発表資料(水道水における放射性物質関連)
U 文科省 1304935_0412_1.pdf 土壌及び植物資料の分析結果一覧 Bq/kg
W 文科省 1306972_0607.pdf 環境試料の測定結果
X 文科省 1210_0131_2.pdf ダストサンプリングの測定結果 Bq/m³
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福島原発事故ーデータ
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先日ネットで、テレビ画面のキャプチャーで、多分福島市と思われる地域の、子どもの
「疑いも含めた甲状腺がん」の数が11と表示されているのを見ました。
福島市の事故当時の汚染データをまとめましたので、以下掲載します。これについては、
慎重にコピペまたはタイプしたつもりですが、万一、間違いがある場合は、ご容赦下さい。
なお観測地点は、文科省・経産省が公表した資料に照らし合わせて、できる限り地名を
調べて書き加えましたが、こちらも同様に万一、間違いがある場合は、ご容赦下さい。
2011年3月15日 早朝2号機の格納容器が破損
北西約63km 福島市 16:40 13.58 18:40 24.24 μSv/h (D)
北西46km 国道114と医大入口交差点 雑草18:21 I-131 1190000 Cs-137 169000 Bq/kg ①
福島県立医大(福島市光が丘 ポイント88 西北西58km)
北西59km 原子力センター福島支所(福島市方木田字水戸内)
屋上水盤 雨水 16:00 I-131 2053 Cs-137 238 Bq/kg ①
屋上水盤 雨水 18:30 I-131 103000 Cs-137 1525 Bq/kg ①
2011年3月16日
北西約63km 福島市 0:00 21.40 9:30 20.10 μSv/h (D)
A 北西60 km 8:15 18.0 (④) 福島市
45北西60 km 17:02 18.8(④) 福島市
福島(国4+国115交差点) 11:38 10.5 16:10 11.5(⑤) 福島市八島町?
北西59km 福島(南向台+国114交差点)11:46 13.2 (⑤) 福島市南向台
福島(国114+県306交差点) 11:50 8.02 16:40 9.30(⑤) 福島市立子山
北西59km 原子力センター福島支所(福島市方木田字水戸内)上水 蛇口8:00 I-131 177 Cs-137 33 Bq/kg①
2011年3月17日
北西約68km 福島市(農業総合センター果樹研究所) 19:13 7.30 C
北西約63km 福島市 0:00 14.40 2:00 14.80 μSv/h (D)
北西約62km 福島市役所 17:52 8.96 20:30 9.64 C
1北西60 km 9:20 7.0(⑥) 福島市杉妻町 62 km
2北西55 km 9:50 13.7 14:50 18.3 (⑥)福島市大波滝ノ入 56 km
福島(国115+県308交差点)11:05 11.5 (⑦) 福島市山口
福島/伊達(国115、市境) 11:39 11.6 (⑦) 福島市大波・伊達市霊山町掛田 北西55km
西北西約64km 福島西IC 18:30 8.16 20:47 9.85 C
西北西約64km 福島市(福島自治研修センター)18:30 2.93 21:03 2.95 C
福島地方水道用水供給事業(摺上川ダム:福島市飯坂町茂庭字刀振地内)17:20採取 I-131 59.1 T
福島市大波城跡(参考:福島市大波滝ノ入 北西56 km ポイント2)国道115号付近
雑草11:10 I-131 429000 Cs‐134 283000 Cs‐137 292000 10.8μSv/h W
土壌11:10 I-131 156000 Cs‐134 16700 Cs‐137 18000 W
2011年3月18日
北西約68km 福島市(農業総合センター果樹研究所) 10:52 6.67 15:03 6.38 C
北西66km 福島市飯坂町平野 13:51-14:01 I-132 11000 X 空間線量 5.5μSv/h
北西約63km 福島市 0:00 12.70 4:00 12.40 μSv/h (D)
北西約62km 福島市役所 10:03 12.34 15:16 10.40 C
1北西60㎞ 10:08 8.5 18:05 8.0 (⑧) 福島市 福島市杉妻町 62 km
福島(国114、福島東高校前) 10:38 6.7(⑨) 福島市浜田町(東高校)
福島(国114+県306T字路) 17:08 6.1(⑨) 福島市立子山
福島(国114、渡利トンネル西側) 10:44 15.50(⑨) 福島市小倉寺
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