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うちのドクターが珍しく私達の前で「TPP」について話していた。
そもそもうちの病院内での話題で時事的テーマが語られること自体少ない。というか、時事的ネタなんて今の職場に限らず、前の職場でも話題にならなかったし、友達同士でも時事的なことは殆ど話したりしない。みんな興味がないのが実情だったりする。
ただ、やはり医者クラスになると、TPP参加による影響、特に医療関係における影響に関しては敏感にならざるを得ないんだと思う。一般の方にはあまり興味のない話になるかも知れないけど、少なからず誰でも病院に行く機会はあると思うから、一応うちのドクターの見解として、今回は記事にしてみようかと。
最初にことわっておくと、医者、あるいは看護師などが作る組織が全てTPP反対ではない。(キトクケンガーと言って医療関係者を攻撃する短絡思考のTPP推進派には反吐が出るけど)
民主党や自民党と同じ推進派もいれば、慎重派もいる。中には反対を表明した組織もあるにはあるけど、それが医療関係者の総意ではないことは知っておいて欲しい。とりあえずドクターの見解を以下に書く。
「関税や規制が撤廃されるというのは良いこともあるけど、僕は医療や患者にとっては悪いことのほうが多いと思ってる」
「特に薬の分野では、関税撤廃によって日本では認可が下りないような薬がガンガンアメリカから入ってきて、めっちゃくちゃにされてしまう。医者が使う薬の幅は広がるだろうし、患者の薬代負担にも随分貢献するかもしれないが、特に安全性の面で(規制がとかれることで)僕は心配だ。」
とのこと。
そういえば、今、私がいる再生医療やpainコントロールの学会ではファイザーの「リリカ」と言う薬を一押ししているのだけど、その名だたる教授たちにとってはTPP推進だったりするらしい。なんといっても、ファイザーはTPP推進企業だったはず。
ドクターの話だと、そのうち「麻薬入り湿布」なんかも推し進めるだろう」と。
「医者も看護師も介護ヘルパーも、どんどん外国から日本の病院に入ってくる。現にインドネシアの医師が(TPPとは関係ないけど)早ければ来年あたりから来るって話もあるよ(マジっすか?!)」
「いずれにしても、TPP推進派の医師は良いとこだけみて覚悟がない。TPPっていうのは、われわれが思っているほど良いもんじゃなく、とても恐ろしいものなんだよ。」
桜乃宮的には、保険制度絡みのことも聞いてみたかったのだけど、新人なため遠慮した。
書き出してみるとそんなに凄いことは言っていないし、殆ど抽象的だったりもするのだけど、医者が危機感を持っていることはよくわかる。「ガラガラポン」な変化への危機感ということなんだけろうけど、そもそも国民にとってTPPが何をもたらすか、実はよく伝わっていなかったりするんですよね。
「バスに乗り遅れるな」とか「平成の開国」とかいうスローガンだけ知っていればまだマシなほうで、規制撤廃による経済ひいては社会への影響にコミットメントしている国民は本当にわずかではないかと。
マスメディアのゴミ報道のせいもあるのですが、何より政府の国民に対する説明不足が一番の問題であることは今更言うまでもありません。
ドクターは「覚悟がない」と言っていましたが、それは総じてTPPにコミットメントしない大多数の日本国民にも言えることで(覚悟以前な気もしますが)良いにつけ悪いにつけ、覚悟がなければどの道、出足が鈍ったり、躓いたりするものなんだけど、と、私は考えています。
明日?明後日あたりには首相が政府の意思として参加表明するらしいですが、TPPによってもたらされる社会的変化は政治的成果ではないですからね。
むしろ円高やデフレにも対応できない様な政権によるTPP参加表明ほどのキチタトぶりというのは、ルーピー鳩山の普天間トラストミーや空き管の尖閣仮免以上であることは間違いないかと考えています。
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どんな問題でも全て自分にとって得か損かで決める、しかし制度と言う物には、得になる部分と損する部分がある、それを調整しているのが現在の状況でしょう、その調整に加わるか加わらないかで揉めていては先が思いやられますよ。
現在でも混合診療を認めろとか、認めたら医療制度全体が崩れるような議論が延々と続いているが、その場に直面しないと一般国民にはどちらが良いのかよく分からない。
医療だけに絞ると医者は大体TPPに反対でしょうね、今は勤務医でも年収1000万円を超えているし開業医に至ってはその二倍近い年収がある、その立場で安定しているのに、どういう決着になるかもわからないものに賛成するわけがないでしょうね。
国内での賛否は自分の利害に絡む議論が先行しているが、参加した場合国民全体のメリットを考えた交渉をすることが重要でしょう、その点が民主党主導でどうなるのか不安なところではありますが。
[ thanks ]
2011/11/10(木) 午前 9:15
↑↑↑ 70過ぎで警備員やってて24時間勤務の貧乏人が何言っても説得力無し。
完全な負け組のthanksにはTPPなど関係なし。
[ JK ]
2011/11/10(木) 午前 9:57
貧乏人はものも言えない、そういう考えこそ時代錯誤の能無しを証明しているのでしょう。
冷やかし半分でしか物事を見られない、そういう人間は散々見てきたが哀れと言う一言で終わりですなぁ。
JKとは「日本一の気違い」の頭文字でしょう、哀れ哀れ。
[ thanks ]
2011/11/10(木) 午前 11:08
バカthanks登場!!
お前は貧乏だけじゃなくて社会に順応できないってお前のブログに書いといてやっただろ。
自分のブログのコメント欄見てからコメしろよ。
70過ぎても警備員、そんな人生を歩んでる貧乏人に哀れと言われればショックだよ。
それとな「日本一の気違い」の頭文字ならNKだぞ。
そうか、日本人じゃね〜から分からないんだな。
[ JK ]
2011/11/10(木) 午後 0:27
「ジャパン一の気違い」ですよ、アホには分からないでしょうが。
想像力や理解力のない奴には一から教えないとならない、哀れな奴め。
「アリス」さまお騒がせしています、こんなやつを相手にもしたくはないが関係のないところで人を罵倒するアホが居ますのでついついたしなめてしまいます、修行が足りないと思いますがアホが嫌いなものでつい書いてしまいます、あしからず。
[ thanks ]
2011/11/10(木) 午後 0:42
アホって自分の事だって分かってないようだね。
70過ぎた警備員に教えてもらう事なんて無いんだよな。
関係ないところで人を罵倒ってthanksの得意技じゃね〜の。
自分の書いてることに責任持てよな。
三国人のthanks君。
[ JK ]
2011/11/10(木) 午後 0:50
賛成でも反対でもない。メリットもデメリットも語る必要ない。
でも、他人には具体的な意見を求める。
ぬくぬくよ、あんたのこと耐えのどこが具体的なんよ。
人のこと言えるの?
[ hoho ]
2011/11/10(木) 午後 8:20
結局thanksは負け犬。
アリス様 これだけは言っておきます。
リコメすればバカ医療業界って言い出しますよ。
thanksってそういうバカです。
警備員にバカにされるのを未然に防ぎましたのでご了解ください。
[ JK ]
2011/11/10(木) 午後 8:48
>KABU先生
こんばんは^^
転載&TBありがとうございます。
「TPP参加しても直ちにアメリカ化するわけではない」(枝野口調w)のですが、ただちに訪れる「ガラガラポン」な変化も存在し、それが決して良い変化だけではない、ということなんでしょうね。
それが患者様第一の理念の妨げにならなければ良いのですが。
2011/11/10(木) 午後 11:42
>thanksさん
こんばんは^^
コメントありがとうございます。
TPPとは調整ではなく「調整なき変化」であり、よりビジネスライクな傾向の強い社会を構築することが規定路線となるものです。
もちろん、制度的な社会へのケアは必然なのですが、その必然性すら理解していない民主党政権にはいずれにせよ荷が重いと考えています。
医師の半数以上は(だいたいどの業種でもそんな感じでしょうけど)TPPに反対していますが、その大半が「安定しているから」という理由ではなく、「診療理念に反する」ことや「医療部外者の横行の予想」という理念的なものが殆どですよ。一応、誤解なきよう。
ちなみにTPP協議に参加しても、日本に「交渉の余地」があるかどうかは現状ですら微妙であると私は考えています。
2011/11/10(木) 午後 11:52
今日は夜勤明けだったわけですが、、とりあえずこの記事へのリコメは後回しにしたのだけど、寝てる間に酷いことに・・・。
他者への罵り合いよりも、記事のテーマでコメントよろしくお願い致します。
以降、ただの中傷コメは削除します。
2011/11/10(木) 午後 11:57
>ぬくさん
こんばんは^^
コメントありがとうございます。
確かに「国民皆保険制度が無くなる」事態は、仮にTPP参加でアメリカ型民間保険会社が大活躍したとしても(まぁないでしょう)日本ではありません。この意味では国民ふあんを助長させるための風評の類なのは間違いないですね。
「300円」とは輸送コストや販売コストを無視した額に見えますね。が、10k3000円と1500円であるなら、日本の消費者的には後者を選ぶわけで、日本の農業の土壌では、10k1500円のコスト削減は(例え大規模農場化であっても)不可能。&ブランド化は早晩には困難。という内実にあまり変化はないかと。
ブランド化に対してはアイデアとして、寿司飯として寿司と日本米をセットで提供するというのは「ホンモノ思考」をくすぐって面白そうかなと。これは個人的思い付きですけどね。
続きます。
2011/11/11(金) 午前 0:13
ぬくさん続きです。
医療に関するTPPのメリットはおっしゃる様に、大枠では「公的保険制度が最低保障制度」に設定されざるを得なくなることかと。細かいところでは、病院とメーカーのライン希薄化(つまり人的結びつきよりビジネス関係が優位)とか、慢性化している医師・看護師・介護士不足の解消が「参加しない場合より」早期にはかれることなどが他にも挙げられます。ただ、それらが「患者様のためになるかどうか」という視点では果たしてメリットなのかどうか。
それは「参加してみないとわからない」というのが現状での答えになりますね。ただ、その点において、この記事の先生も私も否定的ではあるのですが。(つまり、システム的メリットであっても、「現場」でメリットとなるかどうかは不明というか、その部分に「乖離」が存在するケースはあります)
なにぶん「TPP参加」は、農業のみならず、私達の生活に密着した部分に変化をもたらすのは事実であり、現状の国内議論が紛糾したままでの断行は遠慮して頂きたいものです。
2011/11/11(金) 午前 0:29
>ぬくさんのお相手の非会員さん
こんばんは^^
コメントありがとうございます。
現状でも「医療とビジネス」は唇歯の間柄ではあるのですが、この部分がTPP参加によって増幅され、結果として患者様が置き去り(私達もいつ何時患者になるかわからないので他人ごとではない)にされるということに一番の問題があるんじゃないかと、先生の話を聞いて思った次第です。現場にある者としては例え参加決定したとしても最大限の努力はするつもりでいるのですけどね。
2011/11/11(金) 午前 0:49
ありす様、おっしゃる通りです。
患者が置き去りにされるという不審は強くありますねえ。
現場とシステムの乖離は、EPAでもうすでにある程度、経験済みの部分もありますからね。人材欠く穂には一ミリも役に立たないあの外国人看護師受け入れ制度には、年間、80億円もの税金が投入され、大方が天下り役人の収入になってます。
TPPなんてもっと輪をかけて現場と乖離したシステムですしね。
なんしろEPAでは一応、試験が行わけてますが、英語でオッケーと言うことになってて。
こんなの賛成とか反対とか言う前にナンセンスなシステム内容になってると思いますよ。馬鹿馬鹿しい内容です。結局、経済界や官僚が儲けるシステムだと思っています。だから私は反対の立場ですね。今のところは。
最後に、ぬくぬくさんにからまれたのは私の方だと思うんですけどね・・・爆笑
まあ他人のブログで言いあいになっちゃったことはあやまります。
済みませんでした。
[ なかなか ]
2011/11/11(金) 午後 4:32
↑上記、間違いがあったので訂正します。
人材確保には一ミリも役に立たないあの外国人看護師受け入れ制度には、年間、80億円もの税金
[ なかなか ]
2011/11/11(金) 午後 4:35
>なかなかさん
コメントありがとうございます^^
日本医師会も確か反対の立場をとっていましたが、その構成員である医者へのアンケートでは、むしろ推進意見が多かったとか。まぁ推進理由は色々あるのですが(医学的進歩とか技術的進歩とか金儲けとか)、そういった個人的意見において、患者視点での「推進」は希少ですからね。(※医学的進歩や技術的進歩は巡り巡れば「患者様のため」ではあります。が、今苦しんでいる患者様は少なくともスルーしているという意味。ちなみにウチのドクターはその整合部分を模索すべきという意見)。
外国人看護師受け入れに関しては、結果に乏しいという意味での批判が一般的なのですが、それ以前に、受け入れ主体が看護業務をわかっていないという本質的問題があるように思えます。
2011/11/14(月) 午後 9:21
看護業務がデスクワークやコミュニケーションのない処置であるなら今のやり方でも良いのですが、そんなわけがない。
現場の全ての情報とコミュニケーション、段取りと実務の中心が看護師なのですから、最低限、日本語ペラペラじゃなければ無理だと思います。確かに人手不足はあるわけで、それが調査にも反映されているのですが、あまり簡単に考えてもらっても駄目ですね。
2011/11/14(月) 午後 9:22
>看護業務がデスクワークやコミュニケーションのない処置であるなら今のやり方でも良いのですが、そんなわけがない
そうなんだですけど。
それがなかなか世間の人達、特に「TPP推進派」の人達には伝わらないのです。
さっきも、看護師の教科書なんて貧弱だとあるプロが―が言いやがりました。(乱暴な言葉使ってご免なさい)
でも、残念なことに、マスコミですら看護軽視(蔑視?)と思われる新聞記事や報道が多々ありました。
「看護師なんて若い女性が愛嬌あれば出来る仕事」と書いたりとか、「外国人が合格できないなら看護師国家試験のレベルを落とせぃ!!」と吐き捨てるようにテレビで言ったりとか。
「下の世話が仕事」「おむつ交換になんで漢字は不要」とかね。
看護の仕事って何だろうって。一方で優しさとか心とかを、やたらと強調されるけど、他方で頭の使わない文字の読み書きもたいしていらない労働と見下される。
およそ専門職とはいいがたい反応をマスコミ含めて、されてきたと思うですけど。
アリス様は何も感じませんか?
[ なかなか ]
2011/11/15(火) 午後 6:01
実際に、外務省は看護師国家試験のレベルを下げるように言ってるみたいですよ〜
経済協定の「障壁」になりますもんね。
今のままでは。
まあ、現場を知らない人達は、外国人看護師でいつかは日本語も覚えてくれて人材確保できるものと思ってんでしょうけど、絶対に無理だと思う。
英語できても誰でもアメリカやイギリスで看護師なれるわけじゃないし。外国人看護師だってアメリカのRA試験に合格する人は40パーセントほどしかいない。
言語が異なる日本みたいな国で、なーんで人材確保なんて出来るでしょうか。英語の疾患名入れたり、来年は漢字にふりがな試験するそうですが。
日本の国家試験。滅茶苦茶になっただけw
フランスでもドイツでもどこの国でもその国の言葉で専門用語も含めてちゃんと読み書き出来ないと看護師にはなれないのに。
なんで日本だけこんなおバカな試験にしてしまうんだろう。
あー、もう嫌だあ
[ ぷー ]
2011/11/15(火) 午後 6:13