|
■2002年日
■監督・脚本 原田眞人
■キャスト 役所広司/宇崎竜童/天海祐希/伊武雅刀/藤田まこと/椎名桔平/上地雄輔/藤田まこと 他
浅間山荘事件というものが、一体どんな位置付けにあって、当時の社会にどんな影響があったのか、実はあまり良くわかっていません。
少なくとも私たちの世代には間違いなく興味を持たれていない「昔話」の一つってことなんですが、それじゃいけないっと思ったかどうかは定かではなく(笑)、わりと軽〜い興味でレンタしました。 ついでに言えば、現在、浅間山荘事件と同様の事件があったとしたら、キチタト扱いされて終わりそうな事件ですしね。 なんというか・・・、警察組織に失望するような内容でしたね。 ストーリー自体が、警察組織側から見た浅間山荘事件という構成だったこともあって、長野県警と警視庁の主導権争いや危機管理意識の相違、現場と首脳部の感覚の相違など、後の『踊る大捜査線』なんかのモチーフになったんじゃないかって感じの展開には、なかなかイライラさせられました。 昔っからそうだったんだぁ〜、というのが正直な感想。 一応、主人公でもある役所さんが、中央から派遣された警視正として、現場指揮を取っていた、という物語でもあるのですが、その実在モデルの方は良くても、他のグダグダな役職付きの実在モデルの警察関係者なんかからすれば、ほとんど赤っ恥でしかないんじゃないかとも思います。(本部長がマスコミから隠れるように部下に取り囲まれて雪山の中へオシッコしに行くシーンとか、笑えたけど。) 今だにテロの危険性が払拭されたわけではない日本社会からすれば、警察「組織」ってのは、何気に不安なものが相変わらず横たわっているんじゃないか、と考えてしまう作品でしたね。(パト2なんかでも描かれていました) ただ、細かいシーンややりとりの中には結構興味をソソルものもあって、それが個人的に気に入りました。事件では山荘の奥さんが人質に取られていたのだけど、その身代わりを名乗り出た有志が十数人もいたとか、中には自分の小指を現場に送りつけて「覚悟」を示した猛者もいたとか(ヤクザ?ウヨク?)、まぁ、当時は超有名な事件なので、そんな馬鹿が出てきても不思議じゃなかったのかも知れませんが、こんな逸話が描かれているのは嫌いじゃないんですよね。 あと、発砲許可がなかなか下りなかったことで、現場がもめてたことも描かれていましたが、散弾銃とかライフル持っている相手に発砲しないでどうやって制圧するのか、ちょっと理解に苦しみました。時代の差なのかもしれませんが、当時は今よりももっと武器に対する忌避感情が世の中に蔓延していたんでしょうか。 武器といえば、浅間山荘事件を代表する「鉄球」での壁の破壊(浅間山荘事件といえば必ず鉄球シーンがあるのでw)って、どちらかと言えば失敗だったんですね。 盾と放水と防弾チョッキが警察の基本的三点セットらしいというのも、日本ならではという感じがします。 やっぱりそれじゃ、制圧が難しくなるんでしょう。 でも、それって今でも余り変わってないような気がします。 作品としては、役者さんが豪華だったことも含めてなかなか面白かったです。 ポチっと応援よろしくお願い致します☆
にほんブログ村 政治・社会問題
|

>
- エンターテインメント
>
- 映画
>
- 邦画



