明らかに誤解を招く言い方でしたね。冒頭の発言前後があれば「個人的なこと」というのはわかるのですが、麻生氏の発言ってのは丁寧じゃないので叩くほうも叩き易いんでしょう。
基本的に日本人てのは「死ぬ・死ねる」等の発言を忌避する傾向がありますから、印象が悪いのは否めません。現にそのような指摘を受けたからか、麻生副総理自ら、発言の議事録からの削除を求めています。何分、「尊厳死」問題ってのは難しいので、分かりやすく話そうとしたんでしょうね。 ただ、この話ってのは終末医療に関わる問題でもありますので、「発言の印象の悪さ」ばかり論うことには意味はありません。そんなことは問題ですらないんです。 問題はその「発言の意味するところ」にあるからですね。
「当人が望まない延命措置を家族の希望で行う」なんてことは現場では頻繁に起こります。 こんなのを見ると「病院が勝手に延命」などという馬鹿げた批判が起るのですが、基本的に病院では患者様あるいは家族の意思の確認の元に治療が行われているわけですから、「勝手な治療」自体ありえません。かなり基本的なことですが、ここは理解していただきたいです。
患者様が入院された場合、本人の意識があれば、本人に、なければ家族の方に、「延命かナチュラルか」を選択していただくことになります。ただし、緊急搬送されて家族と連絡がつかない場合は、間違いなく延命措置が取られます。病院というところは基本的に「死ぬ場所」ではなく「命を救う場所」ですので。 そしてそんな「意思確認」において本人と家族の意思が食い違った場合。麻生副総理のような考え方をして当人の遺書・意思表示があったとしても、家族の「思い」が優先されてしまったりもするんです。そこに、社会保障制度である高額医療費が介在するとなると余計に、「尊厳死」の問題は議論されるべきだと私は考えています。 個人的には「安楽死」は日本社会の許容や死生観からすれば時期尚早。「尊厳死」に関しては認めても良いと考えていますが、いずれにせよ法案化しなければ現実的に解決しない問題でもあります。 あと、この問題は高齢者に限定されるべきものではありません。高齢者ばかりに批判が集中するのはどうでしょうね。
この問題に関しては色々な意見があってしかるべきだとは思うのですが、いかがでしょうか。
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