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ノーベル賞が次々と発表されていますね。 今年は日本出身の人が物理学賞と化学賞を受賞したので お祭りもたけなわでしょう。 中身は皆さんもういろいろご存知でしょうからここに繰り返すまでもありませんが 見出しはいつも「日本人受賞」。 比べて、英語のニュースを見ると物理学賞の見出しは 「日本人二人とアメリカ人一人が栄誉を分け合う」 化学賞の見出しは 「日本出身のアメリカ人科学者受賞」 とかなっていて、やはりみんなそれぞれのお国を自慢したいものなのが よくわかります。(笑) ところで、クラゲの記事のところにかっぱちゃんがコメントしてくれましたが、 "裏ノーベル" 或いは"逆ノーベル"といわれる賞があります。 天下に名高い"イグ・ノーベル"賞です。 命名はIgnobleという英語にもちょっと駄洒落的に引っ掛けてあり、 テーマは、「人を笑わせ、その後でちょっと考えさせる研究結果」を 表彰することになっています。毎年ノーベル賞が出る直前あたりに マサチューセッツ工科大学・ハーバード大学関係の施設で、本物の ノーベル賞受賞者からこの賞が渡されます。 ウィキペディアによりますと。。。 授賞式は毎年10月、ハーバード大学のサンダーズ・シアターでおこなわれており、「本物の」ノーベル賞受賞者らも出席する。本物のノーベル賞では、式の初めにスウェーデン王室に敬意を払うのに対して、イグノーベル賞では、スウェーデン風ミートボールに敬意を払う。受賞者の旅費、滞在費は自己負担で、式のスピーチでは聴衆から笑いをとることが要求される。制限時間が近づくとヌイグルミを抱えた少女が受賞者の裾を引っ張り壇上から下ろそうとするが、この少女を買収することによってスピーチを続けることが許される。授賞式の間、観客が舞台に向かって投げ続ける紙飛行機の掃除夫は、例年ハーバード大学の物理学者ロイ・グラウバー(2005年のノーベル物理学賞受賞者)が勤めている。 ちなみにこの少女はMiss Sweety-Pooと呼ばれ、話が長くなったり説明が詳細に入りすぎたりすると "Please stop, I'm bored!もう飽きた、お願い、やめて!" と甲高い声で繰り返し言うことで止めさせようとする、という役目もあるそうです。 儀式はチケットを買えば誰でも行けるそうですが、未だに参加したことはありません。 私自身は1975年ごろに、この機関の発行する Annals of Improbable Research (ありえない研究)という冊子を読んでから ずっと面白がってみています。 この翻訳はちょっと間違っていて、初っ端に挙がっているポテトチップの研究は、 名前が良いと、でなくて、”パリッ、パリッ"というようないかにも新しそうな 音を聞かせながら食べさせると、それほどパリパリしていなかったり、古かったりする ポテトチップもおいしいと思ってしまう、という研究です。 三番目のアルマジロの研究も、こんな風に書いてしまうと何が面白いのか ちょっと判りませんが、受賞の根拠となった論文の題名は 「考古学的遺品の移動におけるアルマジロの役割:実験的考察」となっていて、 いかにアルマジロの行動によってまじめな普通の方法論に従った遺跡解析の結果が 影響され、言ってみれば「アルマジロが歴史を作る」といえる、というような論文。 このCNNの記事の表題にあるコカコーラによる避妊、という研究は実は
コカコーラの精子殺傷能力を測ったもので、化学賞に輝いています。 |
Scienceとか
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クラゲにはいろいろ「棘」のあるものがありますが、 表面に棘が出ているわけでなく、触れられると ピピッ じゃあどうやって飛び出すかというと、 毒をもつ細胞の周りの根元にある細胞が急に縮んで毒細胞を打ち込んでくるのですが、 この縮みは浸透圧の違いによって引き起こされる。 つまり、水が、解けているものが少ないほうから濃いほうへ、 薄めるように自然に拡散する、あの力です。 では何が水をそんなに動かす"濃く解けているもの"なのかというと、 ポリ・ガンマ・グルタミン酸(PGA)という物質。 実はこれは、納豆のおネバを作っているものなのです。 PGAはポリ・ガンマ・グルタミン酸合成酵素というたんぱく質の力で その材料となる物質から作られるのですが、 この度フランスはパリにあるマリー・キュリー大学在籍の科学者が クラゲ類の中にあるこの酵素の遺伝子を調べたところ、 有核、高等生物であるクラゲの遺伝子が、 バクテリアの遺伝子に極めてよく似ていました。 進化の過程を考えると、バクテリアから取り込まれたものではないかと いうことが強く示唆される、というのが今回の報告。 私たちのエネルギーを作るミトコンドリア、
植物の葉緑体をはじめとして、 高等動物とはいえ、私たちはみんな、 いろいろな生き物の寄せ集めでできているのですね。。。 |
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なんだかよくない気分に陥っているので、 |
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8月25日付の全米科学アカデミーの機関紙である、 Proceedings of the National Academy of Sciences USA(日本では通称プロナス) の電子速報版に、 放牧してある牛は南北の磁軸に沿って立っている という研究が発表されました。 なんでも、グーグルアースに写っている、餌場や水場と関係ない場所である 全世界309箇所に立っている、はっきり写っている8510頭の牛の方向性を分析し、 日当たりや風、周りの影響などを除外した結果、この驚くべき事実が 判明したそうです。(笑) 細かいところをいうと、磁気の北極と地理的北極はずれているのですが、 極に近いところの牛の向いている方角を分析すると地理的北極ではなくて (つまりお日様の方角などではなく)磁気の北極に向いているとのこと。 これは親戚関係にある鹿についても言えることで いままではミツバチやシロアリなどの昆虫が地磁気に沿って 並ぶことはわかっていたけれど動物では初めての観察とのこと。 またネズミやコウモリが磁気を感じることのできることは解っていたが 大型の哺乳類でははっきりしていなかったことなので 非常に面白いと思われる研究結果です。 。。。って、生物の仕組みを解明するには確かに私も面白いと思いますが 普通の人から見れば科学者って本当に役に立たない研究をしているなぁと 思うでしょうね。(笑) 因みに、ちょっとサーチをかけてみたら、日本で報道されたのは
スポニチとか報知新聞とかだけでしたが、全米科学アカデミーは 科学に顕著な貢献をした人だけが入れる極めて格の高い組織で、 プロナスの記事はちゃんとした研究だという定評があります。 |

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