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先日英語のしゃべり方の話をちょっと書きましたが、
今日は聞き方について書いてみます。
聞くのは難しい。これだけは「こうすれば簡単です!」がなかなかありません。
特に、喋る人の発音と、話の持って行き方が良くないと本当に解り辛いです。
しかしながら、実践的には幾つかのポイントがあります。
まず電話は避ける。出来るだけ実際会って話すようにします。ビデオのほうがまだ良いです。
仕方なく電話なら、音質の良い電話機を使う。これだけでだいぶ違います。
次に、何の話が始まるのかしっかり認識しておく。
仕事の場合は、大枠はすぐ判ります。念のため、何のトピックかだけでなく、何について話すのかを確かめても良いと思います。話の枠組みがわかると聞き取れなかった部分、知らない単語の推察が付きやすいです。
カジュアルなお喋りでも、「何の話?」と初めに、或いは話半ばでもワケが解らなくなってしまったら、聞いてOKです。ただ、話の途中で
「What are you talking about?」というと、下手すると最近の日本語の「何言ってんの?イミワカンネェ」になってしまうので「You lost me. Could you tell me what you are talking about?」(ニュアンス的には「ごめん、話についていけない、或いは話の脈絡を見失ってしまった」ということです)
心の準備が出来たら、耳の準備をします。
人間は、生後6ヶ月ぐらいまで、少なくとも母音に関しては個人個人で違うちょっとした癖まで違う音として捕らえるのだそうです。それを脳が幾つかの音に纏めていく。つまり、私の発音する「あ」という音と、隣に居る誰かの発音する「あ」は微妙に違うのですが、脳が同じ音だとまとめます。つまり、同じ音が耳に入るのではなく、同じ「あ」だと脳が理解し、話が通じるわけです。これが新生児にはとりあえず無い。そして、聞く言語によってまとめ方を覚えていくのです。
極端な話、方言が強いとよく判らないのは、母音が馴染みのまとめた範囲からでてしまうから。例えば、私が東京っぽく「水みず」というのと、青森の人が「みず」というのは母音がだいぶ違います。でもちょっと慣れればちゃんと聞き取れる。「い」の音と「う」の音を脳が改めて処理して一般化するからです。
ところが、この素晴らしい能力が、外国語を聞くときにはあだになる。
なぜなら母音のまとめ方が違うからです。まとめてはいけない音をまとめてしまい、その言語では「同じ」はずのものを別の音として、別の仲間とまとめてしまったりする。(子音のLとR、VとBもありますが、ともかく母音のほうが無意識にやってしまう。)
アメリカ人には「おばさん」と「おばあさん」の区別がとても付きにくいです。
かれらは「あ」と「ああ」を一般化して同じ音にしてしまうから。
日本人は結構音をまとめて聴いてしまいます。HatとHotとHutが同じ「はっと」になってしまったりします。
これは耳が悪いのではなく(二つ並べて違うかと聞けば、みんな違うといいます)頭で処理してしまうからです。
ですから、まず、禅の無心の状態で、耳を信用して脳で処理しないことを心がけます。
脳の処理能力が優れている人ほどこれは難しくなってしまいます。だから大人には難しい。
もう一つは、いわゆる「eをさかさまにした発音記号」の柔らかい不確定な母音がありますが、これは
ありとあらゆるところで出てきます。元の単語の表記がどの母音であろうとこれに変わることがあります。
だから、「A」を見た単語で「あ」を期待しているとそんな音は出てこない。「もごもご」に聞こえる訳です。
主要な音でない母音は結構この音になってしまうので、ここを聞き取ろうと引っかからないで脳内でさらっと流してしまいましょう。
大体いちいち全ての単語を聞き取ろうとすると、次の部分を聞き落としますから、まずわかる音だけ拾って文を全部把握するほうが大事です。
「Yesterday, I went to (聞き取れない) and I ran into (なまえ)」で大事なのは(なまえ)だけです。ここで(聞き取れない)にこだわると次に進めません。この、(聞き取れない)が重要なら、後でまた出てきます。或いは、話がわからなくなってくるので、そこで、「I'm sorry, where did you go?」とその時点で聞きなおす。
きょうはこんなところで。。。
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