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朝晩は随分涼しくなって、いよいよ着物を着易いシーズンがやってきました。
毎年この頃になると、コートを仕立てるお客様が多くなってきます。
以前は羽尺地が1シーズンに何本か入荷していたのですが、最近は着尺で仕立てる方が多い(選べる数も多いし安い)ので、殆ど入荷しません。
そんな中、依然として人気が高い羽尺があります。
薄物コート地です。
紗や羅のコート地で、2丈7尺くらいの反物です。
私の勤める呉服店ではこのくらいの季節に仕立に出すと、ちょうどよい時期に上がってきます。
実は私、このコート地を使って常々考えていることがあります。
それは・・・
「男だって紗合わせが着たい! これならできるかも!
下は色物の長襦袢を着て、その上から羅の着物を着れば紗合わせっぽく見えるかな?」
です。
大問題は反物の長さが足りないことです。
身丈4尺、袖丈1尺3寸(5分)で作るには、ギリギリ足りません。
一度は袖丈8寸の元禄袖で仕立に出して、取り止めたこともあります。
先日も羅のコート地が入荷しました。
すかさず尺ざしをもって計る私・・・
たま〜にあるんです。2丈8尺くらいある生地が。
今回は・・・ダメでした。
これは、仕立てたとしても絶対お店の外では着れません。(恥ずかし過ぎる)
私の気分が乗ったとき(かなり舞い上がっているとき)と、丈数のある反物があるときが一致しなければ、仕立に出すことはないでしょう。
今回はたまたま舞い上がり気味だったようです。
この計画、いつか実現する日が来そうで怖いです。
はたなか
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