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田舎の行事で帰り、野菜を持ち帰ろうと、畑を彼方此方し
田の畦にフキノトウがもう花開いているのを見つけた
しいたけの原木が並べてある藪のそばの畑に、フキが無いか見に行った所
しいたけがボコボコ出ていた
焼いて食べたいと思い、既に乾燥しかかっている物もある中
生しくて大きいのを選んで採った
今日は昼から母と交代、村の付き合いに母が出掛けて行った
ついこの前まで、今でもそうだが
家で採れる物も、私の自由にはならない
しいたけ大好き、ネギ大好きの私が育てた子供達が
如何して嫌いなのか?
考えれば、ネギは兎も角
しいたけは、お使い物にするからと
家で料理に使う事は殆ど出来なかった
皆、干ししいたけに成った
子供の頃、食べさせていないのだ。
何時も何時も思った。学校の講演会で色々聞かされるけれど
嫁の身分で何が出来る
学校で聞いた話を、姑達に報告し協力しろと言えと言うのか
聞かせるなら、姑達も呼んで聞かせて欲しい
一番力の無い者に言った所でどうなる物でもない・・と
孫、可愛さに毎日、甘い物を買って来てくれ
小児歯科に通った
ドクターに、果物にでも変えて買って来て貰えるよう
お祖父ちゃんにお願いしなさいと言われた
思い切って持ち出した所
何処の国に、よその子に買って来る人がいる
家の子なればこそ、買って来てくれているのに
感謝の心が無い、・・・と
凄い剣幕で、まくし立てられた
主人は其の言葉に怒り、
俺の子だ、俺の言う事を何故聞いてくれない・・と
こんな家には、居られない、出て行くから、すぐ支度しろ・・と
まさか、そんな事で出て行く訳にも行かず
有耶無耶にした
今でも、愚痴を言うと
あの時、ついて来なかったのはお前だ、あの時出ていれば・・・
ずっとずっと、そうして過してきた
夫婦二人だけだったら、もっと違う育て方が出来たのにと
しいたけを、きっと好きにさせていただろうと
昔の事を思い出し、悲しく、悔しく、情けなく、思った
其れを言い出せず、してやれなかった私が悪いと言えば其れまで
しかし、勇気を出して言った結果が・・・・
二度と言うまいと思った
人の所為にした所で、どうなる物でもない
不甲斐無い、弱い自分が在るだけ
他人に自分の意見を言う事が出来ない
反対されたり、喧嘩に成るのが怖い
だから今でも個人的なこと意外、家の事は母任せ
母は家付き娘だから
今でも子供達を自分の思う通りに育てたかったと思う
でも、物理的なこと意外は、言い聞かせられたから
優しい、素直な子達にそだったと思っている
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