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□質問6□
今の青少年と呼ばれる世代は、戦後最も裕福な子供時代を送ってきたとも言われます。人格形成の大事な幼い頃から、ゲームやテレビ、パソコンや携帯電話があり、それが原因による社会問題などに発展したりもしています。ズバリ!今の若者・青少年には、何が欠けていると思いますか? また、何が必要だと思いますか?
■私の回答■
よく「今の若者は・・・だ」と否定的な言われ方をすることがありますが、私は大人のモノサシで青年を測ることが必ずしも正しいことだとは思いません。
ただ、人生を少し長く生きてきた一人として感じているのは、私が青年期を過ごした時代よりも、社会全体が将来への希望が持ちにくくなっているのではないかということです。
多くの若者が、ワーキングプアと言われるような苦しい生活を強いられ、その責任を「自己責任」のように思い込まされ、人間としての誇りや尊厳を傷つけられている苦しみも深刻です。
ですから、「生活が苦しいのは自分が悪いから」だとか、「自分は何をやってもダメ」だとか、あるいは「自分の居場所はないんだ」と、諦めないで、ぜひ自分の居場所を見つけて欲しいと思います。
そして、その「居場所」をみつけるためにも、人生の指針、羅針盤となるような考えをもって欲しいと思います。
私は、学生時代に日本共産党と出会いました。それ以来、「人間は自分の歴史を自分でつくる」というマルクスの言葉を、ひとつの道しるべとしてきました。困難にぶつかったとき、くじけそうになったとき、力を与えてくれたのが、この言葉です。
それから、いま若い人たちの間で、小林多喜二の「蟹工船」が大きなブームになっていますが、これを読んだ若者たちが、「生活が苦しいのは自分の責任ではない」「政治と社会に問題があるのではないか」と勇気づけられ、仲間をつくり自ら立ち上がる状況も広がっています。彼らにとって「蟹工船は」ひとつの羅針盤の役割を果たしたのではないでしょうか。
私はマルクスの言葉でしたが、何でも良いと思います。自分の人生の拠りどころとなるような、道しるべとなるようなものを、ぜひ見つけていただきたいと思います。
本日は、どうもありがとうございました。
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