ここから本文です
ブログ移転しました
カンボジア・プノンペンで行われたシャンチーのアジア個人戦、私は2勝4敗1引き分けで終え24人中21位でした。
女子選手の中村さんは5位入賞の快挙で見事でした。
日本シャンチー協会のブログでは祝福のコメントもたくさんあります。
私の対局を簡単に振り返ってみますと、初戦はベトナムの強豪、陶国興選手で大変でした。
私は黒方(後手)で飛相局対過宮炮から紅方(先手)が三歩虎から左辺馬の布局(定跡)でした。
飛相局は今年の全国選抜トーナメントの指定局面なので経験は多いのですが、三歩虎から辺馬はあまり研究していませんでした。
組み上がりから、3通り専門棋手(プロ棋士)の実戦例がある場面で、違う指し手の選択があまり良くなかったようで徐々に苦しくなり、最後は完敗でした。
ベトナムの選手は本当に強いです。
大会2日目、2回戦は地元カンボジアの甘徳彬選手で、今度は私が紅方で飛相局を使い中局(中盤)では有利な形勢でした。
ただ残局(終盤)では難しい形勢になり、引き分けで終えました。
大会3日目、3回戦はミャンマーの段培超選手で、先日のダブルス戦では負かされています。
段培超選手が紅方で、中炮対屏風馬の七兵、7卒型から黒方が封車にする形からうまく指すことができました。
これで指しわけになりほっとしました。
4回戦はカンボジアの邱亮選手で、成都での快速戦では私が勝っています。
私が紅方でまた飛相局を採用しました。
結局紅方では全部飛相局にしました。
この対局は私が中局では有利でしたが、残局では難しくなり、長手数で負けてしまいました。
大きなミスはなく、熱戦を演じた満足感はありましたが、この負けから調子を落としてしまいました。
大会4日目、5回戦はタイの許志雄選手とで、私が黒方で中炮対屏風馬の七兵、7卒型から黒方が封車にする3回戦と同じ形になりました。
この対局も中局では優勢でしたが、残局ではほぼ引き分けでしたが絶妙の手順をうっかりして負けでした。
タイの選手は後半の戦いでは魔法を使うような巧妙さがあります。
6回戦は東マレーシアの鄭義霖選手とで、私が紅方で飛相局対左中炮になりました。
本局も中局では優勢になりましたが、残局では難しい形勢になり、長い戦いで負けになりました。
これで3連敗となったときは本当にがっかりでした。
大会5日目の最終局はカンボジアの江明庭選手とで、この対局はなんとしても勝たねばという気持ちでした。
私が黒方(後手)で飛相局対過宮炮から紅方(先手)が三歩虎までは1回戦と同じでした。
本局は紅方が左正馬で、私は左横車で対抗し、布局からリードを奪えました。
その後も有利を拡大しましたが、一度決定的なリードは逃してしまいました。
それでも普通に指せば勝てる形勢ですが、持ち時間が少なくなり、長い戦いでの残局は不慣れなのでなかなか勝ちきるまでは大変でした。
それでもミスは出さず何とか勝つことができました。
今回のアジア個人戦ではダブルス戦同様に持ち時間の配分や残局での力に大きな課題を感じました。
次の世界選手権までは1ヶ月以上ありますので、何とか課題を克服して、いい結果を残したいです。

この記事に

今日からシャンチーのアジア選手権(個人戦)でカンボジアのプノンペンに行ってきます。
日本将棋連盟ホームページのお知らせにも載っています。
カンボジア方に行くのは初めてです。
カンボジアはそれほどシャンチーは普及していない国で、日本とはいい勝負です。
各国からの出場選手は団体戦よりも参加選手が少ないので強豪ぞろいです。
強い方と戦い11月の世界選手権に向けて力をつけたいです。
もちろんこのアジア個人戦でもいい成績を上げチャンスがあればアジア大帥を狙いたいです。
今回は帰りは22日で、わりにゆったりの日程です。
最終日も時間があり、カンボジアの選手と交流対局をして、22日の夜の飛行機で帰ります。

この記事に

王座戦の予選一回戦で川上猛六段戦です。
川上猛六段とは同じ平野広吉七段門下の同門で弟弟子です。
先手が川上六段になり、戦型は相矢倉▲3七銀戦法から加藤定跡の基本形になりました。
10年以上前になりますが、公式戦で川上六段と同じ戦型を戦っています。
本局は60手目△5四同金まで、よくある定跡手順に進みました。
ここから普通は▲7四歩△6四金▲2四歩△同歩▲2五歩△同歩と進むのが基本なのですが、本譜は61手目▲9八玉でした。
これは意外な手で、少しびっくりしました。
もし△9四歩ならそこで▲7四歩△6四金▲2四歩△同歩▲2五歩と反撃すれば、玉が遠いメリットがあります。
本譜は62手目に△5六歩としました。
以下▲5六同金△4七角▲5七金△8三角成▲6七金寄△7三馬▲5八飛△6四馬▲5二歩で第1図となりました。
イメージ 1

私は一歩損ですが、馬の方が大きいとみて、後手わずかに指せると感じていました。
ただ第1図の▲5二歩に応手が悩ましかったです。
本譜は手抜きで攻め込んでいけるのではと判断したのですが、なかなか大変でした。
第1図以下本譜手順は△4六歩▲同銀△8六歩▲同歩△8五歩▲同歩△7三桂▲4七歩△8五桂▲8六銀△5五銀▲7六角△4六銀▲5四飛△9七桂成▲同銀△8五銀▲6四飛△7六銀▲同金△6四歩▲4六歩△2八飛▲8八金打△6九角▲8七銀の展開で、こうなると後手は駒損で不利となり、以下135手で負けとなりました。
まず第1図から△4六歩に対して▲同銀が強気な好手でした。この手で▲4八歩の辛抱なら△5二飛▲8三角の展開でも、後手としては満足と思います。
▲4六同銀に△同馬は▲5四飛と金を取り返され、飛車がさばけているのでいろいろ手段はあるものの後手難しいと思いました。
それで一本△8六歩と突き捨てて、▲同銀なら△4六馬で先手陣が薄くなっているので後手相当です。
本譜の▲8六同歩には△8五歩から手順に桂をさばき、全部の駒が働いているので好調と思いました。
しかし後手の▲4六銀も働いたので、局後の検討でも意外にこのあとうまい手段が見つからなかったです。
△5五銀では△9四歩だったかもしれませんが、▲7六角でも▲8七歩△9五歩▲8八玉でも難しいです。
本譜は△4六銀の瞬間▲5四飛と強気に指され、何かありそうですが局後の検討でもどうも後手不利のようでした。
その後は玉を固められてからうまく反撃されてしまいました。
第1図に戻って△8六歩も考えられますが、すると▲同銀△4六歩に▲4八歩の辛抱でよくわかりません。
結局第1図では△5二同飛▲8三角△4六歩あたりが本筋の展開だったでしょうか。

この記事に

中国から帰ってきました。
四川省の成都市で行われたグローバルダブルスマッチ(ペア戦)は2勝4敗1和(引き分け)でした。
このペア戦は中国や世界のトップ選手16名と、ノンチャイニーズ・ノンベトナミニーズの16名で2人1組でのペア戦です。
こちらの大会の模様は日本シャンチー協会のブログにも載っています。
私はマカオの曹岩磊さんと組みました。
曹さんはマカオ在住ですが、中国の専門棋手(プロ棋士)です。
心強い強豪ですが、今回中国国内から出場は10選手でいずれもトップクラス有名選手でオールスターフル出場の感がありました。
初戦は地元四川省の鄭惟桐さんとオランダでチェスのマスターのJoep Nabuursさんのペアとでした。
この対局で中局(中盤)で馬を取られてしまうミスで負けてしまいました。
一応最後まで粘りましたが、時間切れ負けとなりました。
この敗戦からなかなかリズムに乗れませんでした。
その後ほぼ引き分けの内容は時間切れ負けや、勝勢の内容は手数オーバーで引き分けなど内容は良かったですが、毎回持ち時間がギリギリで大変でした。
ようやく5戦、6戦で残り時間がギリギリの中、2連勝しました。
最終戦(7回戦)の前日の夜にノンチャイニーズ・ノンベトナミニーズだけで10分・5秒加算での快速戦が行われました。
こちらは4勝1敗で2位の成績が取れました。
この5局は持ち時間が短い中いい内容が指せました。
最終戦は他力ながら若干優勝の目があり、相手の邱亮さんはアジア大師の強豪で、勝てば邱亮さんが優勝の可能性が高い1戦です。
この対局はうまく指すことができ、中国シャンチー協会の記事でもだいぶほめていただきました。
こちらの賞金は5000元でした。
ペア戦の10分の1ぐらいですが、2〜3時間でいただける賞金ですのでありがたいです。
ペア戦の最終局は勝ちたかったですが、この対局も激闘の末に持ち時間が切れてしまいました。
成績は残念だったですが、強豪の方と組んで一手一手じっくり考え精いっぱい対局しました。
そして曹さんにいろいろ教えていただき大変勉強になり力が付いたと感じます。
この経験をもとに9月15日からのアジア選手権(個人戦)、11月の世界選手権でいい結果を残したいです。
イメージ 1

イメージ 2
イメージ 3

この記事に

明日からシャンチーの国際大会で中国・四川省の成都市に行ってきます。
日本将棋連盟ホームページのお知らせにも載っています。
 
成都は初めてですし、中国は北から南までたくさん行ってますが、西の方に行くのは初めてです。
四川省の成都市は今後の10年で最も発展するであろうとも言われている都市で楽しみです。
大会は第1回のこころみで、グローバルダブルスマッチと呼ばれる2人でのペア対局です。
組み合わせは中国や世界のトップ選手と、ノンチャイニーズ・ノンベトナミニーズの上位で組むペア戦です。
私は前回の世界選手権では外国人部門で4回目(最多記録)の優勝をしていますので、優勝を狙いたいです。
このトーナメントの期間中に象棋国際之路発展研討会と題するシンポジウムが行われるそうで、シャンチーも海外普及に力を入れていると感じます。

この記事に

[ すべて表示 ]

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事