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2011年2月11日(金)
はじめて本格的に降った雪の中を観に行ってきた
初日。はじまったときは埋まっていた気がする、30分前でも前のほうが空いていたので来館者は多い
けれど、この映画には殺到するほどではないのかとちょっと・・・
夫婦連れの少し年配気味の方がおおかったかもしれません
戦争映画は見ようと思うとき覚悟がいそうな気がするのです、楽しいわけないし。
見聞きしたわけではないけれど、今まで映画も見ているし戦争のことを知らないわけでもない
そして、本当のことを知っているわけでもない。
終戦間近のサイパンで何が起こっていたか聞いたことがある、という程度。
『太平洋の奇跡』という映画も主演を竹野内 豊が演じるということがなければ「観よう」という気持に
もならなかったかもしれない。
1944年6月、日本から2000キロ離れたサイパン島は日本が統治していた重要な軍事拠点だった
そこへ送られた陸軍歩兵連隊の大場 栄大尉(竹野内 豊)だが、すでに死守すべき南洋の小さな島は
アメリカ軍に包囲され、守備隊幹部は玉砕命令を発令し自決。民間人は崖からバンザイをして飛び降りて
いた。
玉砕命令による無謀な突撃により多くの命が失われる中、大場大尉は重なる死体の中で己が生きているこ
とを知り、身を伏せたまま「生きたい」「生きる」と一瞬にその思いに突き動かされたのでしょう
生き残った兵士や民間人と共に島の中部にそびえる最高峰タッポーチョ山に潜みアメリカ軍へ抵抗しつ
づけるのです。
怪我をして歩けない兵は一緒に行けないと知ると自殺したり、極限状態の中で自分を見失って行く者がい
たり、家族を皆殺されて憎しみの心に満たされたまま看護に従事する娘などなど、そう軍隊の枠からはず
れ、独自の組織で無尽に動き回り民間人を守りアメリカ軍に奇襲をかけるマッチョな男(唐沢寿明)がい
たり。。。
また、アメリカ軍には日本に住んだことがあり、日本人の特異な性格、性分を多少とも理解している兵隊が
いて、大場大尉の行動に畏敬の念さえ抱き、皆が投降するよう願っていたりする
この映画は1982年に、このときのアメリカ海兵隊員であったドン・ジョーンズが書いた物で、彼は
実際に大場大尉の元へ行き、その当事のことを確かめながら書き上げたのでした。
パンフレットに『「タッポーチョ」刊行によせて』という大場栄本人のことばが載せられています
全部ではないけれど大まかな筋はほとんどその通りに書かれているということです
その本が出てからドン・ジョーンズは映画化したいと望みつつ、実現しないまま亡くなっていました。
日本では奥田誠治が同じく本を読みいつか映画化できるものならと思いつづけていたのです。
この映画にはヒーローがいるわけではない。悪が善を倒すというものではない。戦争だから。
そのせいかタイで撮影された攻撃のシーンはより激しくリアルに描かれて目を見張ったものの、なぜか
全体を通して心に届く迫力にかけていた気がするのです。
緊迫感ある場面をずっと追っていったのも確かだけれど。。
本人と同じに無口でいながら確固とした決断を下さなければならない大場役の竹野内 豊の表情が順撮り
で変わっていく様子がわかります。それでも・・
爆発の威力ではなく・・・・日本では撮れないスケールの大きさではなく、どこにもいいものが無く悪い
ものもない。どちらも殺し、殺された。戦争だから。
そこにどちらの側からも平等に描くという基点があったからでしょう。どうしても何か足りない感が
ぬぐえない気がするのです。
日本のところは平山秀幸監督が、アメリカの方は脚本もかねてチェリン・グラック監督が。
そして特撮監督として尾上克郎が。日本の脚本は西岡琢也。
出演は他に、井上真央 山田孝之 ショーン・マクゴーウァン 中嶋朋子 岡田義徳 阿部サダヲ
ダニエル・ボールドウィン トリート・ウィリアムズ 板尾創路(いたおいつじ) 近藤芳正
三石研 酒井敏也 柄本時生 ベンガル。
アメリカ軍に制圧されながら民間人を引き連れ512日間山の奥で生き延びつづけた、人々を生かした
大場大尉という人がいたことをはじめて知り、その姿を俳優竹野内 豊によってともに体験した映画です
整然と隊を組み軍歌を歌いながらまっすぐ歩いてきた兵たちの清々しいともいえる姿に胸がつまりました
最後の最後に私が感銘したのは、いえ泣けてしまったのは、累々と横たわる屍を越え、きっとこの映画だ
けでも伝えきれないであろう多くの人々の苦しみ、嘆き、絞りきれない叫び。そんなものを強いられた上
に生れた私たちの時代。
それが今、この世界だよ、といわなければならない悔しさです。
※ 文章と出演者を追加しましたー13日正午。
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おね〜さん^^
おはよう♪
ちょうどおねーさんの訪問が74000人目だったようです。
ありがとう♪
そうですね^^竹野内くんだから観たかったんですね〜〜これが!(笑)
たぶんみんなそう言って避けると思う・・だけど事実だから過酷な状況で撮られたのは観てあげてよかったです^^
2011/2/13(日) 午後 2:31
竹野内くん頑張ってるようですね。
観るのに覚悟がって思いますが、まずは自分の目で観る事が大切なのでしょうね。
2011/2/13(日) 午後 4:42
ひかりさん、こんばんは!
宣伝活動にも精力的に頑張っていました。
素の彼がたくさん見られてよかった^^
そうですね、自分の目で見、感じる、ですね^^
2011/2/13(日) 午後 5:20
はじめまして、ぱらまたと申します。
私のブログへのご訪問&コメントありがとうございました。
この映画は観られた方、それぞれの立場や感性で何かを感じられる秀作だと思います。
私のブログは暑苦しい連中のたまり場ですが、またお暇なときにでもお越しくださいね。
2011/2/13(日) 午後 6:17 [ ぱらまた ]
私も観ました。竹野内豊さんの演技すごかったですね。また唐沢寿明さんの演技もこれまでなかったような雰囲気の役で驚きました。
詳細はトラックバックさせていただきます。
2011/2/13(日) 午後 6:26
りんちゃん^^
こんばんは〜♪
いろいろ選べたけどやっぱり素敵な^^竹野内くんのにしました^^
目立ちたがり屋じゃない彼が頑張っていろいろ出ていましたね。
その真摯な姿が大場大尉と重なるような気がします。
見ながらいろいろ考えさせられます。
ポチ☆ありがとう。
2011/2/13(日) 午後 10:26
ばらまたさん^^
こんばんは〜♪
はじめまして。
そうですね、生きて越し方で受け取り方が違うでしょうね。
観てよかったです。
ぷぷ^^あまり知らないけど^^暑苦しいの?
ご招待ありがとうございます^^
わたしもいろいろ観ていますので興味のあるのがあったらみてくださいネ
2011/2/13(日) 午後 10:29
YNAKAさん^^
こんばんは〜♪
竹野内 豊、いいですね〜〜
無口で実行、大場大尉と重なるのではないでしょうか。
素の彼もますます好きになりました^^
そして、夫も言っていましたがこの映画で異彩を放っていたのが唐沢さんでしたね〜〜そのインパクトが光っていました^^
TBありがとうございました。
2011/2/13(日) 午後 10:33
こんばんは
そうですね。あえてなのかどうかわかりませんが
この冷静さをいいと思うか悪いとおもうか・・
むずかしいところですね。
私はこの位の方が好きなのですが、あと少し何か突っ込んだものとか盛り上がりが欲しかったような気がします。
<ドン・ジョーンズは映画化したいと望みつつ、実現しないまま亡くなっていました
そうだったのですか。今頃天国で喜んでらっしゃることでしょう。
TBさせてくださいね。
2011/2/13(日) 午後 11:39
cartoucheさん、こんばんは♪
目が離せない映画でしたけど、おっしゃるようにもうひとつ踏み込んだ盛り上がり、心の奥までつくものが欲しかったです。
映画を創りたいと訪ねたとき亡くなっていて、奥様から承諾をいただいたと書かれていました。
大場さんにも彼にも観てもらいたかったですね。
TBありがとうございます♪
2011/2/14(月) 午前 0:01
こんばんは〜
この映画を見に行かれたのね。。
先日、映画を見に行った時に紹介されていました。
きっと素晴らしい映画だろうなと思いつつ戦争映画はこみちさんの
いうように見るのに覚悟がいるのでまだ見に行ってません。
終わった後にじわっと感動する映画は好きですが戦争シーンが
苦手なんです。
でも目をそむけてはいけないことですよね。。
ホントは私も雪の日に映画に行く予定でしたが
電車がとまると困るので辞めました。
田舎の電車はすぐにとまってしまいます。
映画の紹介をありがとう.。・:*:・゚'☆♪
ぽち☆
2011/2/14(月) 午前 0:02
この映画は見ていませんが、戦争の中にあり、善悪、正義などというものはどこかに押しやられて、記録に忠実に再現されたことが、盛り上がりに欠けたというところかも知れませんね。
戦争は理不尽なものだと思います。人の心のどうしようもなく恐いところかもしれませんね。色んな意味で。
ポチ☆
2011/2/14(月) 午前 2:16
サイパンへダイビングで行ったときに
戦闘機がそのまま観光めぐりにあって複雑な思いだったよ。
海中にも沈んでるゼロ戦闘機も見てきたよ。
今ではリゾート地となってるけれど・・・まだ回収されないお骨もあるとか・・・
戦争を体験してないけれど2度と繰り返すことではないよね。
なのに今現在でも世界のどこかで戦争があるんだにゃ・・・
2011/2/14(月) 午前 11:08
こんにちわ〜素晴らしいエッセイに、素敵な友のコメント・・(´∀`)ポチん!
なぜか、今の時期が一番忙しい、仕事をしています。今夜もこれから一仕事です〜
2011/2/14(月) 午後 1:51 [ こもれび ]
KEIちゃん^^こんばんは〜♪
どちらかというと戦闘シーンはそんなにありません。
もうほとんど負けだから一掃するために残っている人たちを探している。だから追われる人たちの状況と葛藤と、人間ドラマになっているのかも。
こういう最後までみんなを守って使命を果たしてくれた人がいたって
わかったことがほんの少しでも悲惨な戦争の中の救い。
残虐ではないので観られると思う。
KEIちゃんはなにを観に行く予定だったのかな?
今度の土日は暖かいといいね。
今日はまた雨が降って来て寒かったね〜〜
ポチ☆ありがとう♪
2011/2/14(月) 午後 6:04
まこちゃん、戦争は人の心さえ変えてしまいます。
そうしないと生きていけなくなる。本当に理不尽で、その悲しみをどこにぶつけられるのかもわかりません。
もう返す力も無いのになぜ原爆を落とさなくてはいけないのかわたしにはいつまでも理解できないです。
すべて真実も見えないまま不穏な世の中になっていくのはたまりません。
☆ありがとう♪
2011/2/14(月) 午後 6:10
エミーちゃん、
私もサイパンと聞くと戦争としか結びつかなかったけれど、今は若い子たちには海の綺麗なリゾート地のイメージになるんですよね。
戦争の跡を目にしてきたんだね〜
竹野内くんもその当事の物があるってヒシヒシト感じてそれから撮影にのぞんだみたいです。
これはほんとうのことなんだよね。脚色されているところがあったとしてもほぼ記録に基づいて映画化されたんだと思う。
それを知ることも必要だし、平和であることがどういうことかを再認識することがだれにも必要だと思う。
だって、戦争はなくなっていないんだものね・・・
☆ありがとう♪
2011/2/14(月) 午後 6:17
こもれびさん^^
ありがとう♪
はい^^素敵な友が誇りにゃ^^
お仕事がんばってくださいね。風邪ひかないように!!
ポチをありがとう♪
あの日枝神社であったのがブログのお友だちでした^^
2011/2/14(月) 午後 6:20
僕はお正月明けから、大岡昇平の「レイテ戦記」上、中、下巻読み始め今下巻を読んでいます。
フィリピンのレイテ島も日本軍は悲惨な結末を迎えていますが、サイパンはそれ以降の戦争です。あれだけ負けつづけている戦争をレイテで止めていればサイパン、沖縄などで犬死をしないで済んだ兵隊や民間人が沢山いただろうにと思います。本当に一部の軍人達の為に日本人は理不尽な戦争を強いられましたね。
僕もこの映画を観てみたい、その前に本を読もうとしましたが、原作はどうやら発売されていないようですね。
勇敢に戦った大場大尉にポチ。
2011/2/14(月) 午後 10:54
BARONさん、こんばんは。
わたしの知り合いの先輩は毎夏テレジンだったか訪れていると聞いたことがあります。
サイパンを落とされてそこから日本へ爆撃機が何機も飛んでいった。
私たちが学校で習う戦争ははじまったところで終っていた気がします
なにを教えるかは難しい所もあるけれど、だからこそ目をつぶらずに
知ってみようとすることも必要です。
まだ記事はUPしないままで終っていますが『キャタピラー』も観ました。
『美しい島きりしま』も(タイトルの字は?)。
みんな戦争のもたらした物描いています。
いつも犠牲になるのは決まっています。
その人たちは自分で選んだわけではない、避けることも出来ず、逃げ出すこともできず、本心を口にすることもできず理不尽さの中で命をつなげることもできなかった。
日本が戦争をしていたことを知らない世代だってありそうです。
原作は今年文庫本で出たみたいなんですけど・・私も読んでみたいです。
2011/2/14(月) 午後 11:21