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古尾谷氏について問い合わせが有った機会に、既知の内容を取り纏めておきたい。
常陸国中世史において、古尾谷氏の存在および活動の実態は史料等の面からも非常に限定的に知られている程度であり、地元での伝承等の情報も考慮した上で考察していかねばらない。この辺は、よくある地方史研究の事情であるが。
■常陸古尾谷氏の本拠地
常陸国北郡大増郷(現:石岡市大増)と推測される。 石岡市大増の正法寺には、大増城主古尾谷隠岐守治貞により永禄2年創建された、
古尾谷氏の菩提寺との伝承があるという。
■古尾谷氏の発祥地
武蔵国入間郡古尾谷郷かと思われる。
■古尾谷氏の常陸国来住の理由
室町中期、常陸国北郡が山内上杉氏の所領になっていた事から、
山内上杉氏又は山内上杉氏家宰である長尾氏の家臣として、
常陸国北郡への入部を想定している。
事実、常陸国河内郡には、同じく山内上杉氏配下として、
信濃国臼田氏および美濃国土岐原氏が入部している。
又、臼田文書 文安3(1446)2.18 臼田政重宛憲景譲状にて、
北郡大増郷を含む所領の譲渡が記されており、山内上杉氏ないし長尾氏との
主従関係が推測される。
続く予定。。。。
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