|
笠間の六堂詣り(六堂巡り)
笠間地方でのお釈迦様の誕生日「花まつり」の日に、
地蔵菩薩 :
弥勒菩薩 : 笠間市石井の
薬師如来 : 笠間市来栖の
千手観音 : 笠間市片庭の 不動明王 : 笠間市福田の蓮台寺 (上福田不動尊)、
毘沙門天 : 笠間市笠間の花蔵院・多門院 、
多門天
の計6カ所をお参りする風習があるらしい。
笠間の六堂詣りというらしい。
六堂詣りを呼び掛ける徳蔵寺の岸野教司住職曰く
「1年以内に、身内を亡くした人がお参りする風習。
1人で回れば3年間続ける必要があるが、
3人以上で回れば1度の六堂詣りで済むと言い伝わっている。」
とのこと。
つまり、1年間喪に服す、新盆供養の一種と位置付けられようか。
昔は一日かけて歩いたそうだが、今は車で3人ほど乗り合わせて、一回で済ましたしますようだ。
茨城新聞の記事では
「それぞれの仏像背面に「時朝」の刻銘が残され、江戸時代に流行した六地蔵詣り(熊野明神信仰)の影響もあって、お参りする風習が生まれた」
と紹介するが、
六地蔵信仰は中世から存在するし、熊野明神信仰とは別物である。
上記の寺の持仏には「背面に「時朝」の刻銘が残されている。」とするが、
実際は、石寺弥勒堂弥勒菩薩立像、楞厳寺千手観音立像、岩谷寺薬師如来立像だけだ。
当地に残る伝承「笠間六体仏」伝承と江戸時代に流行した「地蔵信仰」が、
近世〜近代にかけて融合して土着信仰化したのが、六堂詣りであることを伺わせる。
笠間六体仏の伝承自体、
宝治元年(1247年)4月建立の石寺弥勒堂弥勒菩薩立像、
建長4年(1252年)7月建立の楞厳寺千手観音立像、
建長5年(1253年)7月建立の岩谷寺薬師如来立像、
のほか、現存しない3仏を加えた、不明瞭な総称するらしい。
お参りの行程は、1周にかかる総距離は約50キロで、移動時間は車で約1時間半はかかるらしいが、
地元笠間の人たちは近親者を亡くした近所同士乗り合わせて、六堂詣りするそうだ。
|
全体表示
[ リスト ]













