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2017年11月20日
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中世の狛犬。栃木と茨城、隣県でも結構違う。
現在の我々がよく目にする狛犬は、拝殿への参道沿いに備えている一対の石造像だろう。
本来、お祀りされている神様の神使という位置付けであるように、仏像や地蔵像のように一種の崇拝対象であったようだ。そのため、仏像と同様に、祈願として作成・奉納されたが、室町後期以降、石造狛犬の境内造立が増え、江戸時代になると、ほぼ現在のような石造狛犬が境内を守る形式をとる。
茨城県鹿嶋市・鹿島神宮には平安後期と推定される木製狛犬の他、多数の木製・陶器製の狛犬が保存されている。このことは、狛犬が奉納物として認識されていたこと、長い間、狛犬が奉納されていたこと、木製狛犬の内部に、陶器製狛犬が収められる事例もあること、などがわかっている。
①常陸大宮市 甲神社の木製狛犬(室町後期)
年代:戦国時代
②鹿嶋市 鹿島神宮の木製狛犬(鎌倉期)
茨城県内において、古代から有数の所領と宗教的権威を獲得した鹿島神宮には、
平安期以降、多数の狛犬が奉納されており、そのいくつかは宝物館で見ることができる。
③栃木県立博物館中世宇都宮氏展の鉄製狛犬(鎌倉中期)
鉄製であるとともに、和犬風狛犬という、珍しい特徴を持つ。
材質:鋳鉄製
年代:建治三年(1277)二月
背に「建治三年丁丑二月 吉田直連施入」の陽鋳銘
④ 筑西市羽黒神社 木造狛犬
茨城県指定文化財(彫刻)
年代:鎌倉時代後半
材質:ヒノキ
紙張り、胡粉下地処理に彩色・金泥塗りを施している。
⑤ 桜川市二所神社木造狛犬
茨城県指定文化財(彫刻)
年代:室町時代
材質:スギ ⑥ 常陸大宮市佐伯神社木造狛犬
常陸大宮市指定文化財
年代:大永4年(1524)
備考:表現形式が、香取型の陶器製狛犬に類似。
➡ 木造狛犬(もくぞうこまいぬ) | 常陸大宮市佐伯神社 ⑦ 木造狛犬 真岡市中村八幡宮
栃木県指定文化財
材質:ヒノキ
年代:14世紀中頃から末頃
備考:吽形の頭頂部に小穴がある。角穴だとすれば、獅子、狛犬の組み合わせ像である。
⑧ 木造狛犬 鹿沼市医王寺
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