常陸国中世史備忘録(常陸大掾氏と常陸府中)

常陸大掾氏や常陸平氏を中心に取り上げています。文献屋なので論文を書く資料として、特に面白くも無い古文書や史料を掲載していきます。

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旧三村の村社であった三村須賀神社祇園祭。三村地域最大のお祭り。
常陸府中を中心に勢力を保った常陸大掾氏の支城、三村城があった台地に所在する。

1954年(昭和29年)、新治郡三村が石岡市に合併されるまで、石岡市および旧高浜町とは恋瀬川および霞ヶ浦入り江を挟んで大概に位置する関係もあり、三村は幾分異なる文化要素を保持している。

例えば、三村須賀神社にしても、須賀神社系列の神社は、三村が接するかすみがうら市などに多いが
恋瀬川以北にはあまり見受けられない事も一つの事例になる。


三村須賀神社と三村城跡
イメージ 1



祭事スケジュール
7月21日(土) 午後1時から午後9時 ※午後1時、須賀神社にて神事執行
7月22日(日) 午後1時から午後9時 
※22日(日)午後9時前後がクライマックス!須賀神社石段での神輿が幾度となく戻される。


山車・獅子・出し物など
現在は、神輿、古道集落の屋台、水内集落の獅子、羽成子の獅子が出るようだ。

江戸時代の記録などでは各集落ごとに出し物があり、多彩だったことが分かっている
集落名 演目
吹上 ささら
諸士久保 みろく
古道 ひょっとこ屋台
後久保 獅子
城構内 獅子
長見寿 獅子
水内 獅子
正月平 獅子
坂井戸 大神楽
御前山 大神楽
今泉 ちんちこちん

現在では神輿が主になり、三村地区を二日にかけて回り、
最終日の夜に、三村須賀神社境内に戻るスケジュールとなっている。

三村須賀神社入口の石段
イメージ 2

三村須賀神社祇園祭の最大の見どころと言われるのが、
三村須賀神社入口での、神輿の押し戻しである。

若い衆が担ぐ神輿が三村地域を巡回し終えた夜、神社境内に戻るべく神社石段を登り始めると、
石段上部で待ち構えた年長組に押し戻されるスチームを幾度も繰り返す。

最期は、若い衆が年長組に神輿をともに担ぐよう請い願い、ともに神輿を境内に担ぎ込むストーリー。

村内の若者への通過儀礼とも思える儀式的な終演で、祭事を通して、日ごろの村への一体感、村行事への参加意識、そして、村の一員である自覚を再確認する場でもあった。

祭礼の神事的部分とは違う、祭事を担う者たちの現実的な事情をあらわに見ることができる稀な祭礼ともいえる。

個人的なことを言うと、
神輿を担いで石段を登るのはキツイし、推し換えられたら頭にくる。
年取ったら、石段で神輿を押し返すのもキツイと思う。




      
                       写真の手本帖/撮影地ガイド200   倶楽部) 芳賀 直子 (著)




       

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