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trekking 5 day 【kyanjin ri】

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trekking 3 day

山登り2日目。朝7時30分出発。
標高2440Mのrimcheから標高3330Mのlantangに向かう。
やはり川沿いの道をひた歩く。

道の感じとしては前日と変わらない。
ただ、2日で2000Mの高さを稼ぐので
昨日のような酷暑はない。それが少し歩きやすい。

10時45分、ghoratabelaで昼食休憩。少し長めの昼食休憩で12時に再びlantangに向けて歩き出す。

今回、僕が歩いているlantangエリアというのは山間の川を上流に向けて歩くコースだ。
川は東から西に向かって流れていて、その川を南北に山が挟む。
僕は川に対して北側の斜面のルートを延々川沿いに登っていく。
つまり、ここは川を山と山が挟んだ谷なのだ。

イギリスの探検家が「世界で最も美しい谷のひとつ」と紹介したlantang。
勿論、そんな話はネパールでtrekkingを計画するまで知らなかった。

話をもう少し戻せば、今回の旅行の行程にtrekkingはなかった。
本当の本当の最初の計画は【チベット、ネパール間陸路国境越え】だった。
計画を立てていくと、どうも、そのルートの途中にエヴェレストBCがあるらしいとわかったので
【エヴェレストを肉眼で確認】というのが追加された。4年前の話だ。
今回、旅行が決行に移せそうだと思った時、僕は労働基準法を無視した
異常な拘束時間の中にいた。こんな自慢にもならない話をしたくないのだが、
その時の僕は運動不足に悩んでいた。明らかにきつくなった腹回り、履けなくパンツ、
「太った人は自己管理が出来ない。自己管理が出来ない人は仕事も出来ない。」
これは少なからずとも的を得てると個人的には思っていた。
ただ、僕の思いとは別に僕は悪い方向に向かってノンストップで進んでいた。
運動への欲求は毎日少しづつ積もっていった。
それが、今回の行程に【trekking】という形で具体化した。
長時間の軽い有酸素運動が一番脂肪を燃焼する。trekking、完璧じゃないか!
3000Mを越える高地では酸素が薄いことも気づかない程、その時の僕は
trekkingイコール痩せるという響きにやられていた。

こんな動機だから、別にどの山が見たいということもない。
山が見たいとも思わなかった。長時間、気分良く歩ければ良かった。
ガイドを雇う際に、旅行会社から「何が見たいですか?」と聞かれたが
勿論、何かが見たいわけではないので答えられなかった。
言えたことは、「どのコースでも良いので、長期間を一番安く歩けるコースでお願いします。」だった。
結果、今回のlantangになった。

【続く】


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trekking 2 day

歩き始め初日。朝7時30分出発。
標高1460Mのsyabru besiから標高2440Mのrimcheに向かう。
川沿いのルートをひた歩く。
trekkingというと、お気楽なウォーキングをイメージしていたのだが、
標高を1日で1000M稼ぐのだから登山といって差し支えないと思う。
溢れんばかりの緑なのだが、暑さとガイドの僕を無視したハイペースに苦しまされる。
とにかく暑いのだ。寒かろうと思って持参していたヒートッテックのアンダーシャツが裏目に出た。
ミネラルウォーターをがぶ飲み。
中学生の頃、バスケ部の練習で先生の許可が出るまで水が飲めなかったことを思い出す。
夏の練習の時、風通しの悪い体育館で何時間も延々休憩なしで練習した。
途中からは「今日は何時位に水を飲めるのだろうか?」とばかり考えていた。
今思うと水分を欲しがる生理的欲求を制限するのは体罰に他ならないと思う。
倒れたらどう責任をとるんだ。危ないよ。
水分補給を徹底しながら11時、bamboo lodgeで昼食。
50分ばかりの昼食休憩の後、またひた歩く。
14時rimche着。ここのlodgeも太陽光発電パネルがある。
また、山の湧き水がホースで引かれており
滝のミニチュアのように、でも延々と力強く水が流れていた。
僕はホットシャワーを浴び、汗にまみれたアンダーシャツをその湧き水で洗い
斜面に干した。
僕のlodgeは山間の川を挟んである北側の斜面にあり、南側の斜面には
緑の木々で見えにくいが山の高い所に端を発している滝が
海の波のような音をたてて流れ落ちている。ところどころに、色づいた石楠花の花が
緑の斜面に一際目を引く美しさをもって咲いている。
東側は明日以降向かう方向であり、山が幾重にも重なり、頂に雲をかぶっているが
時折雲が流れれば白い雪と黒い岩肌のヒマラヤ山脈の一端が見える。
lodgeの西側は僕が上ってきた方向であり、出発地syabru besiに向かって景色は開け
太陽はゆっくりと沈み、西日が十分な時間をかけて僕の洗濯物を乾かした。
16時頃には僕にはもう何もすることもなくなった。
lodgeは谷の斜面なので、西の開けた方向から流れる川とは逆方向に谷を逆流する
強い風にさらされていた。
それは、いつも強く洗濯物が吹き飛ばされてしまうという程ではないのだが
持参した文庫本を落ち着いて読むにはいささか気になる強さだった。
そこでlodgeの中で夕食が出来るまでの時間本を読んでいた。
lodgeの窓は西の開けた斜面に面しており、沈む太陽のオレンジ色の光を
余すことなく取り込んでいた。
19時、ジャガイモを蒸かしてスパイスで味付けしたものと豆のスープとライスの
ネパール黄金の3点セット、ダルバードを食す。
20時過ぎ、早いのは分かっているがすることもないのでベッドに向かう。
食事をとっていたlodgeを出ると、trekking routeに黄緑色の小さな光が点滅している。
「こんな遅い時間にまだtrekkingをしている人がいるのか?危ないぞ。」と思うが、
その黄緑色の光は同じ場所で8の字を横にしたような線を描きながら
フラフラと漂っている。それがトレッカーのヘッドランプではないことはその時すぐに分かる。
光が近づく。少し前に見たことがある。ネパールにもいたんだ。
蛍だ。
僕の足元に落ちるように止まる。
蛍が生息するほど、ここの水は綺麗なのだ。そして、初めて間近でみた蛍は
とても小さかった。「蛍って小さいんだ。」

写真は、syaburu besi - rimche間にて、です。

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trekking 1 day

朝6時30分、タメルの僕のホテルにガイドのニマが迎えに来る。
外でタクシーを拾いバスターミナルへ。
7時30分発、syaburu besi行きのバスに乗る。
舗装とは無縁の悪路をサスペンションの悪いバスは進む。
夕方18時30分、syaburu besi到着。所要11時間。
trekkingの出発地点の町なだけに、山間の深い場所にあるのだが
ホテルには太陽光発電のパネルがありホットシャワーが出た。
ホテルの屋上からsyaburu besiの町を見回してみると
目に付くホテルにはみな太陽光発電のパネルがあるようだ。
太陽光発電パネルの普及率にはチベットでも驚かされた。
チベットでは「マネー、マネー」と求める、見るからに貧しい生活のテントでも
日中いそいそと太陽光発電パネルを出してきていた。
ここよりは生活が豊かであろうインドのそれなりのホテルでは
水シャワーしか出なかった経験があるので、これには驚いた。
山では贅沢言うべからずの登山の心意気を持って来ていたが
実に快適に過ごさせて頂いた。

写真は、HOTEL SKYにて、です。

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