心の隙間

ご無沙汰しています。

つれづれ

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全25ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

ゆくえ

どうなってしまうんだろう、この国は。
国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」が、開催後たった3日で中止に追い込まれた。理由は慰安婦の象徴となった『平和の少女像』などを展示していたことに抗議や脅迫が殺到し、安全が確保できなくなったからだという。
 
抗議のほとんどが、政府の意向に沿わない主張を感じさせるもの、「反日」的な作品展示に税金を使うのは許さないという考え方だ。
驚くのは河村名古屋市長や政府の公人がこの展示について批判して中止に追い込むことに加担したことに、それが当然だと思う人が多いという事実。
芸術監督の津田大介氏が言う【この数年、日本の美術館などの公共空間で広がる創作作品が、「政治的な内容」を理由に次々と閉め出される異例の出来事に注目し、一人ひとりの市民が考えるきっかけを提供することが目的の一つである。】の結果がこれであることに恐怖を感じる。
権力の政治的な見解から外れたものは、締め出し、排除、撤去、抹殺といったものになったら、それこそ表現の不自由どころか、全体主義の怖さを描いたジョージ・オーウェルの『1984年』のSFの世界が現実になってしまう。
流されてはいけない。煽られてはいけない。

イン・ザ・プール

奥田英朗の昔の小説にこんな題名のものがあった。
伊良部というハチャメチャな神経科医と依存症や妄想癖、強迫神経症に悩む人たちの話。
その中に、体調不良を改善させるために始めた水泳に嵌ったのはいいけれど、だんだんとプール通いがエスカレートして、一日一回泳がないと精神的におかしくなってしまう男が出てくる。
ある日、いつも仕事帰り行っている市民プールが休館日なのに泳ぎたいという欲求を抑えられなくなった男は、夜中その施設の鍵を壊して中に侵入する。そして一人プールで泳ぎ、やっと精神を安定させる。
精神の安定のために犯罪的な行為にまで及んでしまうプール依存症。
映画も観ていて、小説とごっちゃになっているので、たぶんこんな話だった程度の記憶だけど・・・
 
なぜこれを思い出したかというと、自分がこれに近いのでは?とふと思ってしまったから。
 
いま私は週ニ回のバレエレッスンと週一回の太極拳を続けているのだが、その他にフィットネスクラブにほとんど毎日通っている。
きっかけは膝の痛みの軽減のためのジム通いだったのだが、膝の痛みが治まってからも、ピラティスと筋トレと有酸素運動を組み合わせて一日二時間程度の運動が欠かせなくなった。
理由は、せっかく月謝を払っているのだから利用しなきゃもったいないというケチ心と、もしトレーニングを止めたらまた膝が痛くなるんじゃないかという恐怖心だ。
しかしだんだんエスカレートしてきた。 疲れていても具合が悪くても、一日でも休むと不安になる。
仕事や用事でジムに行けない日は空しさと罪悪感でどうしていいいかわからなくなる。
 
でも、トレーニングができない日があったとしても、なぜ罪悪感を覚えなければならないのだろう。
私はアスリートではない。企業の看板を背負っているわけでも、肥満の解消とかゴルフの上達のためとかの自己目標達成のためにトレーニングしているわけでもない。
それをしたからといって別段得することなんて何もない。
いうなれば、トレーニングすること自体が目的化してしまっているのだった。
 
これがトレーニング依存症なのだと気づいたのは、先日だ。
毎日のようにジムに行くと顔見知りになる人が何人もできる。特に挨拶しなくても、ああ来てるなという人たち。
ある日、仕事の関係でいつもとまったく違う時間帯にジムに行くと、その「顔見知り」に会った。
あれ?この人こんな時間にも来てるんだ、と思った。もしかして一日中ここに居たりして・・・なんて想像して、ちょっと異常なんじゃないかと思った。なんか他にやることないの?とか。
そしてその思いはそのまま自分に返ってきた。
 
調べたらあるある・・スポーツ依存症、筋トレ依存症、エクササイズ依存症などなど。
本当にエスカレートしていくらしい。
これらは、ストイックな自分に酔えるというか、アルコールやギャンブルやネットゲームに依存するより後ろめたさがない分、本人に自覚が生まれにくいという点に於いて、逆にタチが悪いのではないかと思った。
 
自己チェックしてみると、幸いなことに私はまだ初期症状みたいだ。
生活への支障、弊害というのはそれほと無い。
敢えていえば、家にいる時間が減り、家事がいい加減になり、読書時間が減り、ネットに向き合う時間が減り、芸能に興味がなくなり、人付き合いが悪くなり、お洒落をしなくなった。
ただ、これは弊害なのかどうかわからない。
数年前の仕事依存よりはマシなような・・・
 
それにしても、金子文子じゃないけれど、「何が私をこうさせたか」だ。
 
今まで生きてきた中で考えてみると、自分はけっこう何かに依存しやすいように思う。
いっとき憑かれたようにそれに嵌り、執着することがある。
それを依存と呼ぶとしたならばの話だけど。
逃げているのかな。何から?
 

以前とは違うこと

極めて個人的なことだが、あれ?こんなはずじゃなかったのに・・・と思うことがここ最近多くなった。
というか、以前とは違う自分に最近気が付き始めたと言うべきだろうか。
 
たとえば、朝起きてから出かけるまでの時間がすごく長くなった。
出かけるギリギリまで寝ていて、顔洗って髪梳かして、化粧はせず、ご飯も食べずに飛び出すまで10分も掛からなかった若い頃と比べるつもりはないけど、わずか数年前までは朝起きて出発まで一時間あれば、洗面と化粧、着替え、洗濯機を回して、コーヒー淹れて、簡単なお弁当を作って朝食も食べられた。
それが今では最低でも一時間半ないと同じことが出来ない。それですら余裕がないと感じる。
一体なにが違うのだろう。
 
それから、私の趣味のひとつに読書があるのだけれど、2週間に一度図書館から10冊本を借りることを習慣にしていた。速読なほうなので以前ならそのくらいはすぐ読んでしまって、その他に買ってきた本などを時間を見つけては読んでいた。
それが最近、その10冊すら2週間で読みきれずに返却することが多くなった。
老眼はそんなに来ておらず目が疲れるという実感はないのだが(そりゃあ若い頃のように12時間ぶっ続けで読んでも平気ってわけじゃないけど)、なんとなく読む気が起きないのは何故だろう。
読み切れずに返却しても、まるで手付かずでも、再度借りようという気が起きないのも変だ。
もともと乱読のほうだけど、最近ますます本の選択に一貫性がなくなっているのも自分で気になる。
情熱とか夢中になるという気持ちが薄くなってしまったんだろうか。
 
ちなみに最近読んだ本(手元にある分で、このうち半分は図書館から借りている)
・久世塾 久世光彦
・貧困の光景 曽野綾子
・静かな爆弾 吉田修一
・アメリカの鳥たち ローリー・ムーア
・惑いの森 中村文則
・帝国の慰安婦 朴祐河
・歪む社会 安田浩一×倉橋耕平
・歴史修正主義とサブカルチャー 倉橋耕平
・奥様は愛国 北原みのり・朴順梨
・日本の反知性 内田樹
・アート・ヒストリー 大野佐紀子
 
感想を書いてみたいという気持ちは、書かないにしろ以前はあったが、今は湧いてこない。
読みっぱなしでどんどん忘れていく。内容が酷なものが多いから忘れたいのかもしれない。
かといって楽しい本も読めなくなっている。じっくり味わう文学作品も読めない。
 
変わらないのは夜更かしの癖だけだ。

他人と暮らす

そのむかし、事情がある他人(家族以外の友人や知人)を 一定期間ではあるが、夫と私の家に住まわせていたことがあった。
一人で暮らすようになってからは、Bちゃんという若い女の子を家に置いていたこともあった。
Bちゃんはこのブログの日記にもしばしば登場させていて、他人と一緒に暮らす上での私自身の思いや悩みを綴ったりした。
 
それから10年経ち、また、ある専門学校に通うために九州から来たCちゃんという子を預かることになった。
どうしてそんなことになったのかというと、かつて私が何度も他人を家に住まわせていたのを知っている友人が、きよりはそういのが平気な人なんだという認識を持っていて、それならば・・・と相談を持ちかけてきたのがきっかけだった。
ほんとはそんなに 「平気」でもないんだけどね。 基本ひとりが好きだし・・・


OKを出したのは、現在部屋が一室空いていること、預かる子がもう成人しているしっかり者の女の子だと聞いたのと、「友人の彼女の友だちの教え子」という、あいだに何段階も入る赤の他人だからこその責任のない気楽さからだった。
アルバイトで生活費を捻出するというCちゃんにとって私の家は、多少気兼ねしたとしてもアパート暮らしをすることを考えたら格段に安い家賃で、しかも学校には徒歩で行ける距離というのが好条件だったろうし、私のほうもある程度のわずらわしさを覚悟しても家賃収入があることで生活が少しだけ潤うという、お互いの利害が一致したというのも大きい。
そして彼女が専門学校を卒業するまでのまる2年間、私が住む部屋を提供するかたちで一緒に暮らした。
 
私は下宿のおばさんの役目はできない、干渉するのもされるのも嫌い、平日は夜遅くにしか帰らない、お風呂や洗濯機やキッチンは自由に使っていいから私のことも気にしないで、と言っておいたので、二人の2年間の生活はとても順調に過ぎていった。
お互いの大雑把なスケジュールを把握しておくこと以外、決まりごととしてはたったひとつ。
突発的に夜11時を過ぎても帰れないときはラインで連絡を入れてもらうことだった。
いちおう私が「預かっている」という立場なので、そこは最低限の責任かと思ったのだ。
それでなんのトラブルもなかった。


時たま家にいる時間が合致すると、一緒にご飯を食べたりお喋りしたりして仲良くできた。
Cちゃんの明るい性格に加え、目標に向かって頑張る姿が日々の様子から伺えて好ましく思えたし、なんといっても若さというパワーは凄い。
一緒に笑い合っていると、このまま生きていていいのかという脅迫観念だけでワーカホリックになっていた私をその時間だけ正気に戻してくれた。
本当にその頃の私はちょっとおかしかったのだ。
もしかしたらそんな私に一石を投じようとして、友人はCちゃんを送り込んできたのかなと思った。
 


正直言って、Cちゃんが去ってひとり暮らしに戻れたときは心底ほっとして嬉しかった。
楽しく刺激的な日々ではあったけれど、やはり他人と暮らすことを煩わしく感じていたのだと思う。
けれども、Cちゃんという他人が来なかったら、自分は今もワーカホリックのままで精神を病んでいたかもしれないとも思い、結果として彼女を受け入れて良かったのではないかと考えている。
 


彼女は今、九州に帰って専門学校で学んだことを活かして仕事の幅を広げているが、毎年二度ほどこちらで研修会があるらしく、先日も「お世話になります。泊めてくださいね〜」とやって来た。
 
長い付き合いになりそうだ。
だんだん「他人」とは思えなくなるのかな。いやもうすでに思ってないかも。
考えてみたら夫だってはじめは他人だったのだ。
今も「身内」かどうかわからないけどね。
 

人の話に影響される

GWが始まった途端、肋間神経痛に襲われた。
肋間神経痛だと分かったのは、昼間にある女性から「肋間神経痛になって・・・」という話を散々聞かされていたからで、その日の夜に左胸に痛みが来て、ん?・・・と思っているうちに脇腹の一部に痛みが移り、息をするだけで痛いという症状が、その女性の話にそっくりだったからだ。
 
その女性は心筋梗塞の前触れじゃないかという恐怖心から病院に行き、いろんな検査を受けて、最終的に肋間神経痛と分かったと言っていたが、私もその話を聞いていなかったら、今まで感じたことのない痛みに、自分の身体が得体の知れない内臓系の病魔に蝕まれているに違いないと考えていたことだろう。
  

4年前に帯状疱疹になった時も、その数日前に、帯状疱疹で入院したことがあるという友人からその時の様子を詳しく聞いていたので、症状が出始めてから3日目に、これは完全にあれだ!と判断ができて、初期の状態で対処できたので大事に至らずに済んだ。
それでも夜も眠れないくらいの痛みを体験したし、完治に2週間くらい掛かった。
もし話を聞いていなかったら、市販の痛み止めの薬を飲みながらネットで医療関係の検索を繰り返したりして、見当違いな不安を募らせているうちに、もっともっと症状が悪化していたことだろう。そのくらいこの病気は初期治療が大事らしく、この段階で病院に来たのは的確な判断だったと医者に褒められたのだ。
 
 
というか私、人の話に影響されやすいのだろうか。
だとしたら、あんまり人の病気の話とか聞かないほうがいいのかも・・・なんてね。
 
幸いなことに、肋間神経痛のほうは連休の後半に風邪で2日半寝込んだら、風邪が治ったと同時にそれもほぼ治っていた。単に疲れが溜まっていたから出た症状だったのだろう。
 


ところで連休前半は友人が遊びに来たり、夫が帰って来たりしたので、時々強烈に襲ってくる神経痛の痛みに耐えながら、一緒に近郊の美術館巡りなどをしていた。
前の記事のメイメイ展もその内のひとつだが、伊那市中川村アートセッションで友人のガラスモザイク作品を見たり、岡谷でかつての製糸会社の経営者旧林家住宅や、イルフ童画館で武井武雄の常設展を見たりした。
田舎はどこものんびりしたもので、都会の祝新元号のバカ騒ぎみたいなことなど何もなかったし、天皇即位のお祝いムードもなかった。
 
ちなみに旧林家住宅では、職員から製糸産業経営者側の功績理論を30分間じっくり聞かされたので、家に帰ってから女工哀史の映画「ああ野麦峠」のDVDを観てバランスを取った。
 
とにかく人の話に影響されやすいみたいだから、対処の仕方も考えなきゃいけないのだ(汗)

全25ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.
kiyory
kiyory
女性 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について

過去の記事一覧

1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

いまならもらえる!ウィスパーうすさら
薄いしモレを防ぐ尿ケアパッド
話題の新製品を10,000名様にプレゼント
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!
いまならもらえる!ウィスパーWガード
薄いしモレを防ぐパンティライナー
話題の新製品を10,000名様にプレゼント

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事