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こっちの何かのビラで、
「環境に配慮して、生分解性(微生物が分解する)のワックスを使おう」
みたいこと書いてるのを見ました。
現在、たいていのスキーワックスは、鉱物油を原料としています。
スキーで雪の上を滑るのは、見方を変えれば、
雪の上にこの鉱物油を塗りたくる行為です。
これらは、雪が解けると川に流れ、水を汚すことになります。
だから、生分解性のものを使おうと。
なるほど、自然にとってはその方が良い。
しかし、生分解性とはいえ、環境に負荷があることには変わりは無い。
生分解性のものでも、その量が大きくなると、微生物の分解が追いつかなくなる。
かつて、そうして汚れた川や湖が沢山ありました。
それ以前に、そもそもスキーワックスなんて必要なのだろうかと考えました。
ごく簡単に言えば、スキーとは、
リフトに山の上へ運んでもらい、摩擦の少ない雪の上を、
重力に任せて滑り降りる道楽(競技)です。
スキーワックスは、スキー板と雪面の摩擦をさらに小さくして、
滑走性能を高めるものです。
そんなに滑走性能を高める必要があるのでしょうか。
実際にスキーをしている人々をみると、大きくなり小さくなりターンしています。
ターンは、方向を変えると同時に、スピードを落とす目的で使われます。
つまり、多くの人々にとっては、単に重力に任せて出るスピードでさえ、
早過ぎるのです。
何も塗らなくても、怖いぐらいのスピードが出るのです。
ましてや、滑っているのは自分だけではありません。
だから、しょっちゅうコントロール(要は減速)しなければなりません。
混雑して、滑走面積の狭い日本のスキー場だったら、なおさらです。
本当にワックスが必要なのは、
上級者コースを全速直滑降で滑り降り、それでもまだ
「スピードが足りない。」と言える人だけだと思います。
こちらに来てから、スキーワックスは全く使っていません。
今後も、国へ帰ってからスキー場へ行く場合も、ワックスは使いません。
この冬、No-Wax Ski(Snowboard)、いかがでしょうか?
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