役所バカ一代 t(-.-)y

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土木のこと

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設計CBRって?

道路の舗装を設計するときに、必ず、
「設計CBR」
という数値が出てきます。

この設計CBRって、何なのか?

分かりません。

なんて言ったら、
「そんなやつが道路の設計してんのか!」
って怒られますね。(^^;)

CBR(=Calfornia Bering Ratio)は、
昔カリフォルニアの土木技師が、
舗装の設計に使う、地盤や材料の強さを表すのに考えた指標です。
直径5cmのピストンで負荷をかけて、2.5mm沈んだときの荷重を、
標準的な荷重で割り算して、その比率%を言うようです。
なぜ%とかして、よく分からない数値を使うんでしょうか?

さらに、舗装の厚さの設計には設計CBRを使い、
アスファルト舗装の下に敷く路盤材(砂砂利みたいモンと思って下さい)には修正CBRを使います。
設計CBRと修正CBRでは、実験の仕方が一部違います。
なぜこんな違いを作るのでしょうか?

地盤の強さを測る方法なら、他にもあります。
たとえば、平板載荷試験。
橋の橋脚の基礎地盤なんかで使われます。
直径30cmの円盤に負荷をかけ、その沈んだ量とその時の負荷と面積から、
K30値ってのが算出されます。
これなんかは、単位面積・長さ当りの力ということで、わりに分かりやすいです。

要は、土の強さを測るには、
負荷をかけて沈み具合との関係を調べるってことなんです。

なんで、意味の分からんCBRなんて値を使うんでしょうか・・・。
どなたか、CBRについて分かり易く教えて頂けませんでしょうか?

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今回の三連休は、三日とも休んじゃいました。
昨日の夜には、持って帰った図面データを直したり、
金曜日の議事録作ったり(かなり込み入った話だったんで)してたんですが、
今日はやめです。(^^;)

で、今日は山歩きに行ってきました。

山の中にも、砂防・治山事業などで作られたものがあります。

一つ目の写真の右側。
ここ数年ボロカスに言われてる、コンクリートブロック積です。
しかし、十分時間がたてば、色は暗くなり、苔が生して、それなりに味のある風景になります。

二つ目の写真の奥。
コンクリート製の砂防堰堤があるんです。
真ん中の四角い部分から水が出ています。
風景に馴染み、違和感ありません。

コンクリートが悪玉のごとく言われてますが、
十分時間がたてば、このように自然の中に馴染みます。
まぁ、堰堤などで縦方向にせき止められると、お魚さんは困るでしょうが。

ここ数年で、「環境型・・・」「景観型・・・」と言われる製品が増えています。
しかしこれらは、たとえばブロックに起伏や石の模様をつけたり、
ブロック植木鉢みたいんをくっつけたりの製品がほとんどです。
キツい言い方をすれば、小手先だけの製品です。
こういう製品は、通常のコンクリートブロックの2倍以上の値段です。

「環境・・・」と言っておきながら、こういった製品が安易に使われるだけの工事が、
全国各地で行われてきました。
これについては、国土交通省もある程度反省し、各種ガイドラインなど作っています。

自然らしい景観を望むなら、時間をかけねばなりません。
便利さや安全さを望み、コンクリートを使うなら、
それによって失われるものも理解すべきです。

安易に早くに何でもかんでも求めるから、小手先だけのものが横行し、
それにぶら下がる政・官・業に儲けさせるだけの結果になってまうんです。

昔作られたものが石なのは、当時コンクリートが無かったからです。
室町時代のコンクリート構造物なんて、もしあったとして残ってたら、
さぞかし味のある姿を見せてくれることでしょう。
全国から訪れる観光スポットになってるかもしれません。

自然をコンクリートでガチガチに固めてしまうのは私も好みませんが、
何も目の敵にまですること無いと思います。

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土の裏側にコンクリート護岸があります。

私が河川課に配属になる前から、
「川に自然を」とかいうお題目のもとに、
環境型ブロックなる品物が使われていました。
それは何ぞやというと、要は、ブロック表面に石に似せた起伏や紋様をつけたり、
穴の多いコンクリート(ポーラスコンクリートと言います)を使ったブロックです。
(もちろん、ポーラスでも力学的に問題無い設計です。)

このブロックの植生機能については、疑問というか限界を感じていました。
それについて資材会社に尋ねたのですが、
最後まで満足な回答をもらえませんでした。

別に特定の資材会社をこき下ろすわけじゃないですよ。
このような資材全体に対して言ってるんです。

で、今度は自分が災害復旧の設計をする番になりました。
まず考えたのが、
「環境型ブロックなる品物は使いたくない。
 しかし、建前上、環境に配慮したよーな形を作らねばならない。」
でした。

普通の1(m2)平ブロックなら1枚4,000円のところが、
環境型ブロックを使うと1(m2)で1枚9,000円になります。

土砂を運ぶと、1(m3)当たり2,000円以上になります。

災害復旧工事は2カ所。
それぞれブロック張面積は、2,800(m2)と1,300(m2)です。
土は1,900(m3)と600(m3)です。

「特に土砂が溜まったわけではない。川の外へ運ぶ必要はない。
 護岸にかぶせれば、お望みの植物も生えるだろう。」

ということで、平ブロックの上に、土砂をかぶせる設計にしました。

植物にとっても良いし、土砂運搬の費用もかからない。
見かけは自然の(雑草の?)堤防だが、裏側にしっかり護岸がある。

である時、その現場が、査定官講習の教材になりました。
「土が流れてしまうのではないか。」
「それまでに雑草が繁殖するでしょう。」
私は元々、高いだけの環境型ブロックを使いたく無かっただけなので、
土が流れようが構わなかったんですが。(^^;)

設計までして、後任に引き継ぎました。

工事完成から1年半。
見事に草が繁茂しています。

エエもんキレイなもんを使えば、当然値段は高くなります。
自分が設計から関わるときは、
「いかに安く、そこそこのモンを作るか。」
をテーマに土木をやってます。

今工事をやってもらってる、ある業者さんが、
地元高校の土木科の生徒(2学年で約20人)に、現場見学会をやりました。
(そこの職員さんの多くが、その高校土木科の卒業生らしいです。)
自分もその様子を見たかったのですが、残念ながら都合がつきませんでした。

で後日、
「あれは好評でしたよ〜。」
と、そのときの高校生の感想文を持ってきてくれました。
皆さん7行以上、多い人は12行目一杯書いてくれていました。

「ヘルメットを・・・安全帯をつけて足場の上に立った時、
 現場の人になったように感じて少し嬉しかった。現場に出て働いてみたいと思った。」

「・・・最後にSさん(若い作業員さん)の話を聞いて・・・
 自分も早く親孝行できればと思いました。」

「・・・みなさんのように仕事を楽しく、誇りを持った作業員の人達のように、
 仕事についたらがんばりたいと思ってます。」

などなど。

うれしいじゃあありませんか。(^O^)
私なんぞ無駄に(?)大学に行ってフラついてから就職しましたが、
高校で土木科に進学した彼らは、15歳で人生の進路を決めたわけです。

15歳で立派な決断をした彼らが、自信と誇りをもって選んだ道を進むためにも、
先にこの道に進んだ自分たちが、しっかり気張らなアカンなぁと思いました。

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河川課で最初に引き継いだ事業の一つです。

(後から調べたことだが)そもそもこの事業の経緯は、
地元の人々が使い物にならないと思っていた土地を、
不動産屋が安く買い取り、別荘地を開発したことに始まります。
都会に住む人々は「景色が良い」から買います。
しかし、大雨で川の水かさが増したときのことなど知りません。
周囲は急斜面の山に囲まれていることも理解してません。
(見れば分かることだが)
さらに、別荘地からの出口は小さい橋一本だけ。
それで「川を改修してほしい。橋も架け替えてほしい。」
となったのが始まりです。

「そんなムシのいい話があるか。止めてまえ。」
・・・と言いたいところだが、そうはいきません。
対住民的にも言いにくいところですが、そもそも役所は変えるのが大の苦手。
大きな船と一緒で、慣性力が大きく、なかなか方向は変えれないのです。

で、前々任者(実は隣の席にいたオッサン)が作った設計がまたヒドかった。
設計コンサルタントに丸投げで何の思想も無い。
コンサルタントもレベルが低く、従来型そのまなの、おざなり設計。
やたらと「環境型・・・」とうたう製品を使う設計。
「製品会社に描かせたのか?」と疑いたくなるよーな設計でした。

・・・と思っていたのは、自分だけではなかったようです。
当時の河川課長もそう思っていました。

で、設計を変えちゃいました。

条件は、
(1)既存の設計と比べて、30%以上のコスト削減を目標とする。
 (出来るかどーか分からん中で、言い切って「出来なかった」では困るんで。^^;)
(2)現地にある石を活用する。
(3)新たな用地買収はしない。
などなど。

この設計は、県外の中堅コンサルタントと仕事しました。
「指名は県外コンサルにしてほしい。県内コンサルだったら意味が無い。」
との私の意見が聞き入れてもらえました。

JAPANレベルでやってるコンサルタントと仕事するのは初めてでした。
私の提案や疑問に対してもきちんと応えてくれたし、
いろいろ勉強になりました。

コンクリートかごに石を積め、その中にコンクリートを詰めました。
このコンクリートかごは、元々は石を積めるだけ用の製品ですが、
これにコンクリートを詰めれないかなーと思って、やりました。
当時はこのやり方は、実例が無かったと思います。
(川の流速とかを計算したら、石を積めるだけでは不十分だったんです。)
床止めの部分の魚道も、元設計ではコンクリート製品でしたが、
現地の石を使う設計に変えました。
別荘地部では既存の護岸を出来るだけそのまま使い、石での根っこ部の補強のみにしました。
などなと、設計までやってから、
(例のしょーもない公社へ)転勤になってしまいました。

で、出来た一部がコレです。
もう少し石部分が多くなるイメージをしていましたが、
これでも実際の工事は結構たいへんだったようです。
でも、値の張るコンクリートブロックを買ってするよりも、
そこそこ安くなりました。
時間が経てば、コンクリートかごの部分の色も暗くなり、
目立たなくなるでしょう。
現地の石を沢山使ったおかげで、土砂運搬もかなり減りました。

「川は下流から拡げる」のが原則なので、まだ別荘地付近までは工事してません。
順調に予算がついたとしても、あと5年ぐらいはかかるでしょう。

ちょうど見た日が大雨だったので、写真は濁流になってしまいました。
今度は水が澄んだ時に、特に床止めの魚道を見てみたいです。


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